猫の雑種の種類10選と特徴
- 三毛猫(キャリコ)
- キジトラ
- サバトラ
- 茶トラ
- サビ
- ブチ
- 黒猫
- 白猫
猫の雑種の種類1:三毛猫
- 猫の雑種の種類三毛猫の性格は独立心が強く勝気
- 猫の雑種の種類三毛猫は日本人に馴染みのある猫
三毛猫は日本を代表する被毛パターンだといえます。江戸時代の浮世絵にも三毛猫は多く描かれており、はるか昔から日本人の間で親しまれている雑種の種類の中でも最もポピュラーで馴染み深い猫だと言えます。
白・黒・茶の3色入った雑種猫の種類である三毛猫は日本ではあまり珍しくないですが、世界では「キャリコカラー」と呼ばれておりとても稀少カラーだとして人気が高いのです。その性格は独立心が強く勝気な性格の子が多いのが特徴です。
猫の雑種の種類2:キジトラ
- キジトラは国内で多く見かける雑種猫の種類
- 雑種猫キジトラの性格:警戒心が強い猫、人懐っこい猫に分かれる
雑種猫でよく見かける種類のキジトラは、イエネコの祖先であるリビアヤマネコと近い毛のパターンを持つキジトラは、日本の雑種の中ではもっとも多い柄の猫といえます。
野良猫の中でもキジトラの種類はとても多いので、様々な場所で見かけることが多いのではないでしょうか。
雑種のキジトラの性格は、野生のリビアヤマネコと近い被毛パターンを持つためかとても警戒心が強い猫と、人懐っこい猫と、どちらかに極端な分かれ方をしている種類なようです。ただ警戒心の強い個体の場合も一度警戒心が解ければ人一倍甘えん坊になるのもキジトラの特徴ともいえます。
猫の雑種の種類3:サバトラ
- 雑種猫のサバトラは灰トラ、銀トラとも呼ばれる
- サバトラはキジトラと同じぐらい多くいる雑種猫の種類
- 性格は陽気、人懐っこい
- 警戒心が強い、神経質な性格の猫の種類もいる
猫の雑種の種類サバトラは、サバのようなグレーに虎のような黒い縞模様が入っているサバトラも日本の雑種猫の種類としては大変多い柄の猫です。
サバトラは他にも「灰トラ」「銀トラ」とも呼ばれ猫好きの間でも根強いファンが多い雑種の種類です。
そんなサバトラ柄の雑種猫の性格は、陽気で人懐っこい性格の猫と警戒心が強く神経質な猫どちらかに分かれます。陽気で人懐っこい性格はおそらく同じような被毛カラーと柄を持つ「アメリカンショートヘア」の遺伝子がどこかに入っているためではないかと言われています。
猫の雑種の種類4:茶トラ
- 雑種猫の茶トラの性格:甘えん坊
- 雑種猫の茶トラの性格:人懐っこい
- 雑種猫の茶トラの性格:温厚
- 雑種猫の茶トラの性格:平和主義者
茶トラとはきつね色の毛色と縦縞模様を持つ雑種猫の種類です。
日本人に爆発的な人気を誇り、よくよく考えてみたらあのCMの猫も、あの雑誌の猫も、ドラマの猫も茶トラだ!と気づいた人も多いのではないでしょうか?
