ハバナブラウン|特徴/性格/飼い方/病気/体重について

ハバナブラウン|特徴/性格/飼い方/病気/体重について

概要

  • ハバナブラウンはチョコレート色の被毛と玉子型の緑色の瞳と長いひげをもつ猫
  • 頭部や顎の形でアメリカとイギリスの2タイプに分けられる
  • 人間が大好きで手間もかからない飼いやすい猫

ハバナブラウンはイギリスを起源とする猫です。好奇心が盛んで知的な猫です。ハバナブラウン猫は、日本ではまだ売られていることが少ない猫なので御存知の方は少ないかも知れません。 今回は、ハバナブラウンという猫の特徴やお手入れ方法なども含めて飼い方を詳しく御紹介します。 皆さんに魅力を知っていただき、ペット候補としていただけたら幸いです。

猫種「ハバナブラウン」の特徴

歩くハバナブラウン

ハバナブラウンと言う猫はその名の通り、被毛がチョコレート色で柔らかくつややか、玉子型の緑色の目と茶色い長いひげが特徴の猫です。しかし、アメリカとイギリスのハバナブランのスタンダードは頭部やあごの形などが異なる猫です。

アメリカのスタンダード

  • 頭部は緩やかなV字型
  • あごは四角くしっかりしている
  • 角の取れた大きな耳
  • 目の下の部分から始まる鼻の付け根
  • 中型でがっちりした体格(セミフォーリンタイプの猫)

イギリスのスタンダード

  • アメリカのスタンダードよりはっきりしたV字型の頭部
  • あごは小さく締まっている
  • 鼻の付け根が目と目の間の位置から高くなっている
  • 細身で無駄のない筋肉のオリエンタルタイプの猫

ハバナブラウンの標準的な体重は、オスが3.6kg~4.7kg程度の猫です。メスは他の猫より小さめで、2.6kg~3.8kg程度です。寿命は11歳~14歳とされていて、一般的には15歳が寿命と言われていることを考えると、多少短めかめと言えます。ハバナブランという名前は、キューバのハバナが名産の葉巻タバコの色に、色が似ていることからという説と、ハバナラビットという体毛の色が似たウサギから名付けられたという説があります。

猫種「ハバナブラウン」の性格

2匹のハバナブラウン

ハバナブラウンは人間が大好き

ハバナブラウンは、手を使って遊ぶことが大好きな猫です。ボールや羽にじゃれついて遊ぶことはもちろんのこと、興味のあるものを見つけると手でさわるので、思い切り一緒に遊んであげてください。退屈なときは、飼い主のひざに前足をかけて気を引こうとすることもあります。ハバナブラウンは、名前を呼ぶと寄ってくるという犬のような部分を持ち合わせている猫です。

しかし、必ず寄ってくるわけではないという、気まぐれさは猫そのものです。飼い主とコミュニケーションを取ることが大好きなので、教えたことは覚えてくれ中には芸をできるハバナブラウンもいるそうです。犬のようにリードをつけて、お散歩することも可能なくらい、言うことを聞いてくれます。賢さとわがままさの加減が何とも魅力的な猫です。

多頭飼いには要注意

ハバナブラウンは、愛情深い猫です。
愛情深いゆえに、他の猫を可愛がると嫉妬して、いじけてしまうこともあります。できれば多頭飼いするのは避けてあげてください。どうしても多頭飼いする場合は、常に意識してあげるような気づかいが必要です。

猫種「ハバナブラウン」の飼い方

ベットの中でくつろぐハバナブラウン

お手入れ

ハバナブランは被毛が短い猫なので、1日1回のブラッシングでOKです。お風呂は基本的に入れなくてもいいので簡単です。

運動

ハバナブラウンは活発で、運動することが大好きな猫です。キャットタワーでの上下運動や手で遊べるおもちゃを常に用意しておいてあげましょう。

ハバナブラウンの病気

ハバナブラン自体の個体数が少ない猫なので、傾向がはっきりしていません。シャムの血を濃く引いているため、シャムの遺伝疾患を引き継いでいる可能性はあります。

血友病、呼吸器の脆弱のほか、一般の猫でもよく見られる尿路疾患が見られるようなので、注意してください。またハバナブラウンは飼い主さんと遊ぶ機会が減るとストレスを感じる猫なので、最低でも1日1回は遊んであげる時間を作りましょう。動物病院で定期的に検診を受けることをおすすめします。

猫種「ハバナブラウン」の歴史

香箱座りをするハバナブラウン

ハバナブラウンの猫としての歴史はイギリスが始まりで、1952年シャムのシールポイントやチョコレートポイントと雑種のクロネコやロシアンブルーなどを交配に使いました。このときの名前はチェスナットフォーリンショートヘアで、イギリスの血統団体が公認した名前です。

1970年にイギリスで正式に「ハバナ」という名前を与えられました。アメリカに輸入され、シャムを中心に繁殖されました。オリエンタルタイプな猫をアメリカではより魅力的とされるセミフォーリンタイプに繁殖家たちが改めていきました。アメリカの血統登録団体は、1964年にこの茶色い猫を「ハバナ・ブラウン」として公認しました。

ハバナブラウンの猫としての特徴は、全身をチョコレート色のつややかな被毛で包まれ、緑色の目です。イギリスとアメリカでハバナブラウンと認められるより前の19世紀後半頃まで、この特徴の猫が自然交配で見られるようになっていました。

しかし廃れてしまったため、人為的に作り出されたのが、ハバナブラウンという猫です。余談ですが、アメリカの血統登録団体が1974年頃まで、ロシアンブルーやシャムとの交雑を認めていたため、ライラック色の猫が生まれるようになりました。そのため1980年代には、「ブラウン」を外し「ハバナ」が正式名称となりました。

まとめ

ツリーの前にいるハバナブラウン

ハバナブラウンを飼おうと思ったら10万円程度からペットショップで購入することができます。賢く、人間のことが大好きでお手入れの手間もかからない猫なので、とても飼いやすい猫の一種です。人間が大好きなハバナブランですので寂しさを感じさせることは避けたい猫です。

毎日仕事や家事、学校などで忙しいとは思いますが、必ず構ってあげましょう。みなさまがハバナブラウンという猫を知って、家族の一員として迎えていただけたら幸いです。

投稿者

40代 女性 あすか

ハバナブラウンは、知りませんでしたので調べました。
人懐こい性格で、人が大好きみたいです。
多頭飼いにも、適しているので飼いやすいですよね。
他のペットちゃんとも仲良くできそうです。
短毛なので、1日1回のブラッシングで、充分なのだとか。
ごはんも、バランスよく食べさせるようにして、ストレスを溜めさせないようにしないといけませんね。

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