オリエンタルバイカラーの歴史や特徴、性格と飼い方について

オリエンタルバイカラーの歴史や特徴、性格と飼い方について

体型と被毛にとても特徴があるのが、オリエンタルバイカラーです。細身でしなやかな体つきに、珍しい模様。そんなオリエンタルバイカラーの歴史や特徴、性格と飼い方についてご紹介します。

オリエンタルバイカラーの特徴

歩き出すオリエンタルバイカラー
  • オリエンタルバイカラーとは白の斑点を作る遺伝子を持っている猫の事
  • オリエンタルバイカラーは白の斑点が体全体の3分の1あることが条件
  • オリエンタルバイカラーの平均体重はオスで3kgから5kg、メスで2kg~3.5kgほど

オリエンタルバイカラーの被毛の特徴

オリエンタルバイカラーという猫種は、白の斑点を作り出す遺伝子を持っているオリエンタルタイプの猫、全てを指します。この白の斑点を持っているということが、オリエンタルバイカラーとして分類される一番の特徴と言えるでしょう。

オリエンタルバイカラーとして認められるためには白の斑点があることが条件で、理想は斑点が体全体の3分の1あること、と言われています。被毛の色については、サイアミーズとオリエンタルで認められている全てのパターンが、オリエンタルバイカラーにも公認されています。

模様の現れ方には特に条件はなく、猫によって様々な現れ方があります。白い部分が現れるのは、お腹や首、手足などが多いようです。白地の多い三毛猫色や白黒ブチのサイアミーズ、といった感じでしょうか。

オリエンタルバイカラーの体格

オリエンタルタイプとは、猫の体型の分類です。胴体も手足も細くて、体型は細身、全体的にしなやかな体つきをしています。尻尾も細長くてしなやか、鞭のように見えます。平均体重はオスで3kgから5kg、メスで2kg~3.5kgほどとなっており、サイアミーズと同じく、猫としては少しだけ軽めと言えそうです。

オリエンタルバイカラーの顔の特徴

顔が小さくて逆三角形のようになっており、耳は離れ気味についていて、大きめとなっています。オリエンタルバイカラーの目の形はつり上り気味のアーモンド型で、鼻筋が長く幅があり、目から鼻先までの距離が長いため、口は小さく見えます。

オリエンタルバイカラーの目

目の色は、グリーンが最高とされています。オリエンタルバイカラーのカラーポイント種は、目はブルーでも良いとされています。カラーポイントとは、鼻の先、耳の先、手足の先などの色が濃くなる毛色のパターンを持つものを言います。

子猫時代を過ぎても青い目を持った猫は、白猫とポイントカラーの猫、そして1991年に公認されたオホサスレスという猫だけと言われています。

オリエンタルロングヘアー

また、オリエンタルロングヘアーという猫がいますが、オリエンタルショートヘアーの育種過程で生まれた猫の種類です。オリエンタルロングヘアーの毛色は、ポイントカラーを除いたすべての被毛の色が認められています。

オリエンタルバイカラーとオリエンタルロングヘアーは、被毛の色から区別できると言うことになりますね。オリエンタルバイカラーには短毛も長毛もいますが、短毛の被毛は柔らかく、光沢があります。長毛はシルクのような滑らかな手触りをしています。

オリエンタルバイカラーの性格

振り向くオリエンタルバイカラー

オリエンタルバイカラーは、よく人に懐き、遊ぶのが大好きな性格です。細い体ではありますが活発に動き回りますので、子供がいる家庭でも飼うことができるでしょう。よく鳴き、遊んで欲しいとかお腹が空いたなど、鳴くことで飼い主にアピールして来ます。

サイアミーズも良く鳴きますので、性格を受け継いでいると言えるでしょう。猫らしくわがままな所があり、飼い主によく甘えて来ますが、自由に行動する傾向が強いでしょう。

オリエンタルバイカラーの飼い方

座っているオリエンタルバイカラー
  • オリエンタルバイカラーは甘やかし過ぎないようにする
  • オリエンタルバイカラーが運動できるような環境を作る
  • オリエンタルバイカラーのブラッシングは週に1度程度

自己主張が強く、さらに甘えん坊といった性格ですので、甘やかし過ぎには注意です。要求が通るまで、大きな声で鳴き続けることもあります。その度に言うことを聞いていると、さらにわがままになって、鳴くようになります。

人懐っこく賢いので、わがままに気をつければ、とても信頼し合える関係になれます。

よく遊びますから、キャットタワーやおもちゃを置いて、遊べるスペースを広くとってあげましょう。出来れば毎日10分ほど、猫じゃらしなどで遊んで、飼い主さんとコミュニケーションを取ることも大切です。ブラッシングのお手入れは、週に1度程度を目安に、猫の様子を見て行いましょう。

オリエンタルバイカラーの歴史

オリエンタルバイカラーは、1979年にアメリカで作り出された猫です。

サイアミーズとバイカラーのアメリカンショートヘアーを交配させて、生まれた中で最も綺麗なバイカラーを持つ子猫を、さらにサイアミーズまたはオリエンタルの猫に掛け合わせて生まれました。

バイカラーとは、2色という意味のことです。猫の被毛についての分類では、全身における白の割合が40%以上60%未満の状態である猫のことを言います。

オリエンタルのボディタイプで、バイカラーの被毛、ということから、オリエンタルバイカラーと呼ばれます。被毛の長さは短毛も長毛もいます。模様もあらゆるものが認められています。

1983年には、純血種と家庭猫の世界最大の血統登録機関であるTICA=The International Cat Association に公認されています。

オリエンタルバイカラーのまとめ

あくびするオリエンタルバイカラー
  • オリエンタルバイカラーとは白の斑点を作る遺伝子を持っている猫の事
  • オリエンタルバイカラーは白の斑点が体全体の3分の1あることが条件
  • オリエンタルバイカラーの平均体重はオスで3kgから5kg、メスで2kg~3.5kgほど
  • オリエンタルバイカラーを飼う時は甘やかし過ぎないようにする
  • オリエンタルバイカラーを飼う時は運動できるような環境を作る
  • オリエンタルバイカラーを飼う時、ブラッシングは週に1度程度行う
  • オリエンタルバイカラーは人懐っこく良く遊ぶ性格

オリエンタルバイカラーは、サイアミーズに似た体つきと、白い斑点があるという珍しい被毛の特徴を持つ珍しい猫です。日本ではまだまだ珍しく、なかなかペットショップでは見かけられないでしょう。

海外から買うか、ブリーダーさんから手に入れるかということになります。珍しい猫になりますので、15万円以上はすると考えられます。

平均寿命は14年ほどと言われていて、他の一般的な猫種の15年前後いうものより、少しだけ短い傾向にあるようです。さらに一般的な猫よりも、各種の病気にもかかりやすいと言われていますので、気をつける必要があります。

わがままだったり、鳴き声が大きかったり、しつけでは治らない部分があるかも知れません。生まれ持ったオリエンタルバイカラーの性格ですので、一緒に暮らす時には覚悟した方がいいかも知れませんね。

飼い主さんにはとても懐くと言われていますので、猫らしい性格と珍しい見た目を楽しみながら、健康に長生きさせてあげましょう。

投稿者

40代 女性 かなこ

オリエンタルバイカラーは、猫ちゃんのイベントで始めて見ました。
とても、体が細くて驚きました。でも活発で走り回っていたので見ていて面白かったです。
小さな子供がいるお家でも飼いやすいみたいで、安心しました。甘やかさないようにしないといけませんね。穏やかな性格が、いいです。体の斑点が珍しいですね。

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