クリッパーキャットの特徴や性格、飼い方について

クリッパーキャットの特徴や性格、飼い方について

クリッパーキャットという珍しい猫をご存知でしょうか。イギリスでは縁起が良い猫として知られている猫です。クリッパーキャットの特徴、性格、そして飼い方についてご紹介します。

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クリッパーキャットの特徴

多指の猫

クリッパーキャットの特徴は何と言っても、指が普通の猫よりも多い、多指の猫だという事です。

クリッパーキャットの指の数

  • クリッパーキャットの前足の指:5本〜7本
  • クリッパーキャットの後ろ足の指:4本〜7本

一般的な猫は前足の指が5本ずつで両方の前足で10本、後ろ足は4本ずつで8本、合計で18本あります。クリッパーキャットの場合は、前足の指が5本〜7本、後ろ足の指が4本〜7本あることとされています。

前後合わせて最大28本の指を持つ猫がいる場合もあり得る、ということになります。前足後ろ足ともに指が多くなることはありますが、後ろ足だけが多指の猫はめったにないようです。

クリッパーキャットの多指

クリッパーキャットなど猫の多指は遺伝性なので、親猫のうちどちらかがこの遺伝情報を持っていれば、多指として生まれてくる可能性があります。クリッパーキャットは、指が多いということで、子猫の頃は歩くのが下手なものもいます。成長していくと、全く問題なく歩けるようになります。

また、指が多いために、一般的な猫よりも、足先がひと回りほど大きく見えます。猫はよく前足を使って物を引っ掛けたり、つかんだりしますが、指が多いクリッパーキャットの方がさらに前足の使い方が上手なようです。

普通の猫には出来ないような、物をしっかりつかむといったことが出来る個体もいるようです。高いところに登ったり、飛び降りたり、走ったりするなどは、他の一般的な猫と特に違いはありません。多指であるクリッパーキャットの健康に、特別な問題があるということもありません。

クリッパーキャット以外の多指が多い猫種

  • アメリカンポリダクティル
  • メインクーン
  • ピクシーボブ

多指の猫種は、クリッパーキャットの他にアメリカンポリダクティルという猫がいます。アメリカンポリダクティルとクリッパーキャットの違いは、クリッパーキャットは遺伝子がヘテロ接合型だという条件が必要です。

ヘテロ接合型とは異型接合体とも言われ、遺伝子座がAa-Bbのように異なった対立遺伝子からなる遺伝子型のことです。外から見ただけでは違いがわからないので、クリッパーキャットとアメリカンポリダクティルは、簡単には見分けられませんね。

その他、多指はメインクーンやピクシーボブといった猫種に多いと言われています。

クリッパーキャットの性格

多指の猫
  • クリッパーキャットは活発な性格
  • クリッパーキャットは環境に適応しやすい性格
  • クリッパーキャットは人懐こい性格

クリッパーキャットはネズミを捕るための猫として飼われていたので、狩が得意で活発な猫だと言えるでしょう。クリッパーキャットは船の上で暮らしていた猫ですから、環境に適応しやすいと考えられます。

社交性があり人懐こく、しつけもしやすい猫です。クリッパーキャットは多指なだけで、他は一般的な猫と変わったところはありません。多指は奇形にはなりますが、体に影響を与えるようなものではなく、もちろん性格にも影響しません。

クリッパーキャットは人見知りもあまりしないと言われています。猫の個性を大切にして接してあげましょう。

クリッパーキャットの飼い方

多指の猫

クリッパーキャットが運動できる環境を作る

クリッパーキャットは活動的な猫ですから、動ける場所は十分に用意してあげましょう。キャットタワーやキャットウォークなどを設置して、しっかり運動できるようにしてあげてください。猫じゃらしやおもちゃなどで、獲物を捕まえるような遊びをしてあげると良いでしょう。飼い主さんとのコミュニケーションもとれます。

クリッパーキャットは多指ですが生活に支障がない場合がほとんどなので、一般的な猫と同じように生活させてあげれば問題ありません。ただ、指の増え具合によっては、爪研ぎがしにくい猫もいます。

クリッパーキャットのお手入れ

爪が伸びて肉球に刺さったり、巻き爪になったりして痛い思いをしないように、定期的に爪切りをしてあげてください。クリッパーキャットのブラッシングは、短毛なので週に1度、または月に数回程度で大丈夫です。一般的な猫と同じように、体の様子を見て判断しましょう。

クリッパーキャットを手に入れるには

クリッパーキャットを飼いたいと思っても、ペットショップではまず見かけないでしょう。クリッパーキャットのブリーダーさんから譲り受けるか、海外から購入するかということになります。

日本国内でクリッパーキャットはまず見かけないのではないでしょうか。多指の猫であれば出会う事があるかも知れませんが、クリッパーキャットと出会うことは、とても困難なことです。

クリッパーキャットは海外でも希少な猫とされていますので、購入する場合には何十万といった高額なものとなるでしょう。

クリッパーキャットの歴史

船の猫

1850年から1900年にかけて、クリッパーキャットの祖先はオーストラリアとニュージーランドに移民を運んだ帆船=クリッパーシップに乗っていた猫だと考えられます。猫は長い航海の間、食料を守るために、船に乗せられていました。

クリッパーキャットは幸せをつかむ猫

イギリス南部では、慣習として船の船長に多指の猫が贈られたと言われています。多指の猫は、航海がうまくいくように、幸せを呼ぶお守りのようなものとして考えられていたのです。指が多いので、幸せをより多く掴んでくるとも言われていたそうですよ。

クリッパーキャットがいる所

現在は、当時の帆船がよく出入りしたと言われるオークランドのハウラキ湾で、クリッパーキャットが多く見られるということです。

クリッパーキャットの繁殖

クリッパーキャットとして認められるには、遺伝子の特徴が条件になります。遺伝子の状態がヘテロ結合型でなくなるので、クリッパーキャット同士の交配は認められていません。「ニュージーランドショートヘアー」、「ニュージーランドロングヘアー」という猫とだけ、交配が認められています。

クリッパーキャットのまとめ

多指の子猫

クリッパーキャットは、一般的な猫と平均体重や平均寿命も変わらないと考えられます。一緒に暮らす時には、爪切りに特に気をつけるようにすれば、難しいことはありません。

多指の猫の手のひらは、まるで手袋をしているかのように大きめに見えます。そのため、クリッパーキャットは「ミトンキャット」と呼ばれることもあります。

指が多いぶん肉球も多いので、猫の肉球に惹かれている人には、たまらないかわいさでしょう。

指が多いということで人気の猫ですが、人懐っこく社交的な性格も魅力のひとつです。

もしクリッパーキャットと出会えることがあれば、そのたくさんの指で、幸せも一緒に持って来てくれるかも知れませんね。

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