そんな日本人に人気の秘密は見た目の可愛さだけではなく、甘えん坊で人懐っこく、温厚で平和主義者という性格です。特に茶トラは気が弱く喧嘩をわざわざ避けて通ることもあるようです。そんな平和を愛する雑種猫、茶トラに人気が集まるのも頷けます。
猫の雑種の種類5:サビ
- 雑種のサビ猫はパーティーカラーと呼ばれる
- 黒サビ:黒の割合が多い種類
- 赤サビ:赤の割合が多い種類
- 雑種サビ猫の性格:頭が良い、イタズラ好き
パーティーカラーとも呼ばれるサビ猫も雑種猫の種類の中では大変人気が高いです。
サビ猫の語源は鉄錆からきています。その語源通り被毛カラーは黒と赤が斑に入っており、黒のわりあいが多い場合は「黒サビ」赤の割合が多い場合は「赤サビ」と呼ばれ親しまれています。
その性格の特徴は、とにかく頭がよくイタズラが好きな性格の猫が多いことがあげられます。サビ猫のイタズラのバリエーションは豊富で部屋の扉を開けるのはもちろん、お腹が空いたら自分でご飯を探して食べてしまうそうです。
そんな頭のいいイタズラ好きなサビ猫は雑種猫の種類の中でも珍しく人気が高いのも特徴的です。
猫の雑種の種類6:ブチ
- 雑種の種類ブチ猫は白と黒の模様のある猫
- ハチワレ猫は縁起が良いとされている
- 雑種の種類のブチ猫の性格:警戒心が強い、内弁慶
ブチ猫は白色にところどころ黒色が入った模様を持つ雑種猫の種類です。ブチ柄猫は道端でもよく見かけるだけではなく、個性的な模様でSNSで話題に上がることも多い雑種猫の種類といえます。
例えばブチ猫の中でも頭頂部の毛が黒と白で別れ「ㇵの字」になっている猫ちゃんのことを「ハチワレ」と言います。ハチワレはその形が富士山の形をしていることから「縁起のいい猫」として猫好きの間で親しまれています。
ハチワレだけではなく、頭の上だけが黒で顔は白い姿が「オカッパ」のように見える猫や、白地に眉のあたりだけに黒の柄が入っているマロ眉を持つ猫ちゃんなども存在していて、雑種猫の種類の中ではもっとも個性的な柄を持っている猫種といえます。
そんな雑種の種類のブチ猫の性格は警戒心が強く内弁慶な性格の子が多いようです。そんな性格なので仲良くなるまでに少々時間がかかるかもしれませんが、慣れてくると甘えん坊になってくれる確率も高い雑種猫の種類なので頑張って猫ちゃんとのコミュニケーション時間を確保するとよいでしょう。
猫の雑種の種類7:黒猫
- 雑種の種類の黒猫は頭が良い
- 黒猫は不幸と幸運のシンボルで神秘的な種類
とてもフレンドリーで人懐っこい性格の黒猫は雑種猫の種類の中ではとても神秘的な猫として、日本だけではなく全世界で大人気な猫の種類ですね。
雑種の種類の黒猫は、かつてヨーロッパでは不吉の象徴と忌み嫌われている反面、幸運の象徴といわれている国もあります。どちらも迷信だと思われますが、そんな言い伝えが産まれるほど黒猫は全世界で神秘的な存在とされているのですね。
黒猫はその他にも大変頭のいい雑種猫の種類として有名で、「黒猫は人の言葉を理解している」と言われる程、聡明な一面を持っている猫種でもあります。
猫の雑種の種類8:白猫
- 雑種の白猫は気が強く、警戒心が強い
- 雑種の白猫は独占欲が強い性格
- 白猫は嫉妬しやすい
黒猫と対になる存在として人気な雑種猫の種類が白猫です。白猫がその真っ白な被毛がとても神秘的で、世界中から美しい雑種猫として人気が集まっている種類だといえます。
そんな雑種の白猫の性格はとても気が強く、警戒心が強いということがいえます。この警戒心が強い性格は野生の世界では白の被毛を持つ動物はとても目立つため動物の中でも警戒心が強い傾向にあることからきているといわれています。
確かに野性の世界では白はとても目立ちやすく、外敵から身を守るのも一苦労だったのだろうということは素人でもわかりますよね。
また白猫は独占欲が強く飼い主を独り占めしたがるだけではなく、嫉妬しやすい猫だともいわれています。しかし、そんな性格だからこそ雑種猫の中でも白猫が大好きだという猫好きが多い理由でもあります。
猫の雑種の種類9:長毛
雑種の猫の種類で性格の違いが出るのは何も柄や色だけではありません。被毛の長さでも性格に違いが出るといわれています。そんな被毛の長さが比較的長い「長毛猫」は比較的おとなしい猫が多いと言われています。
純血種でも被毛の長いペルシャやチンチラといった猫は大人しく運動をするよりも飼い主の膝の上でのんびりすることを好む個体が多いですよね?それと同じく雑種の種類でも長毛の猫はおとなしく物静かで温厚な猫が多いのです。
猫の雑種の種類10:短毛
短毛の雑種猫の種類の性格は活発で元気がいいということが言えます。その被毛が短ければ短い程活発になるのと同時に、短毛種の場合ほっそりした筋肉質タイプの猫は疲れ知らずでずっと動き回っているイメージがかなり強いです。
また大変甘えん坊な猫も多く、満足に甘えさせてくれないとイタズラをしてしまうこともあるようです。
猫の雑種の種類に長毛がいるのはなぜ?
