シャルトリューの子猫の特徴
ブルーの毛色
シャルトリューと言えば、青みがかった銀色の被毛が特徴で、「ロシアンブルー」「コラット」とともに「ブルー御三家」と呼ばれています。
シャルトリューの子猫も、もちろんきれいなブルーの毛色ですが、子猫の頃だけ薄い縞模様があらわれることがあります。「ゴーストカラー」といい、成長すると消えてしまいます。
しっかりした体型
シャルトリューの体型は、肩幅が広く胸が厚いがっしりとした体形です。シャルトリューは子猫の頃からしっかりした体型になります。胴体はがっしりしているのに対し、手足は細くて短いため「ジャガイモに楊枝を刺したような姿」と表現されることがあります。また、そういった体型のため、おもしろい動きをすることがあるようです。
子猫は体が小さい分、よりかわいく見えそうですね。
微笑んだような口元
シャルトリューの特徴は微笑んだような表情です。鼻が小さく、頬が発達していることで口角が上がっているように見えるため、微笑んでいるように見えます。シャルトリューの子猫も同じく微笑んでいるように見えます。
3種類の目の色
シャルトリューの目の色は、ゴールド、オレンジ、カッパーの3種類です。生まれて間もないシャルトリューの子猫の目は、キトンブルーといって青色をしています。
成長とともに変化し、生後2か月~3か月頃になると、子猫の目の色は青からゴールドなどへすっかり変わっています。
シャルトリューの子猫の性格
活発
シャルトリューは穏やかな性格ですが、子猫の頃は活発で好奇心旺盛、遊びが好きです。
優しい
シャルトリューの子猫は優しく、ケンカが少ない賢い性格でもあります。子猫の頃から人に触られることに抵抗がない子猫もいます。
しかし、親猫や育ってきた環境によっても変わります。
成長すると犬のように従順な猫になる
シャルトリューは、「犬のような猫」と呼ばれるほど従順な性格の持ち主です。子猫の頃から、飼い主さんに対して従順でいる子もいますが、活発な子猫も成猫になると大人しくなるとされています。
シャルトリューの子猫の飼い方
運動量が多い猫なので一緒に遊んであげる
シャルトリューは、運動量が多い猫で、遊びが大好きです。飼い主さんとおもちゃで遊んだり、キャットタワーなどで運動したりして、運動不足にならないようにしましょう。
体重は6kgになることもあるので、しっかりしたキャットタワーが必要です。注意したいのは、子猫はまだ体の発達が十分ではないため、激しい運動や遊びでケガなどをしないようにすることです。
程よい食事量にする
シャルトリューは、子猫の頃からしっかりとした体形のため、食事量は多めです。ですが、太りやすい体質でもあるため、子猫の成長に必要な食事量よりも多くなりすぎないようにするなどの注意が必要です。
多頭飼いも子どもとの相性もOK
シャルトリューは子どもとの相性も良く、嫉妬深い性格ではないので多頭飼育も可能です。子猫の頃から人に触られることが平気な子もいます。
こまめに被毛のケアをする
シャルトリューの被毛は皮脂が多く、汚れると体臭がきつくなるので、ひどいときはシャンプーが必要です。
また、被毛が厚く、高温多湿の環境では皮膚病や熱中症になる可能性があり、こまめにブラッシングしてあげる必要があります。
シャンプーもブラッシングも、子猫の頃から慣れさせておくと楽ですね。
遺伝的な疾患が起きやすい
フランスが原産国であるシャルトリューは、世界大戦によって個体数が激減してしまいました。猫種の復興のためにペルシャと交配したことで、ペルシャの遺伝性疾患が起きやすいとされています。
代表的なものが「のう胞腎」で、慢性腎不全となる病気です。治療法や予防法がありませんが、水分を多く摂ることが大切です。
子猫の頃から飲み水の容器を多く置くなど、水を飲む機会を多くしてあげましょう。
シャルトリューの子猫の価格
シャルトリューの子猫の価格は20万円~30万円ほどです。
子猫の価格というのは、猫種のスタンダードに沿っているか、どのような血筋か、見た目がよいか、月齢等によって左右されます。シャルトリューの子猫は何といってもブルー御三家の一種ですから、やはり価格も高めだと思っていいでしょう。
シャルトリューの子猫をお迎えする方法
ペットショップからお迎えする
店頭にシャルトリューの子猫がいることは少ないでしょう。ペットショップの系列店にいるか確認してもらうなど、相談が必要な場合があります。
ブリーダーからお迎えする
シャルトリューの子猫をブリーダーからお迎えする場合、信用できるところにしましょう。事前に連絡して見学をして、環境を確認したり、迎え入れる子猫を選んだりします。
飼育方法など、ブリーダーだからわかることを教えてもらいましょう。
里親になる
里親募集しているシャルトリューの子猫はめったにいないかもしれません。遠方に迎えに行くことにもなるので、事前に準備が必要です。譲渡になるまでにかかった医療費が必要になることがあります。
まとめ
手足が細く短く、がっしりとした体のシャルトリューの子猫は、とてもかわいらしいですよね。きれいなブルーの被毛や、微笑んでいるような表情はシャルトリューの子猫を魅力的に見せてくれますね。
シャルトリューの子猫をお迎えする方法は、ペットショップ、ブリーダー、里親となります。購入の場合、価格は高めとなることが多いです。
飼育は、運動量、食事量、被毛のケアが大事です。
子猫のうちから注意してあげましょう。