キプロスアフロディーテの特徴
キプロスアフロディーテは長い後ろ足を持つ
キプロスアフロディーテの最大の特徴は、その長い後ろ足。常に坂道を下っているような歩き方をします。なぜ後ろ足だけ長いのかというと、キプロスアフロディーテはキプロス山脈で生活をしていたため、斜面を行き来しやすいようにそのような進化を遂げたようです。
キプロスアフロディーテの被毛
キプロスアフロディーテは山岳地帯で生活していたため骨太の大柄な身体をしており、特徴的な大きな耳は暑い日に体温を外に逃がすラジエターの役目を果たし、寒い冬を越すための厚い被毛を持っているのも特徴的です。
キプロスアフロディーテのセミロングの被毛は、冬にはアンダーコートと共に、もっふもふになりますが、夏はアンダーコートがなくなり、やや短くなります。ですから、換毛期には大量の抜け毛が出ることでしょう。とても柔らかい手触りです。猫種的にロングヘアーとショートヘアーに分けることもあります。
カラーや柄は様々で、単色の場合もあればポイントカラーもあります。キャリコ(三毛)やバイカラーなど、多くの毛色が楽しめる猫種です。
キプロスアフロディーテの顔
キプロスアフロディーテは逆三角形の面長な顔をしており、全体的にシュッとした印象です。顎や歯は強いです。目は丸いオーバル型で、色はブルーやイエロー、グリーンと様々です。耳が大きめで、これは小さな音も拾う役目と、暑い時に体温を逃がす働きをしています。
キプロスアフロディーテの体や寿命
キプロスアフロディーテは長い首と背中がエレガントですが、筋肉質で力強い体をしています。前足よりも後ろ足が長く、山岳地帯でも素早く動けるようになっています。中程度から長めの尻尾は、先端にいくにつれて細くなっており、体のバランスを取るのに役立ちます。
体重がオスで10~11kg、メスで5~7kgという大型の猫で、成猫になるまで4~5年かかると言われています。キプロスアフロディーテの寿命は12~15年のようです。
キプロスアフロディーテの補足
ちなみにキプロスアフロディーテとよく似た猫で、スイミングキャットとしてよく知られている「ターキッシュバン」という猫がいます。パッと見どこが違うのかわからなくなるほど似ているのですが、被毛のカラーが微妙に違うのと最大の特徴である後ろ足の長さが異なります。見分ける際の参考にしてください。
キプロスアフロディーテの性格
キプロスアフロディーテは非常に穏やかで社交的です。飼い主の膝の上に乗るのが大好きな子も多く、イエネコとしては大変お勧めの猫種です。またお手入れもその被毛から大変そうに見えますが案外絡まりにくい毛質のため、ブラッシングも週に一度ほどで十分なのも助かります。
元は山岳地帯の野生猫なだけあって、元気で活動的な子が多く、ストレスを溜めさせないためにも十分な運動をさせてあげる必要があります。しかし大柄なキプロスアフロディーテ、余りにも脆いキャットタワーやキャットウォークですと飛び乗った拍子に破損し怪我をする恐れがあります。キャットタワー等を設置する際は、しっかりと丈夫なものを選んであげるようにしてください。
キプロスアフロディーテの歴史
キプロスアフロディーテは、キプロス山脈で自然繁殖した猫です。キプロスアフロディーテという個体を発見したのは、スイミングキャットで有名な、ターキッシュバンのブリーディングをしているイギリス人女性でした。
どこまでも青い地中海に浮かぶ島、キプロス島を訪れたイギリス人女性の滞在先に迷いこんだ一匹の野良猫。その見た目はターキッシュバンとよく似ているのに、特徴が違うことを見抜いた女性は新たに迷いこんできた同じ特徴を持つ野良猫を交配させ、その特徴的な後ろ足、長い骨太な骨格と大きな耳のキプロスアフロディーテを確立させました。
正式に猫種として登録されたのは2008年のため割と新しい猫種ですので、まだなかなか浸透していないのが現状です。猫好きさんでも割とキプロスアフロディーテを知らない方が多いのはそのためですね。人とは違う猫を飼いたい、女神の名を持つ美しい猫を飼いたい方にはお勧めです。
キプロスアフロディーテを手に入れる方法
キプロスアフロディーテは、世界的にも数が少なく、手に入れるのは難しい猫です。日本にいるブリーダーは確認できませんし、海外でもなかなか、キプロスアフロディーテの子猫の情報を見つけることはできません。もし運が良ければ、どこかで何かの拍子にキプロスアフロディーテと出会うことがあるかもしれませんね。
