モハーベスポッテドの特徴
- モハーベスポッテドは斑点が特徴
- モハーベスポッテドは腹ひだのたるみが特徴
- モハーベスポッテドは指が多い個体も多い
- モハーベスポッテドのしっぽは短めか全くない
- モハーベスポッテドはベンガル、アビシニアン、ポリダクティルキャットの血が入っている
モハーベスポッテドは、「モハーベデザートキャット」と呼ばれていた野生猫の絶滅を阻止する為の保存計画によって繁殖、交配されてきた希少種です。主に、ベンガル、アビシニアン、ポリダクティルキャットとの交配が行われてきました。
モハーベスポッテドの斑点と腹ひだ
モハーベスポッテドの特徴は、名前の通りスポット柄(斑点)と、「腹ひだ」と呼ばれる腹部のたるみです。背中やわき腹にはスポット柄を、首や足、しっぽには縞模様を持ちます。モハーベスポッテドの被毛
- スポッテドタビー
- ロゼッタ
- スノーレパード
- レパード
その被毛は1本の毛に複数の縞模様(濃淡)を持つティックド(ティッキング)で、スポッテドタビー、ロゼッタ、スノーレパード、レパードが認められています。
モハーベスポッテドの体格
野生味を強く残したモハーベスポッテドのその体は、とても筋肉質で引き締まっており、大きさは中型~大型に分類されます。
後ろ足は、前足より少し長く、指が多い(多指)の個体も多く見受けられます。しっぽは短めで、全くない(ボブテイル)も認められています。楕円型の瞳に、四角いマズルも特徴的ですね。
モハーベスポッテドの歴史
モハーベスポッテドは1980年、カリフォルニア州・モハーベ砂漠で巣穴を掘って生活していた、スポット柄を持つが始まりとなった品種です。
モハーベデザートキャットの絶滅を阻止する計画
1990年代に入り、人の行き来が増加した事が原因になったのか、確認されていた野生猫の数が減少していきました。そこでこの時「モハーベデザートキャット」と呼ばれていた猫達の絶滅を阻止し、保存する事を目的とした活動が行われるようになります。
この活動は、意外にも「人間に飼いならされないという野生の資質を失われないこと」に重点を置きながら進められました。つまり、モハーベスポッテドはイエネコになる事を想定して繁殖されてきた品種ではない、という事ですね。
現在、ペットとして飼育されている他の猫の品種は、人と共存しやすい様に改良されている場合が多いです。しかし、モハーベスポッテドはあくまでも品種の絶滅を防ぐ為に、本来の資質を残したまま交配が行われてきたというのは比較的珍しいとも言えます。
1996年頃にはベンガル、アビシニアン、ポリダクティルキャット(多指)等との交配が行われていましたが、2007年頃にはモハーベスポッテドの個体数が増えた事から、モハーベスポッテド同士の交配も可能になりました。現在、モハーベスポッテドは、希少種の登録を専門としているREFR(Rare&Exotic Feline Registry)に公認されています。
モハーベスポッテドの性格
- モハーベスポッテドは野生味が強い性格
- モハーベスポッテドは活動的
- モハーベスポッテドは好奇心が旺盛
- モハーベスポッテドは独立心が強い性格
- モハーベスポッテドは気性が荒い性格
モハーベスポッテドの歴史を見ると分かるように、モハーベスポッテドはイエネコになる事を想定して繁殖されてきた品種ではありません。「人間に飼いならされないという野生の資質を失われないこと」に重点を置いているという事から、野生味を強く残しており、活動的で好奇心旺盛、人に媚びる事はなく、独立心が強い、気性が荒い等の可能性もあります。
まだまだ希少種である事から、モハーベスポッテドの性格についての情報は非常に少ない為、明確な事は分かりませんが、現在国内で一般的に飼育されているイエネコよりも、個体の性格についてしっかりと把握する事が必要になりそうですね。
モハーベスポッテドの飼い方
- モハーベスポッテドはマンション等、共同住宅での飼育は不向き
- モハーベスポッテドは自然が多い所で飼う
- モハーベスポッテドは1週間に2~3回のブラッシングが必要
モハーベスポッテドは広い場所で飼う
野生味を強く残すモハーベスポッテドは、広々とした空間でのびのびと暮らす事が必要と言えます。運動量も非常に多い事が想定できますし、体も中型~大型とされている為、マンション等、共同住宅での飼育は不向きかもしれません。
また、車や電車等の騒音がストレスとなる可能性もありますので、田舎等の自然が多い場所で、のびのびと暮らせるのがいいかもしれませんね。
モハーベスポッテドのお手入れ
また、モハーベスポッテドは元々砂漠の巣穴で暮らしていた為、寒さに弱い可能性もあります。被毛のお手入れに関しては、一般的な短毛種と同じ1週間に2~3回のブラッシングで問題なさそうですが、個体によっては必要以上に触られる事を嫌がってしまう場合もありますので、子猫の頃からストレスにならない程度に様子を見ながらお手入れを行いましょう。
その他、モハーベスポッテドとの暮らしにおいて気を付けなければいけない点は、しっかりとブリーダーさんから説明を受けるようにしましょう。
モハーベスポッテドの値段
- モハーベスポッテドのブリーディングは「Cheshire Cats Cattery」のみ
- モハーベスポッテドの値段:30万円+運送費など
現在モハーベスポッテドは、アメリカの「Cheshire Cats Cattery」でのみブリーディングされています。モハーベスポッテドを迎えたい場合は、直接問い合わせしてみましょう。
モハーベスポッテドの生体価格については、情報がなく、明確ではありませんが希少種という事もあり、30万円は下らないと考えられている事が多いようです。
海外ブリーダーから、モハーベスポッテドをお迎えするとなると生体価格の他にも、様々な費用が必要になります。予算には余裕を持ってお迎えしましょう。
まとめ
モハーベスポッテドについてご紹介しました。モハーベスポッテドは、写真で見ると日本猫によく似ていますが、実際に目にするとその大きさや筋肉質な体に強い野性味を感じさせられるようです。イエネコとして改良されてきた品種ではありませんので、お迎えするとなるとそれなりの環境と、心構えが必要になりそうですね。
40代 女性 さくら
人になつきにくそうです。野生なのでしかたがないですね。尻尾が短いかないのだそうです。
バランスがとりにくいでしょうね。高い場所へ登る時などは、気をつけなければいけませんね。飼う場合は、マンションは向いていないそうです。広い場所で飼いたいですね、今は家向きに改良されてきたそうなので、飼いやすくなるかもしれませんね。