エイジアンという猫の特徴や性格、値段から飼い方まで

エイジアンという猫の特徴や性格、値段から飼い方まで

エイジアンとは、一体どんな猫なのでしょうか。品種についてや、その歴史、特徴などについてまとめました。また、エイジアンを迎える為の方法や飼い方についてもご紹介します。是非、参考にして下さいね!

エイジアンの特徴

バーミラ

エイジアン(Asian)とは、1981年、オスのチンチラとメスのバーミーズの間に生まれた子猫達をもとに生み出された猫の亜種の総称の事をいいます。

イギリスの猫登録団体GCCFにて、「エイジアングループ」として扱われています。現在、エイジアングループは被毛の特徴によって下記の5つに分類されています。

エイジアングループの猫①バーミラ

2匹のバーミラ

一番最初に品種として確立されたバーミラは、シルバーやクリームの被毛をベースに、毛先の半分から4分の1に、ライラックやブラック等の別の色が入っている被毛を持ちます。

エイジアングループの猫②スモーク

茶色の猫

シルバーのアンダーコートに、ブラックのトップコートが特徴で、これらの組み合わせによって被毛全体にスモークが掛かっているように見えます。

エイジアングループの猫③セルフ

黒い猫

セルフは、1本の毛に他の色が混じらない、単色の被毛で成り立ちます。毛色にはブルーや、ライラック、チョコレート、ブラック等があります。ちなみに、真っ黒な被毛を持つボンベイは、このセルフに属するとされています。

エイジアングループの猫④タビー

タビーの猫

タビーは、ティックド(1本の毛に3~4色の縞模様)・スポット(斑点)・マックレル(サバ柄)・クラシックの4種類に分類されます。

エイジアングループの猫⑤ティファニー

ティファニー

毛柄や色に指定はなく、セミロングの被毛が特徴となります。つまりは、バーミラの長毛種という事になります。エイジアンセミロングと呼ばれる場合もあります。

エイジアン全体に共通する特徴としては、ふんわりと丸みのある体型にスラリと長い手足、しっぽは真っすぐに長いところです。

またエイジアンは、意外にも筋肉質で引き締まった体をしていますが、平均体重は成猫で3キロ~6キロとされており、一般的な中型猫と比べると細身であると言えます。

瞳はイエローで、瞳をアイライナーで囲ったように濃い毛色が生えているのも特徴の一つです。

エイジアンの歴史

バーミーズ

起源となった子猫達は、偶然様々な特徴を持った被毛を持って生まれました。この子猫達をブラウン以外のバーミーズの品種として確立しようと画策されたのが、エイジアン誕生のきっかけだったと言われています。

エイジアングループは、バーミラ・スモーク・セルフ・タビー・ティファニーの被毛を持つ猫で構成されていますが、これらの中で、まず一番最初に生み出されたのがバーミラでした。バーミラは、1985年に新猫種としてGCCFへ登録されています。

エイジアンは確立した品種ではありませんが、1997年には品種の確立に大きく貢献したロシアンブルーのブリーダー、ミランダ・フォン・キルヒベルク女史の他界を機に、エイジアン協会(The Asian Cat Association)が発足されており、この団体は2001年にイギリスの猫登録団体GCCFに加盟しています。

エイジアンの性格

バーミラ子猫
  • エイジアンは愛情深い性格
  • エイジアンは活発な性格
  • エイジアンはお茶目な性格
  • エイジアンは穏やかな性格

エイジアンは、その上品で高貴な見た目とは裏腹に愛情深く、活発でお茶目な性格をしていると言われています。また、飼い主さんに構ってもらう事が大好きで、とにかく甘えん坊で構ってちゃんな一面もあるようです。

穏やかな性格をしている事が多い事や、褒めてもらう事が好きという一面も持ち合わせている事から、しつけも比較的楽だとされています。

エイジアンの飼い方

バーミラ

エイジアンが暮らすのに向いている環境

エイジアンは冒険が大好きで、家の中を探索する事を好むとされている事から、エイジアンと暮らす為にはなるべく広いスペースが必要となりそうですね。また、車のクラクション等の騒音を嫌う為、都会暮らしよりも田舎暮らしが向いているとも言われているようです。

エイジアンの鳴き声

エイジアンに田舎暮らしが向いていると言われる理由には、「鳴き声」も関係しているようです。と言うのも、エイジアンは大きな声でよく鳴く個体が多いようなのです。もちろん個体差はありますが、集合住宅での暮らしはあまり向いていないかもしれません。

エイジアンの被毛のお手入れ

エイジアンの被毛の手入れに関しては、撫でているだけで光沢が出る毛質の為、ネル生地のタオル等で優しく拭いてあげるのがいいようです。

しかし、換毛期はもちろん、日頃も抜け毛を放置すぎると毛球症になってしまう可能性もありますので、週に1回~3回はブラッシングを行いましょう。

エイジアンがかかりやすい病気

また、エイジアンは基礎となっているチンチラ(ペルシャの一種)による遺伝性疾患を発症する可能性があります。

多発性のう胞腎や、肥大性心筋症等の先天性疾患は症状が少なく、発見が遅れる場合があります。定期的な健康診断で愛猫の健康を守りましょう!

エイジアンの値段や猫舎

バーミラ成猫

残念ながら、国内でエイジアンを取り扱うペットショップや、キャッテリー、ブリーダーを見つける事は難しそうです。しかし、イギリスのブリーダーに直接問い合わせする事でお迎えできる場合もあるようです。

価格については、海外ブリーダーのホームページで、エイジアングループの子猫情報がアップされていた事もあったようですが、値段を確認する事は出来ませんでした。

生体価格は20万円以上と予想されていますが、海外ブリーダーからエイジアンをお迎えする場合は、生体価格以外にも様々な費用が必要となります。予算に余裕を持って、お迎えするようにしましょう。

また、エイジアンの海外ブリーダーを見つけるのが難しいという場合は、エイジアン協会(The Asian Cat Associationへ直接問い合わせしてみるのもいいかもしれません。

しかし、日本語への対応はしていないようです。なかには、フェイスブックを利用して、エイジアンのブリーダーを探している方も居るようです。

まとめ

バーミラ全身
  • エイジアン(Asian)はチンチラとバーミーズミックス猫の亜種の総称
  • エイジアングループの猫はバーミラ、スモーク、セルフ、タビー、ティファニーの5種類
  • エイジアンは愛情深く、活発でお茶目な性格
  • エイジアンは穏やかな性格をしていることも多く、しつけも楽
  • エイジアンは大きな声でよく鳴く子が多い
  • エイジアンは海外からお迎えする事になる
  • エイジアンの生体は20万円以上する

エイジアンの特徴や歴史、飼い方等をご紹介しました。私自身、バーミラという品種は知っていましたが、エイジアングループという総称はつい最近まで知りませんでした。日本ではまだまだ見かける事が少ない品種ですが、とても魅力的な品種なので今後も注目したいですね♪

投稿者

40代 男性 しげる

エイジアンは、田舎暮らしが向いているのですね。
都会よりも、田舎に住んでいる場合に飼うといいかもしれませんね。穏やかで賢く人懐っこいのが、特徴らしいですね。集団生活も得意みたいなので、多頭飼いにむ向いていますね。大きな家をもてあましていたら、この猫ちゃんをたくさん飼いたいですね。ごはんも、たくさん食べてくれそうですね。カリカリの他、野菜なんかもトッピングしてあげたいですね。

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