デザートリンクス|特徴や飼い方と注意点

デザートリンクス|特徴や飼い方と注意点

デザートリンクスと言われて猫のことだと分かる方は、相当な猫マニアではないでしょうか。デザートリンクスは世界的に見ても数が少ない、希少種の猫です。このデザートリンクスの生い立ちや特徴、飼い方について説明してみたいと思います。

デザートリンクスの特徴

ハイランドリンクス

デザートリンクスは「デザートリンクス・グループ」に属し、他にも、

  • ハイランドリンクス
  • モハーベボブ
  • アルパインリンクス

が属しています。分類の仕方はコートと耳で行い、

  • コートが白で直毛か巻き毛、耳が直立かカールならアルパインリンクス
  • コートが白以外で巻き毛ならモハーベボブ
  • コートが白以外で直毛、耳がカールしていればハイランドリンクス
  • コートが白以外で直毛、耳が直立ならデザートリンクス

となります。

デザートリンクスはボブキャットを思わせる筋肉質でがっしり体型。後ろ足が前足よりもやや長く、毛並みは直毛で短毛長毛どちらも存在しており、尻尾の長さに特に規定は無いようで長いのも短いのもいます。一般的にメスよりオスの方が大きく、成熟も遅めです。体重は4.5~8.0kg、平均寿命はデータが乏しいため正確なことは不明ですが、12~15年という情報があります。

被毛のバリエーションは豊富です。デザートリンクスの代表的な毛色は、

  • エボニー
  • ブルー
  • フォーン
  • チョコレート
  • ライラック
  • レッド
  • クリーム

など。
デザートリンクスは柄のパターンも様々で、

  • ソリッド(1色のみ)
  • スポット
  • マッカレル
  • タビー
  • ティックデド
  • クラウデド

など、多彩なカラーが存在します。

アイカラーもブルーやグリーン、ゴールド、オッドアイなど、こちらも多種多様であり、相当な割合でポリダクティル(多指)となります。印象としては野生的でワイルドな見た目ですが、実際は飼い主に忠実で愛情深い性格をしています。外交的で、他のペットやお子様とも馴染みやすく、しつけも難しくはありません。

デザートリンクスの飼い方と注意点

デザートリンクスの横顔

野性の血が残るワイルドな気質を根底にもつデザートリンクスは、室内飼いの場合、運動がしやすい環境を整えてあげましょう。キャットタワーなどの遊具も、高低差をしっかりつけてあげると良いです。デザートリンクスは縦の運動が大切なので、タンスや本棚などの、家具類の高さの違いを利用するのも良い案です。

デザートリンクスの食事は他の猫同様、運動量に応じた、質の良い、栄養価の高いものをたっぷりとあげましょう。
デザートリンクスのブラッシングは短毛種なら週一回、長毛種なら週二回程度行います。抜け毛の量は平均的ですが、短毛長毛に合わせて正しいブラッシングを心掛けましょう。多くはポリダクティル(多指)のため、他の猫より爪研ぎがしにくく伸びやすいので、定期的なチェックが必要です。

デザートリンクスは愛情深い猫ですから、適度なスキンシップがストレス解消になります。ですので、無理にならない程度にはコミュニケーションをとりましょう。

デザートリンクスの歴史

ヤマネコ

デザートリンクスはヤマネコとイエネコの逢瀬

デザートリンクスの正確な生い立ちははっきりしていませんが、一説によると北米産の小型オオヤマネコとイエネコの交雑種ではないかと噂されています。公認している団体も少なく希少種と言えるでしょう。リンクスとは「ヤマネコ」のことで、つまり本来交わるはずの無い二匹が、ある日運命的な出会いを果たし、逢瀬の末に誕生したのがデザートリンクスというわけです。ドラマティックな誕生秘話ですね。

まとめ

上目づかいのデザートリンクス

野性を残しながら愛情深く、外交的で家族と仲良くなりやすい。被毛の色やパターン、瞳の色も多種多様なデザートリンクスは、世界的にもあまり馴染みのない種ですが、知れば知るほど魅力に溢れた存在です。貴方やご家族にとって素敵なパートナーとなる可能性を秘めた猫種と言えるでしょう。

ただ流通量が少なく情報の入手が難しいので、常にアンテナを張り巡らせて情報収集に努める必要があります。ほとんどの場合はブリーダーさんから購入することになりますので、積極的にお話を聞くようにしましょう。

投稿者

40代 女性 たかこ

デザートリンクスは、本でしか見たことがなかったのですが、猫展に行って初めて生で見かけることができました。とても、しなやかな体をしていて綺麗だなと思いました。運動神経もよくて、よく遊ぶそうです。食欲もあり、何でも食べてくれるそうで野菜もトッピングしているのだそうです。うちの猫ちゃんも同じですが、レタスを少しだけ食べるのだそうです。食物繊維が豊富なのでお腹にいいのです。病気を防ぐために野菜もあたえるのはいいことですが、与えてはいけない野菜もあるので注意が必要です。

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