1. 爪切りを見ると逃げる
爪切りを敏感に察知
穏やかな様子で爪切りをさせてくれる猫ちゃんの動画を見るたびに、うちの子もこんなにおとなしく切らせてくれればいいのに~と思います。
猫の爪切りをご家庭で行う際に、猫ちゃんが嫌がって暴れてしまう子も多くいます。中には我が家のように「爪切りを手に取った瞬間に、四方八方へ逃げていく」という猫ちゃんもいるのではないでしょうか。うちの子だけでしょうか。
爪切りに抵抗感を持つ要因
爪切りをする時は
- 確保される
- 抱っこされる
- 手足を触られる
- 得体の知れない物(爪切り)
という、猫にとっては四重のガマンをしなければいけないため、爪切りがニガテな猫ちゃんは多いです。
爪切りに失敗して血管まで傷めたことがある子の場合は、爪切り=痛いという恐怖のイメージを持っていることもあります。野生の身を守る本能によって「アレを持ち出してきたらヤバいぞ」と察知するため、爪切りを見た瞬間に逃げてしまうのですね。
2. キャリーを見ると消える
キャリーには「病院=怖いこと」のイメージが強い
こちらも爪切りと同様、猫たちにとっては「ヤバいアイテム」と認識されていることが多くあります。キャリーバッグを見た途端にへっぴり腰になってしまったり、そろりそろりとどこかへ消えてしまうことはよくあります。「アレが出てきたら病院へ行くんだ」と分かっているのですね。
キャリーは常に出しっぱなしにして慣れておく
キャリーケースを普段から出しっぱなしにしていて、猫ちゃんがキャリーの中でもくつろいでいるという場合にはキャリーへの嫌悪感は軽減されます。
しかし、病院に行く時だけ収納から引っ張り出してくるという場合は「キャリー=病院=怖いこと」と認識が確定してしまいます。キャリーへの嫌悪感が強い場合には、ごはんやおやつをキャリーの中で与えるようにすると徐々に慣れていくことが期待できます。
3. ごはんを準備する音で集合
些細な音の違いを聞き分けている?
我が家にも食器は複数あるのですが、自分たちの食器が重なる音がした時にみんながキッチンへ集合してきます。他のお皿の重なり合う音よりも、自分たちのお皿の音の方が確実に反応するのです。
また、猫たちの食器がしまってある棚の扉を開閉する音にもよく反応します。猫は耳が良いので「この音がしたらごはんだ!」と覚えているのだと思います。
飼い主のルーティンを覚えているのかも
猫たちの腹時計はとても正確なので、ごはんの時間付近になるとソワソワとしてきます。しかし、あまりにもピッタリ決まった時間に与えると、どうしてもその時間に与えられない日にストレスを与えてしまうので、あえて彼らのごはんの時間はピッタリ決めていません。
しかし、彼らは私のルーティンを把握しているようで「この人が起きる→キッチンへ行く→食器の音がする→ごはん確定」という認識になっているのだと思います。
4. 出かける前に甘えてくる
アマノジャク的な猫ゴコロ
猫とは大変気まぐれなもので、自分が甘えたい時にはとても積極的に私に関わろうとしてきます。それがなぜか、私が忙しくしている時に限って…ということも多くあります。おそらく、私の注目が自分以外にあるとかまってほしくなってしまう、というアマノジャク的な気分があるのでしょう。
出かける準備の音や雰囲気で察知
そして、服のジップの音やバッグをゴソゴソして準備している様子で「出かけるんだ」ということを察知しているのだと思います。そのため、私がいざ外出しようと思っている時に限って、120%で可愛らしく甘えてきたりするのです。5分前行動ならぬ30分前行動くらいの余裕がないと、私はいつも遅刻ギリギリの人です。
まとめ
今日のねこちゃんより:チロル♂ / 10歳 / アメリカンショートヘア / 4kg
猫は気まぐれで自由に見えますが、結構飼い主の動向をよく観察して知っています。猫は安心安全を求める動物ですので、日常の中の「イレギュラーなこと」に大変敏感です。ましてや、その物事がネガティブなことと関連付いている場合には、猫たちは気配を消し霧散してしまうのです。
- 爪切りを見た瞬間に逃げる
- キャリーバッグを取り出すと消える
- ごはんを準備する音で集合する
- 出かける前に甘えてくる
このように、猫は特定の音や物とそれらに関連付く出来事を覚えていて、その音や物を感じた時に次に起こる出来事を察知することが多くあります。みなさんの猫ちゃんたちはどんな察知能力がありますか?