純血種の長毛種は、突然変異した猫を人間の手で改良し長毛種の猫として作出した猫が多いのですが、雑種猫なのに長毛の猫を時々見かけますよね。
雑種猫で長毛の種類がいるのは「突然変異」
人間の手でわざわざ改良して作られた長毛種の猫が何故、雑種の種類で存在しているのでしょうか?答えは2通りあります。1つは長毛種の猫達の始まりと同じく「突然変異によって毛が長毛になった」ということ。
雑種猫で長毛の種類がいるのは『長毛の先祖がいるから』
そしてもう1つは「その雑種猫の祖先に長毛種の猫がいる」ということです。どちらの可能性も考えられますし、中には血統書がないだけでもしかしたらとっても高価な種類の純血種ということもありえるかもしれません。
いずれにしても雑種の種類で長毛の猫は祖先に長毛種の猫ちゃんがいた可能性が高いということが考えられます。貴方の長毛雑種猫も祖先をたどればペルシャやチンチラといった猫に行きつくかもしれませんよ?
雑種の種類の猫は飼いやすい?
雑種の種類は被毛カラーや柄、被毛の長さによって性格が異なるということをご説明しましたが、ズバリ雑種の種類の猫は飼いやすいのでしょうか?
雑種猫だから飼いやすい訳ではない
結論をいいますと、その猫の性格によっても違いますし飼い主となる貴方との相性もありますので雑種の種類だから飼いやすいということはできません。
雑種猫は遺伝子疾患が少ない
しかし、雑種猫は純血種よりも遺伝子疾患が少なく、病気をしにくい猫が多いのでそういう意味では飼いやすいといえます。
雑種猫は種類が多いので里親としてお迎えしやすい
さらに雑種猫は保護猫の里親として迎え入れやすく好みの被毛カラー、被毛パターン、さらに見た目や性格から選ぶことができるので運命の猫ちゃんに出会える可能性が非常に高いということがいえます。
日本の雑種猫は海外でも人気!
日本の雑種猫はその豊富な被毛パターンや被毛カラーが魅力的で海外でも日本の雑種猫は非常に注目を集めています。そんな雑種の種類の猫は家族に迎え入れる選択肢にいれるのはとてもおすすめだといえます。
猫の雑種の種類と純血種の見分け方
それでは最後に雑種の種類と純血種の見分け方をご説明します。
純血種類の特徴があるか
とは言ったものの、純血種と雑種の見分け方は「純血種と純血種の間から生まれていない猫」は雑種となります。つまりその純血種の特徴を有しているのか、いないのかで見分けるしか方法はありません。
血統書はあるか
もしペットショップなら純血種の場合、血統書が発行されている場合も多いので純血種がどうしても欲しい場合はその血統書が発行されるかどうかで確認しましょう。
雑種の種類の中には本当は純血種なのに、迷い猫となってしまったために血統書がなく種類もわからないので「雑種猫」として扱われる場合もあります。純血種と雑種の違いを一口にいうことは難しいといえますね。
もし雑種ではなく純血種の猫が欲しいなら、血統書付きの猫を信頼できるブリーダーから購入するかペットショップで購入するようにしましょう。
まとめ
- 三毛猫
- キジトラ
- サバトラ
- 茶トラ
- サビ
- ブチ
- 黒猫
- 白猫
- 長毛、短毛の雑種猫
雑種猫の種類10選をご紹介しましたがいかがでしたか?雑種の種類は意外にも多く個性や性格、特徴にも違いがあるのが印象的でしたね。
そんな雑種の種類を知っていればいざ雑種猫を迎え入れようと思った時も、どんな性格の猫か参考にできるはずです。また野良猫や猫カフェでも仲良くなるのに役立てられるかもしれませんね。
是非今回の雑種の種類10選を活用して愛しの猫ちゃんともっと仲良くなりましょう!
40代 女性 ここみ