ピーターボールドの特徴や性格、飼い方について

ピーターボールドの特徴や性格、飼い方について

ピーターボールドは、被毛や体型、そして顔つきや手足などにとても特徴のある、美しい猫です。ピーターボールドの特徴や性格、さらに飼い方についてもご紹介します。

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ピーターボールドの特徴

こちらを向くピーターボールド

ピーターボールドの1番の特徴は「被毛」

  • ウルトラボールド:毛が生えない
  • フロック/シャモア:部分的に毛が生える
  • ベロア:全身に毛が生える
  • ストレートヘアリー:直毛
  • ブラッシュヘアリー:ワイヤーヘア

ピーターボールドの特徴でいちばん珍しいのは、何と言っても美しい被毛の状態です。まず、被毛の生え方により、ボールドとヘアリーの2種類に分けられます。ボールドはさらにウルトラボールド、フロック/シャモア、ベロアの3つに分けられます。

ウルトラボールドは一生の間、毛が生えません。フロックとシャモアは、体のどこかに部分的に毛が生えます。ベロアは、全身にビロードのように毛が生えているものを言います。

ヘアリーは、ストレートとブラッシュの2つに分けられます。ストレートはその名のとおり真っ直ぐな被毛が生え、ブラッシュはワイヤーヘアのような被毛です。

ピーターボールドのボディと顔

  • ピーターボールドのオスの体重:約3kgから6kg
  • ピーターボールドのメスの体重:約2,5kgから5kg
  • 筋肉質でほっそりした印象

ピーターボールドのボディタイプはオリエンタルで、全体的にほっそりとしていながらも、筋肉質です。尻尾は細くて長く、鞭のように見えます。手足も長く、足先も小さくて華奢です。

体重は、オスで3kgから6kg、メスで2,5kgから5kgほどです。細く華奢に見えますが、スフィンクスと同じくらいありますね。顔は小さくて逆三角形をしています。

鼻先から口の奥までのマズル部分が長くて顎は小さく、耳は大きくて正面を向いて離れ気味についています。目はアーモンド型でつり上り気味で、全ての色があります。被毛の色も全ての種類が存在します。無毛のものは肌色をしています。

ピーターボールドの性格

ピーターボールドの子猫
  • 陽気で遊び好き、人懐っこい
  • 小さな鳴き声

ピーターボールドの性格は陽気で遊び好き、活発に行動します。人懐っこく、飼い主さんにずっと付いて回ることもあります。甘えん坊で寂しがり屋な面もあり、飼い主さんに依存する傾向があります。

ピーターボールドの鳴き声は小さめですが、よく鳴いてアピールするようです。子供や赤ちゃんなど、家族とも仲良くすることが出来、社交的です。他の猫やペットなどとも一緒に暮らせる性格です。

ピーターボールドの飼い方

服を着たピーターボールド

ピーターボールドの被毛、肌のケア

ピーターボールドは、体毛が少ないので、体表の皮脂を吸収しにくくなっています。皮膚のシワに汚れがたまりやすく、かゆみや炎症の原因になることもあります。定期的に体を洗ってあげたり、蒸しタオルで拭いたりして清潔に保つ必要があります。

ピーターボールドの紫外線対策

同じように、ピーターボールドは体毛が少ないことから肌が弱いので、UVカットのカーテンで遮るなど、直射日光に当たらないようにしてあげましょう。

紫外線によって皮膚の障害や、細菌感染が起きる場合があります。ピーターボールドを飼っている人の中では、動物用の日焼け止めを塗っていることもあります。

ピーターボールドの体温調整

ピーターボールドが嫌がらず負担が少なければ、猫専用の服を着せて、体の表面を保護する事もできます。ピーターボールドは温度差が激しいと、夏であれば熱中症、冬は低体温など、体調を壊す可能性があります。完全室内飼いにして、温度の管理を徹底してください。

ピーターボールドを飼う時の注意

ピーターボールドは遊ぶのが好きで活発に動くので、キャットタワーやおもちゃを置いてあげて、運動できるようにしてあげましょう。また、ピーターボールドは被毛が少ないことから、どこかにぶつけたりひっかけたりして、怪我をしやすいと言えるでしょう。とがった物は片付け、家具の角はテープなどで保護しておくと安心です。

