バーマンの子猫の性格や特徴、お迎えする時の値段や飼い方

バーマンの子猫の性格や特徴、お迎えする時の値段や飼い方

ミャンマーで聖なる猫として大切に扱われてきた「バーマン」。その美しく神秘的な外見が魅力的であると言えるため「バーマンを飼ってみたい!」と思われる飼い主さんも少なくありません。ここでは、聖なる猫バーマンの子猫の性格や特徴などバーマンに関する情報を様々ご紹介していきます。是非ご覧くださいね。

バーマンの子猫の特徴

バーマンの毛の色の特徴

ブランケットの上の4匹のバーマンの子猫

バーマンは、ゴールデンミストと呼ばれる淡いクリーム色の長毛と顔や耳、足や尻尾などの末端部分にグレーや焦げ茶色のカラーがあるのが特徴です。特にこの足のカラーは靴下を履いているように見えるため、前足を「グローブ」、後ろ足を「レース」と呼ばれます。

バーマンの体の特徴

また、バーマンは丸みのある顔に大きな耳があり、宝石のようなサファイアブルーの大きな瞳が、神秘さを際立たせています。そんなバーマンの子猫は産まれて暫くは全身が白く、生後6週間頃から特徴的な色や模様が現れてくると言われています。また、バーマンの子猫は被毛が柔らかく艶があり、子猫時代は運動量が多いとされます。

バーマンの寿命

そんな愛らしく神秘的なバーマンの平均寿命は、10歳~13歳くらいであると言われています。バーマンは肥満になりやすい体質もあるので飼い主さんが食事の管理を行い、バーマンが子猫の頃から体調に気を付けてあげることが長寿に繋がるとされています。

バーマンの子猫の性格

じゃれあう二匹のバーマンの子猫
  • 優しい
  • 甘えん坊
  • 寂しがり屋
  • 穏やか

バーマンの子猫の性格は「優しく、甘えん坊」です。どんな家族とも仲良くできるバーマンの子猫ですが、気に入った相手から離れない深い愛情を見せることもあるため、寂しがり屋な一面も存在します。また、バーマンは穏やかで優しい猫種であるため、大人になると人間の子供とも仲良くできる辛抱強さも持ち合わせます。

バーマンの子猫をお迎えする方法・費用

花と綺麗な瞳の二匹のバーマンの子猫
  • 里親:ワクチンや交通費など
  • ブリーダー:10万円~30万円前後
  • ペットショップ:15万~25万

以上の3つがバーマンの子猫をお迎えする方法と言えます。また、ブリーダーからバーマンの子猫を購入する場合の値段は約10万円~最高30万円前後、ペットショップからの場合は約15万~25万と言われています。

バーマンは珍しい猫種だけあって、購入場所や方法によって値段に差がありますが購入の際には必ず必要な費用についてリサーチしておくことも大切ですね。ここで、バーマンの子猫をお迎えする3つの方法について詳しく見ていきましょう!

里親でバーマンの子猫をお迎えする

  • ペットのおうち
  • ジモティー

などの里親の募集サイトを利用してバーマンの子猫の情報を得られますが。現在の日本でバーマンの子猫自体が少なく珍しい猫種と言えるため、里親になってバーマンの子猫をお迎えする方法には根気が必要です。バーマンの子猫が今すぐに欲しい!と考える場合は、専門のブリーダーを探す方が良いでしょう。

ブリーダーからバーマンの子猫をお迎えする

日本国内でバーマンのブリーダーさんがいない訳ではないのですが…、バーマンをブリーディングする専門ブリーダーさんは決して多くありません。このため、バーマンがペットショップの店頭で販売される機会はほとんどなく、「バーマンの子猫が欲しい!」という場合は、ブリーダーからバーマンの子猫をお迎えする方法が一番確実と言えるんですね。

また、ブリーダーからバーマンの子猫を購入する場合の値段は、約10万円~最高30万円前後とされています。これはバーマンの子猫の血統によって値段に差ができるため、子猫の予算を決めておくことも必要と言えます。

「ブリーディングしているカラーはバーマンシールブルーポイントのトラディショナルカラーをメインにしており、ライラックやチョコレートも産まれます。」

出典:http://soulmatedoll.com

日本でも珍しいバーマン専門キャッテリー「そうるめいとどーる」は、徳島県と高知県の県境にあります。
バーマン専門キャッテリー「そうるめいとどーる」が気になる方は、是非ホームページも併せてご覧くださいね。