もちろん、キプロスアフロディーテをペットショップで手に入れるのはほぼ不可能に近いでしょう。もしキプロスアフロディーテを飼うなら海外のブリーダーから直接購入をすることになります。その際の空輸代は実費となるため、それなりのお値段の覚悟は必要です。
またキプロスアフロディーテのお値段自体もブリーダーから提示された金額になるため、幾らなのかは未知数です。それでも珍しい猫を飼いたい方は、一度海外のブリーダーに問い合わせてみても、いいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?キプロスアフロディーテという聞きなれない珍しい猫ちゃんを御紹介しました。日本ではまだまだ珍しい猫種ですが、とても綺麗で優雅な姿と人懐っこい性格ですからいずれメジャーな猫になるかもしれません。
キプロスアフロディーテは、まだまだ日本では取り扱うブリーダーさんもいないようですが、そのうち出てくると思いますので、もし見かけることがあったら是非その姿を御覧ください。
女性 百日紅
後ろ足が長い特徴は他の猫にはあまりないですよね。運動好きということで、走ったりジャンプしたりと、長い後足がどのようになるのか見てみたいです。
飼い猫にぴったりな性格や、被毛のお手入れがかからないことで人気の猫になると思いました。長毛の猫はお手入れをしないと毛玉ができてしまい、カットするしかない状況になってしまいます。週に1回のブラッシングで良いのは飼い主もストレスがないと思いました。被毛と耳で気温に対応できるので、日本の四季に合わせて生活できることも飼育するうえで心配がないので良いですね。
30代 女性 ミチ
キプロスアフロディーテは、女神と呼ばれる事だけあって、その姿はどこか上品ですよね。被毛は短毛~ミディアムと個体差があるようですが、比較的ミディアムのモフモフとした子が多い印象を受けました。また、キプロスアフロディーテの特徴である大きな耳と、がっしりした体格、暑い被毛がメインクーンにも似ているように感じます。見た目に反して毛はもつれにくく、寒暖差にも強いそうですし、とても社交的で甘えん坊な事から、これからどんどん人気が高まりそうですね!
30代 男性 sun
実際に、キプロスアフロディーテが品種として確立するきっかけとなったとされるキャシディ(♂)はクリーム系の被毛、レイディ(♀)は、三毛柄のような被毛をしていたようです。真っ白な被毛にオッドアイのキプロスアフロディーテのお母さんとベビー達の動画も見つけましたが、一匹は黒が混ざっておりハチワレに似たような柄をしていました。猫の毛色は遺伝子で決まるので、毛色に関しては確率されていないのかもしれませんね。
また、キプロスアフロディーテの容姿はメインクーンに良く似ている印象なので、日本でもいずれ人気が出るかもしれませんね。ただそうなると心配なのが、キプロスアフロディーテはやはり野性的でやんちゃな個体が多いようなので、人間の都合に合わせて品種改良されていくのではないかと言う事ですね。できれば、人間の身勝手な好みや都合に左右されず、キプロスアフロディーテらしい、そのままの姿で居て欲しいですね。
20代 女性 あめたま
気品溢れる猫というだけあって、上品さの中に凛々しさも感じられました。
足が長い点と毛の色のバリエーションが豊かである点が、他の猫にはないキプロスアフロディーテだけのメリットです。
成猫へと成長する為にも時間が掛かるという点が驚きでした。
4から5年掛かってしまう分、可愛い時期も他の猫ちゃんよりも多いと考えられます。
しかし、キプロスアフロディーテは現在入手困難な猫ちゃんという事で、当分は写真でその姿を確認するしか無い事が残念です。
圧倒的な美を誇る猫ちゃんなので、より多くの人に存在を認識して欲しいです。
このままキプロスアフロディーテの数が減らないように、海外のブリーダーさんには頑張って貰いたいです。
40代 女性 こまめ
40代 女性 のりちゃん
山岳地帯を登り降りできる強い体と長い後ろ足があります。性格は、社交的で子供とも仲良くしてくれて、他のペットとも仲良く過ごしてくれるみたいですよ。
多頭飼いにも向いていますので、先住猫がいる家庭でも飼いやすいですね!
しかし、キプロスアフロディーテはなかなかいない猫種ですので飼いたいならば海外のブリーダーを探して直接交渉する方法しかないようです。渡航費などかなり高額になりそうですが、お金に変えられない出会いになるかもしれませんね。