Instagramアカウント「lucatheo_bros」に、昨年末に保護された保護猫初(うい)ちゃんの、保護当初の様子をまとめたリールが投稿されました。
73.2万再生を突破したこのリールには、「初ちゃんに幸多かれ」「初ちゃん優しい人に出会えて良かったね」といった声があがりました。
奇跡的な縁で保護主さんと繋がった初ちゃん
昨年末、保護主さんの車の前を横切ったことで縁がつながり、保護された「初(うい)」ちゃん。年をとって衰弱していた当時の初ちゃんの様子を、保護主さんは「行くあてもなく、ただ空気に漂っているようだった」といいます。
そんな今にも消えてしまいそうな儚さをまとった初ちゃんの姿を見て、保護主さんは車の中に常備している保護セットで、急遽保護することを決意。保護主さんは、初ちゃんが入った捕獲器を持ち上げた時、そのあまりの軽さに驚いたといいます。
ひどい飢餓状態でした
その日はすでに年末休みに入っていたものの、保護主さんの連絡を受けてすぐに診てくれるという病院が見つかり、初ちゃんは検査を受けることに。検査を待つ間、保護主さんは初ちゃんの状態から、結果は良くないだろうと覚悟していたといいます。
しかし意外なことに、初ちゃんには深刻な病気や怪我はなかったそうです。脱水と貧血はあるものの重症というほどではなく、ただただ飢餓状態だったのだとか。
しっかりご飯を食べるお利口さんです
保護された直後からよく食べ、シャーシャーすることもなくご機嫌だったという初ちゃん。保護主さんに撫でられて気持ちよさそうに目を閉じている初ちゃんの表情には、ようやく訪れた平穏な時間への安心感がにじみ出ているようです。
保護当時たった1.8kgしかなかった初ちゃんの体重は、わずか10日で2.5kgに増加しましたが、執筆時点でご飯を食べることが難しくなってしまい、しばらく入院することに。初ちゃんの1日も早い回復を、強く願わずにはいられません。
このリールには、「毛艶がどんどん良くなっているのが目に見えてわかります。初ちゃん今までよく頑張ったね」「初ちゃんの運の強さで出会えた縁ゆっくり穏やかに過ごせますように♡♡♡」「涙でます。救って下さり、感動しかありません。また、一つ命が助かった!」「この出会いに感謝しかありません。本当に本当に心からありがとうと伝えたいです」といった、初ちゃんへの労りと保護主さんへの感謝のコメントが多数よせられています。
Instagramアカウント「lucatheo_bros」では、サラリーマンをしつつ個人でTNRやチャリティーグッズの制作・販売などの保護猫活動を行っている保護主さんの、愛と優しさに満ちた保護活動の様子をみることができます。
本記事でご紹介した初ちゃんは、2025年1月22日に保護主様の腕の中で静かに息を引き取りました。保護主様と共に過ごしたかけがえのない日々は、初ちゃんにとって穏やかで安心できる時間であったと信じています。初ちゃんの安らかな旅立ちを心よりお祈り申し上げます。
写真・動画提供:Instagramアカウント「lucatheo_bros」さま
執筆:Megumi
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。