1年以上ノラ猫として外で暮らしてきた三毛猫の「ゆきち」ちゃん。保護されてから5ヶ月、飼い主さんにすっかり心を許した様子を収めた動画がYouTubeチャンネル「野良ぬこだったゆきち」に投稿され話題を呼んでいます。動画再生数は21万回を超え、「顔つきが穏やかになってきた」「飼い主さんの愛が届いてる」と感動する方が続出しています。
純度100%のノラ猫だったゆきちちゃん
飼い主さんと出会った時、草むらでポツンとひとりぼっちでいたという元ノラ猫の「ゆきち」ちゃん。保護されるまでの約1年4ヶ月は外で暮らしており、痩せ細って怪我もしていたため急遽保護することにしたのだそうです。
保護当初は警戒心からシャーシャー威嚇が止まらず攻撃的になっていましたが、保護から5ヶ月経過すると撫でられることを受け入れるだけでなく、少しずつ愛情表現のような行動も見られるようになりました。
尊すぎる愛情表現の数々
ゆきちちゃんの愛情表現は、日課のすりすりやモフり要求にとどまらず、呼びかけに応じる・指を嗅ぐ・手からご飯を食べる・目が合うとまばたき・しっぽをピンと立てるなど多岐にわたります。
飼い主さんは「愛情表現的なもの」と表していますが、これらは紛れもなくゆきちちゃんの心からの愛情表現と言えるでしょう。
飼い主さんが「ゆきちゃん?」「ゆきさん?」と呼ぶたびに、目を閉じながら可愛らしい声で「ニャーン」とお返事をしてくれるゆきちちゃん。どうやら自分の名前を認識してくれているようです。
保護したての時は手を差し出すだけで噛まれてしまっていたものの、5ヶ月経って手を甘噛みしたり満足そうにゴロゴロと喉を鳴らしたりしてくれるようになりました。
愛情を注ぎ続けることの大切さ
猫飼育に関して初心者だったという飼い主さん。ゆきちちゃんを迎えた最初のうちは、人になつくことを全く期待していなかったと言います。
しかし、噛まれても叩かれてもめげることなく愛情を伝え続けた結果、ゆきちちゃんは応えるように心を許してくれました。
猫の性格にもよりますが、外で暮らした時間が長いほど人には心を開きにくいものです。中にはずっと距離を保ち続ける子もいるものの、人間が注いだ愛情は猫にちゃんと伝わっているのです。
時には教育やしつけも必要ではありますが、本動画は猫に対して愛を持って接していくことの大切さを再認識させてくれます。
投稿には、「主さんを見る目にも、甘えた感情が現れてる」「愛情はちゃんと伝わるんだなぁ」「保護された頃に比べると雲泥の差ですね」「飼い主さまの努力の賜物」と絶賛のコメントが相次いでいます。ゆきちちゃんが幸せに暮らしていけるようになった事に感動する視聴者も続出しました。
YouTubeチャンネル「野良ぬこだったゆきち」では、現在家猫になってから3年目に入ったゆきちちゃんの様子や、譲渡により新たに迎えた2匹の猫さんたちとの楽しい日々を見ることができます。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「野良ぬこだったゆきち」さま
執筆:曽田恵音
編集:ねこちゃんホンポ編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。