人を怖がり威嚇する保護猫が心を開き始めるまでの159日間をまとめた動画がYouTubeに投稿されました。再生回数は66万回を超え「ゆっくりゆっくり氷が溶けていくように、警戒心を解いてくれたんだな」「初めてのオモチャで遊ぶたんぽぽちゃんの姿に涙が溢れてしまいました」「色んな感情で涙が出ました」といったコメントが集まっています。
避妊手術済みの猫を保護
保護猫活動の拠点の周辺にいる人馴れしていない猫たちを地域猫としてお世話できるように準備を進めていた投稿者さん。最初に捕獲機に入ったのは長毛の猫「たんぽぽ」ちゃん。避妊手術済みであったため、以前は人に飼われていた可能性が出てきたのです。警察署で手続きを行い、投稿者さんが保護することになりました。
人を怖がる猫と向き合う日々
家猫として暮らしていた可能性があるたんぽぽちゃんですが、とても人を怖がり威嚇をしてきます。人に対して恐怖を抱く過去があったのかもしれません。保護したばかりの頃は猫ベッドにこもりごはんを食べず、トイレにも入りませんでした。話しかけるだけでたんぽぽちゃんが震えてしまうため投稿者さんは「同じ人間として申し訳ない」と思ったそうです。
たんぽぽちゃんが幸せになるためには人馴れ訓練を行わなくてはなりません。棒でたんぽぽちゃんの体をなでて、触られることに慣れてもらいます。直接触っていなくても怖くて威嚇をする状態が保護して2ヵ月ごろまで続きました。少しずつ手で触られることも受け入れられるようになり、保護して4ヵ月ほど経つとブラッシングで気持ちよさそうな表情を見せるまでになったたんぽぽちゃん。
心を開き始めた猫
保護から5ヵ月。なでられて安心した表情のたんぽぽちゃんがいました。初めておもちゃで遊んだり、ケージ越しに同じ部屋にいる猫たちと遊んだりすることもあったそうです。とても楽しそうに遊んでいる姿に感動してしまいます。投稿者さんのやさしいお世話によって、記憶の引き出しを埋めていた「恐怖」が「幸せ」になってきたたんぽぽちゃんでした。
動画には「遺恨を愛で溶かすにこママさんは凄い」「献身的に向き合うからこそ 心を開けるんですね」「優しい表情でこんなに穏やかになったなんて感動しました」といったコメントが寄せられています。
You Tubeアカウント「にこねこ【保護猫の保育園】」では、たんぽぽちゃんのその後や保護猫活動の様子などが投稿されています。
写真・動画提供:You Tubeアカウント「にこねこ【保護猫の保育園】」さま
執筆:tonakai
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
にこねこ【保護猫の保育園】
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