ピーターボールドの寿命

ピーターボールドの寿命は15年前後と言われており、一般的な猫と大きな差はないようです。怪我や病気に気をつけて、長生きさせてあげましょう。

ピーターボールドの気をつける病気

ピーターボールドの母猫と子猫
  • 歯の形成異常
  • 乳汁分泌障害
  • 皮膚病

歯の形成異常・乳汁分泌障害

ピーターボールドは遺伝的なもので、歯の形成異常や乳汁分泌障害になる可能性があるとされています。ピーターボールドは生まれた時から歯に異常があったり、授乳中の母猫が乳腺炎になったりするなどといったものです。

皮膚病やケガ

またピーターボールドは無毛や無毛に近い被毛の状態なので、皮膚病になりやすく、怪我もしやすいと考えられます。生まれつきのものは完治できない場合がありますが、獣医さんと相談していくことで生活に支障がないように改善出来る場合もあります。皮膚病は、お手入れをすることで防げますので、清潔に保ってあげましょう。

ピーターボールドの迎え方と値段

カゴに入った2匹のピーターボールド

ピーターボールドは珍しい種類の猫なので、日本のペットショップやブリーダーで出会う事はまず難しいでしょう。もし日本で飼うとなると海外のブリーダーさんから輸入する事になるでしょう。

値段はスフィンクスでは15万円から50万円以上のものまでの値段がついています。さらに希少なピーターボールドですから、スフィンクス以上のお値段と考えて間違いはないでしょう。

海外のブリーダーさんから引き取る値段と空輸代などを考えると60万円以上は覚悟しておくべきでしょう。

ピーターボールドとスフィンクスとの違い

こちらを向いたピーターボールドのアップ

ピーターボールドの平均体重や平均寿命は、スフィンクスと大差はありません。

被毛の違い

ピーターボールドとスフィンクスの大きな違いは被毛です。スフィンクスはほぼ無毛か、桃の表面のような薄い産毛くらいの被毛ですが、ピーターボールドには毛があるタイプのヘアリーがいるということです。

ヒゲの違い

また、スフィンクスにはヒゲがありませんが、ピーターボールドにはヒゲがあります。スフィンクスの場合、ヒゲがある場所に、毛穴はポツポツと見られますが、ヒゲそのものがありません。とても似ている見た目の猫同士ですが、ちょっとした所で見分けることが出来そうですね。

ピーターボールドの歴史

黒い背景のピーターボールド

ピーターボールドは、ロシアのドンスコイ(ドンスフィンクス)とオリエンタルショートヘアーを交配させて生まれた新種の猫です。ドンスコイは基本的に無毛の猫ですが、この猫を研究していたロシアの研究家が、オリエンタルショートヘアーと交配させたことが始まりです。

この交配で生まれた子猫の中に、美しい細かい毛が生えたものがいました。この猫たちが有名になり、ロシアをはじめ欧米で繁殖が進められました。ロシアの都市サンクトペテルブルグ=Sankt Peterburgで生まれた、無毛=baldの猫という意味で、peter baldという品種名になっています。

ピーターボールドは、サイアミーズやオリエンタルショートヘアとの交配が行われています。オリエンタルのボディならではのプロポーションや、珍しく美しい被毛の状態を維持するためと考えられます。

そのため、長毛種との交配は禁止されています。1996年にはロシアの品種登録団体のSFF(Russian Selectional Feline Federation)に公認されました。1997年にはTICA(The International Cat Association)で、2003年にはWCF(World Cat Federation)で公認されました。

まとめ

走り出そうとしているピーターボールドの子猫

ピーターボールドは、珍しい見た目で、顔や体つきがとても印象的な猫です。

スフィンクスを交配させているので、体の感じはスフィンクスに似ていますが、猫と違う生き物のようにも見えます。

性格や行動は、他の猫と大きな違いはありませんが、ピーターボールドならではの皮膚の病気や怪我には気をつけましょう。

暑さ、寒さにも弱いので、毎日の生活で快適に過ごせるような工夫が必要ですね。

お手入れはこまめにすることが必要ですが、神秘的なピーターボールドはしつけもしやすく、とても魅力的な猫だと言えるでしょう。

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