4年後に国境を超えて発見された猫
驚きのメッセージ
2017年3月、カリフォルニア州ワトソンヴィル在住のアシュリー・アレマンさん(21歳)の留守電にカナダの動物愛護協会からのメッセージが入っていました。
その内容は驚くべきものでした。
「あなたの猫が発見されましたのでご連絡下さい。」
実は、アシュレーさんの愛猫”ブーブー”は4年前に行方不明になっていました。そのブーブーが国境を超えたカナダで発見されたというのですから、驚くのも無理はありません。
迷子猫の体調は良好
アシュレーさんのいる場所からなんと約4,300キロも離れたカナダのオンタリオ州南部でブーブーは4年ぶりに無事発見されたのです。
しかも、ブーブーのコンディションは良好でした。
たぶん、誰かに世話をされていたのでしょう。
ブーブーは親切な人に保護されていた
ブーブーは外猫で、2013年に突然姿をくらましてしまいました。
その後、ブーブーは1度もアシュレーさんの元へ戻ってくることはありませんでした。
それから4年後、ブーブーは、オンタリオ州で迷子になっているところを親切な人に拾われ、地元の『ゲルフ動物愛護協会』に連れて来られました。
マイクロチップのお陰で飼い主へ連絡する事が出来た
同協会がブーブーを動物病院に連れて行き、マイクロチップのスキャンをしてもらったところ、反応ありで、それによってアシュレーさんの飼い猫であることが判りました。
ブーブーと飼い主の再会
アシュレーさんは、ブーブー発見の連絡を受け、大変驚き、そして喜びました。
すぐにカナダに引き取りに行きたかったのですが、アシュレーさんを始め、家族の誰もパスポートを持っていなかったため、同協会のスタッフがブーブーを車で米国ニューヨーク州バッファローまで連れて来てくれました。
そして、アシュレーさんの母親がバッファローまで飛行機で行き、無事ブーブーと4年ぶりに奇跡的に再会することができたのです。
ブーブーが遠くまで行ってしまった謎
ブーブーがどうしてそんな遠くで発見されたのかは、解明されていません。
もしかしたら、駐車していた長距離トラックに、うっかり乗ってしまい、その荷台で寝ているうちに、カナダまで運ばれてしまったのかもしれません。
確かに言えることは、その後、ブーブーは誰かによってちゃんとお世話されていたということだけでした。ブーブーの体調はすこぶる良好で、健康上のトラブルは一切ありませんでした。
もう二度と外には出さない!
ブーブーは2歳の時に行方不明になったので、発見された時は6歳になっていました。
アシュレーさんは、いくら待ってもブーブーはもう戻っては来ないと思ったため、その後別の猫を飼い始めたそうです。
ブーブーがその猫と仲良くなれることを祈るという事でした。
そして、今後は二度とブーブーを外に出したりはしないと最後に語りました。
ブーブーのニュース
ブーブーのことは世界中でニュースになりました。
最後に
ブーブーは、マイクロチップが装着されていたことで、無事、飼い主の所に4年後に戻ることができました。
猫は人間の言葉が喋れません。迷子になっても、名前はおろか、自分の家の住所も何も言えません。
もしも、マイクロチップの装着がされていなければ、今回のような奇跡的な再会はなかったわけです。
ゲルフ動物愛護協会のフェイスブックページ
Mystery @GuelphHumane: BooBoo turned in as a stray, staff read chip, found owner in California. Cat missing 3+ yrs, no idea how it got to ON pic.twitter.com/bWPSIddWUp
— Jeremy Cohn (@JeremyGlobalTV) 2017年3月29日