猫と犬の餌にはどんな違いがある?食べさせても大丈夫?

猫と犬の餌にはどんな違いがある?食べさせても大丈夫?

「餌も似ているし大丈夫かな」と思って猫に犬の餌を食べさせたり、犬に猫の餌を食べさせたりしていませんか?似ている餌でも動物によって異なり、食べさせてはいけない場合もあります。どのような違いがあるのかについてご紹介します。

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猫と犬の餌にはどんな違いがあるのか

並んでご飯を食べる4匹の猫

「形も何となく似ているし」と思って、犬の餌を猫にあげたり、猫の餌を犬にあげたりしている方いませんか?

一見大丈夫なように感じますが、それぞれの動物によって「餌に違い」があります。

ここでは、まずその違いについてご紹介させていただきます。

栄養素

材料

犬と猫の餌の最大の違いが「栄養素」です。

ビタミンやミネラルなど、様々な成分が犬と猫の餌には含まれていますが、それぞれに動物合わせた適正量になっています。

猫は栄養素の合成や生成する機能があまりないために、多めになっていることがあります。

例えば、猫は自分で生成することができない「タウリン」や「ナイアシン」「ビタミンA」という栄養素が健康維持には欠かせませんので、キャットフードには多めに含まれている一方で、犬の餌にはタウリンは全く含まれていません。

また、リシンやビタミンD、ビタミンE、カルシウム、リン、カリウムなどは含まれていますが、猫よりも犬の餌の方が量が少なくなっています。

味覚

舌を出す猫

人間には甘味や酸味、苦味や塩味など、様々な味を感じることができますが、犬と猫はそれぞれ感じ取れる味覚が異なります。

猫の場合は、甘味を感じることはできず、塩味もほとんど分かっていません。

一方で犬は塩味を感じることができず、苦味もほとんど分かっていません。

ですから、それぞれの動物によって一番美味しいと感じ取れる味の傾向で餌を作っています。

原材料

肉やさかな

犬は基本的には肉食ですが、野菜や穀物なども食べる事ができる、肉食よりの雑食です。猫もお肉以外の物を食べる事ができますが、基本的に肉以外の食べ物の消化は苦手です。そのため原材料が犬と猫で違ってきています。

例えば犬の場合、お魚+お野菜のドックフードがありますが、猫の場合メインとなる原材料は肉や魚などの動物性たんぱく質になります。

猫に犬の餌を食べさせてもいいの?

ご飯を食べている子猫

猫が犬の餌を食べ続けてしまうと、自分で生成や合成ができない栄養素の不足を招いてしまい、病気になってしまいます。

犬の餌にはビタミンやミネラルが不足しています。そのまま猫がドッグフードを摂取し続けると、

  • 嘔吐や食欲不振
  • 結膜炎
  • 骨粗しょう症
  • 免疫力低下
  • 脂肪肝
  • 成長不良

など、様々な病気を引き起こしてしまう可能性があります。

このように栄養失調が原因によって病気を招くことはもちろん、タウリン不足により健康維持ができなくなってしまったり、失明をしてしまったりすることもあります。

すぐに栄養素が偏るわけではないから、「1日1回くらいは大丈夫」と言われていますが、あまりおすすめはできませんので、できれば与えないようにしてください。

犬に猫の餌を食べさせても大丈夫?

ご飯を食べるノーフォークテリア

犬と猫だと、猫の餌の方が使われている魚や肉が豊富なので、「愛犬がつい猫の餌を好むから与えてしまう」という方もいらっしゃるかもしれません。

犬が猫の餌を食べてもすぐに問題が出るわけではありませんが、猫の餌は嗜好性が高くなるように作られているため、犬がドッグフードを食べてくれなくなる可能性があります。また、犬と猫の必要栄養素はそれぞれ異なるため、犬が「栄養失調」になってしまう可能性がありますし、ビタミンやミネラルの過剰摂取によって、「腎臓病」などの病気になってしまう可能性もあります。

一度猫の餌を食べると、つい癖になってしまいそうですが、甘味を感じて美味しいと感じ取れるように、ドッグフードに果物を混ぜるなど対策をして、なるべく猫の餌を食べさせないようにしてあげましょう。

まとめ

ご飯を食べている犬と猫

犬と猫の餌は、「それぞれに含まれている栄養素の量」が異なるために、1日1回くらいは大丈夫だと言われていても、食べさせ続けてしまうと栄養失調になってしまったり、その他の病気になってしまったりすることもあります。

犬や猫の健康を考えると、それぞれの動物に適したフードを与えるようにするべきと言えるでしょう。