スキフトイボブテイルの特徴
スキフトイボブテイルは世界最小
スキフトイボブテイルは世界最小の猫です。その特徴は大きさにあります。成猫でもオスが2kg、メスでは1.7kgほどにしかなりません。成猫でも子猫のような大きさです。スキフトイボブテイルの体重は、一般的な猫の半分ほどしかありません。鳴き声も子猫のような小さな声です。
スキフトイボブテイルの見た目の特徴
スキフトイボブテイルは硬めの毛質の短毛種の猫で、白っぽいベースですが、耳やしっぽの毛色が濃く、ぱっちりとした青い目をしています。
スキフトイボブテイルの胴は短めですが、肩幅があり、小さいながらがっしりとした印象です。しっぽがとても短く、数センチしかありません。このしっぽは「ポンポンテイル」と呼ばれています。
スキフトイボブテイルの誕生秘話
一見するとシャムネコのようですが、スキフトイボブテイルはもともとシャムネコから生まれた猫なのです。1980年代のロシアで、ブリーダーが拾った2匹のシャムネコを交配させると、小さな猫が生まれました。
拾った2匹の猫は、小さなメスとしっぽの短いオスだったのです。そこから繁殖が進められ誕生したのが、スキフトイボブテイルでした。
スキフトイボブテイルの寿命
スキフトイボブテイルの平均寿命は10~16年ほどで、一般的な猫と変わらないでしょう。室内飼いの方が長生きするといわれています。
スキフトイボブテイルの性格
甘えん坊
スキフトイボブテイルは甘えん坊で人懐こく、おっとりとした優しい性格をしています。一般的な猫は警戒心が強いというイメージがありますが、スキフトイボブテイルは警戒心がなく、構ってもらうのが大好きで、ひとりぼっちは苦手です。
飼い主が近くにいると、すり寄ってきたり、愛情表現をしてくれます。
活発
その反面、小さい体ながら好奇心が強く、元気いっぱいに走りまわります。スキフトイボブテイルは特に高い場所に登るのが好きです。
スキフトイボブテイルの母猫の性格
出産したばかりのスキフトイボブテイルの母猫は、知らない人に対しては警戒心を見せますが、飼い主にはそれほど警戒することがありません。飼い主に子猫を見せにくることがあるほどです。そこまで慕ってもらえると、本当にかわいいですよね。
スキフトイボブテイルの飼い方
留守番が苦手
性格的にも飼いやすいスキフトイボブテイルですが、新しい環境にも適応しやすく、すぐに慣れてくれます。ただし、人が好きで甘えん坊のスキフトイボブテイルは、ひとりぼっちになるのが苦手です。
スキフトイボブテイルはお留守番は得意ではありません。仕事などで家を空けることが多いと、ストレスをためてしまいます。留守がちな人には向いていないでしょう。スキフトイボブテイルにお留守番をさせた後は、たっぷり遊んであげるなどするといいですね。
運動出来る環境が必要
スキフトイボブテイルは高い所が好きなので、キャットタワーを置いてあげましょう。飼い主が大好きなので、勝手に遊ばせておくだけでなく、一緒に遊んであげるようにしたいものです。
元気いっぱいに動きまわるので、積み重なった荷物を崩されてしまったり、大切なものを壊されてしまったり、スキフトイボブテイル自身が怪我をしてしまうことも考えられます。スキフトイボブテイルがいる部屋は、いつも片づけておくようにしましょう。
スキフトイボブテイルの食事
世界最小のスキフトイボブテイルですが、運動不足や食べ過ぎで太ってしまっては、その体系を維持できません。平均体重が世界最小でも、生活によってはそれより大きくなってしまうことがあります。健康でいてもらうためにも食事管理には気をつけましょう。
スキフトイボブテイルのお手入れ
スキフトイボブテイルは短毛種なので、お手入れも楽です。週1回程度スキンシップを兼ねて、ブラッシングしてあげて下さい。
スキフトイボブテイルをお迎えする方法
ブリーダーからお迎えする
スキフトイボブテイルは、体が小さく、性格的にも飼いやすい猫ですが、頭数も少ないので、ペットショップなどではほとんど見かけることはなく、扱っていても完全予約がほとんどです。
スキフトイボブテイルのブリーダーから購入するとしても、値段も高く、時間もかかることでしょう。スキフトイボブテイルは体が小さいので、メスが一度に産める子猫の数が少なく、繁殖が進まないという理由からも、なかなか増えないのです。
スキフトイボブテイルをお迎えする時のお値段
人気が高まっているとはいえ、スキフトイボブテイルはまだまだ希少な種類の猫です。お値段は数百万円といわれています。日本国内ではまだ見かけることが少ないでしょう。
お部屋を整える
スキフトイボブテイルをお迎えするには、環境を整えておくことが大切です。好奇心旺盛で、元気いっぱい部屋の中を動き回るので、危険なものを置かないようにします。
スキフトイボブテイルは体が小さいので、狭い隙間に入り込んでしまうなんてこともありますので、隙間は塞いでおきましょう。上下運動ができるように、キャットタワーを置くといいですね。
まとめ
世界で最も小さな猫、スキフトイボブテイル。成猫になっても子猫のような小さな外見がかわいらしいだけでなく、人懐こくおっとりとして優しい性格なので、魅力的な猫です。
飼いやすく育てやすいスキフトイボブテイルですが、まだまだ出会うのは難しい面があります。それだけ希少な猫なのです。
メディアでもよく取り上げられるなど、知名度も高まってきていますので、これからスキフトイボブテイルに出会うチャンスが多くなることを期待したいですね。