「当キャッテリーの猫たちは全て海外からの輸入猫です。血縁の中には必ずチャンピオン猫がおり、病歴のない猫だけを厳選しております。」

出典:https://birman.koneko-breeder.com

緑豊かで陽当たりのいい広々とした猫舎で猫達がまったりと暮しており、子猫や親猫の健康面、衛生面には十分に注意してブリーディングをしています。子猫の健康状態はもちろん、全てのカラーのバーマンがいるのでいろいろなバーマンを見て、子猫を選びたい方におすすめのバーマンの専門ブリーダーと言えます。

ペットショップからバーマンの子猫をお迎えする

ペットショップからの場合は約15万~25万と言われています。しかしバーマンがペットショップの店頭で販売される機会はほとんどなく、「バーマンの子猫が欲しい」場合は、「取り寄せ」という形になることが多いと言えるほか、ペットショップでは値段の幅も大きくなるので、購入前に予算について話し合っておくことが大切です。

バーマンの子猫の飼い方

こちらを見つめるバーマンの子猫

バーマンの子猫を迎えたあと「バーマンの子猫はどんな風に飼うの?」とバーマンの子猫の飼い方について気になる飼い主さんも多いのではないでしょうか?ここで、バーマンの子猫の飼い方についても見ていきましょう。

バーマンの子猫は運動量が多い

バーマンは基本的に明るく活発な性格をしており、特に子猫時代は運動量が多いのでたくさん遊んであげることが大切です。また、飼い主さんとのコミュニケーションを喜んでくれるので、一緒に遊べるおもちゃなどを使って遊んであげると良いでしょう。

バーマンの子猫の食事管理

バーマンは中高齢になると運動不足で肥満になってしまう傾向があるため、子猫の頃からバーマンの食事の管理を行ってあげるのがおすすめです。

バーマンの子猫のケア

バーマンの子猫は成猫に比べて毛が短く、抜け毛は少ないですがある程度成長してくると抜け毛が出てくるので、ブラッシングでのお手入れは必要と言えます。

ただし、バーマンは長毛種でも毛質が「さらさら」しているため、毛玉になってしまうことが比較的に少ないと言えます。お手入れの目安は週に1~2度くらいで、ブラッシングを行ってあげると良いでしょう。

バーマンの歴史

横になってくつろぐバーマン

バーマンの原産国は現在のミャンマー「ビルマ原産」であると言われていますが、猫種として成立した歴史はいまだはっきりと分かっていません。しかし、9世紀から15世紀までの古代タイのクメール王朝時代に残されている記録には「バーマンによく似た猫がいた」と伝えられています。

20世紀初期当時はイギリスや中国がミャンマーの覇権を争って治安が乱れていたため、争いや強盗が絶えなかったと言われています。このときに、ミャンマーのビルマの寺院が何者かに襲撃を受けてしまい、寺院を守っていたフランス人兵士が僧侶と猫を助け出しました。

これにより、お礼として僧侶は聖なる猫として飼われていたオスとメス2匹のバーマンを贈呈したと伝えられています。

その後、フランスに運ばれた2匹のバーマンのうちオスのバーマンは輸送中に亡くなってしまいますが、メスのバーマンはこの時すでに妊娠しており、フランスで子猫を出産しました。

そして、産まれた子猫が最初のバーマンの基礎となり1925年フランスはバーマンを猫の種類として承認したとされ、その後イギリスやアメリカでもバーマンを猫の種類として承認しています。

猫と僧侶の物語が有名なバーマン

ビルマの山岳地方にあった「ラオツン」という寺院の高僧・ムンハに大切に飼われていた一匹の白猫がいました。寺には青い瞳を持つ黄金の女神像が祀られており、ある夜、盗賊に襲われてしまいます。

高僧・ムンハは強盗から女神像を守ろうとした際のショックで心臓発作を起こして亡くなってしまいますが、近くにいた白猫が大きな物音を立てて若い修行僧たちに盗賊の存在を知らせました。

駆け付けた修行僧たちによって黄金の女神像を盗もうとした盗賊を追い払うことができ、黄金の女神像は守られたとされます。そして、白猫は息を引き取った高僧・ムンハの体に飛び乗り、黄金の女神像そのものの姿へ変化したと伝えられています。

まとめ

ソファーで寝っ転がってこちらを見つめるバーマン

いかがでしたか?神秘的な伝説を残す「聖なる猫」バーマンの外見は女神像の面影を残しているのかも知れませんね。また、子猫の頃が大変愛らしいのにも注目のポイントです。

「優しく、甘えん坊」なバーマンの子猫はどんな家族とも仲良くでき、飼い主さんと遊ぶことが大好きなので一緒にいて飽きることはありません。

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