高速道路に子猫が!
通報
2018年1月3日、新年早々、ニュージーランドのオークランド・シティの交通量の多いサウスウエスタン高速道路で子猫が1匹、車の間を右往左往しているという通報が入りました。
出動
その子猫が原因で交通事故が起きかねないと、すぐにオークランド・シティ警察が出動しました。
「子猫をなんとか捕まえないと、多重事故を引き起こす可能性がありました。」と警官は報道陣に話し始めました。
なんと子猫はたいへん多くの車が行きかう高速道路の3車線を走り回っていたのです。
高速道路閉鎖
子猫を捕獲するため、高速道路は一時閉鎖されました。
子猫は、警官たちが近づくと怖がって逃げまわりました。
新年早々、たくさんの交通量がある高速道路を閉鎖して、1匹の子猫と警官たちとの大捕り物が巻き起こったのです。
その結果、警官たちはなんとか子猫をドアを開け放して駐車していたパトカーの中に追いこむことができました。
車内でも
しかし、それで子猫の逃走劇が終わったわけではありません。
子猫はパトカーの車中でも、なんとか隠れようと必死で逃げ回っていました。
そして子猫はとうとう車の中から消えていなくなってしまいました。
警官たちが必死で子猫を探し回りましたが、どこにも姿が見当たりませんでした。
やがて、ダッシュボードの奥から子猫の小さな鳴き声が聞こえてきました。
でも、子猫の姿は見えません。
どうやら子猫はダッシュボードの奥の方へ入り込んでしまったようです。
救出
警官たちは、ダッシュボードを取り外すため、パトカーをメカニックに持ち込みました。
メカニックがダッシュボードを取り外してみると、子猫は暖房用のファンのところにはまり込んでいました。
命名
子猫が発見された場所が”マイオロー”という地名だったため、この子猫には”マイオロー”という名前がつけられました。
さんざん逃げ回ったマイオローはこうして無事に救出されました。
人間は怖くない
救出されたマイオローは、人間は怖くないんだということを悟ったようですぐになついたそうです。
現在、マイオローは元気にしているとのこと。
そしてすぐにマイオローの里親さんも見つかる事でしょうとオークランド・シティ警察は発表しています。
報道
このマイオローの新年早々の高速道路の交通を止めての警官との大捕り物となった救出劇のことは、メディアも取り上げました。
反響
更にマイオローの救出劇のことは、オークランド・シティ警察のフェイスブックアカントにも投稿されました。
現時点でイイね!超いいね!ウケるね!という反応は約1,700件を超え、シェアは260件を超え、コメントは300件を超える大反響が起きています。そのうちのいくつかをご紹介します。
「この子猫の救出劇の投稿を、4歳の息子に読んできかせると”警察官はすごくカッコイイね!彼らは何でも助けてくれるんだね!”とこの話をとても喜んで聞いていました。」
「誰かこの素晴らしいお話を子供たちの童話として書きませんか?」
「子猫を無事助けてくださってありがとうございます!」
「私たち家族は、最近、マイオローと同じ種類の愛猫を亡くしたばかりです。もし可能であれば、マイオローを私たちが引き取って育てますが、いかがでしょうか?」
「警察官の皆様は、素晴らしいご活躍をされたと思います!」
などなど、警察官が子猫を高速道路というたいへん危険な場所から無事救出したことを称賛すると声がほとんどでした。
そして中にはマイオローの里親になるという声も上がっていましたので、きっとマイオローには素晴らしい里親さんが決まることでしょう。
オークランド・シティ警察のフェイスブックページの投稿: https://www.facebook.com/AucklandDistrictPolice/posts/1173764486059888
※尚、この記事及び写真の掲載は、オークランド・シティ警察とコンタクトをとり、許可を得て行っております。