叱る内容を吟味
基本的に猫は悪い事をしている感覚はなく、猫として普通の行動をしています。飼い主からイタズラに見えてしまうのは人間の勝手な考え方でもあります。
叱る前に、飼い主が出来るだけ問題を無くせるように努力しましょう。例えば猫が物を落として困るなら片付ける、脱走するなら防止ガードを厳重にするなどちょっとした発想の転換でイタズラを減らせるかもしれません。
爪とぎはされても仕方ないので高価な家具は置かない、トイレの粗相や夜中のちょっかいは病気の可能性もありますから病院に相談すると良いでしょう。しかしどうしても困ってしまう、堪忍袋の一線があるかもしれません。
現行犯を逃せば効果無し!
帰宅後にイタズラを見つけたので猫を叱っても全く効果はありません。目の前でイタズラを飼い主に見つかって叱られるという成り行きにしなければ猫は理解できません。
短めの同じ言葉で叱りましょう!
叱っているつもりでも長く話しかけると「飼い主は喜んでいるニャ!」と猫に勘違いさせてしまい逆効果になります。短めの同じ単語や言葉で叱りましょう。同じシーンが何度か繰り返されて、初めて猫は飼い主が嫌がっていると分かり始めます。
猫の名前は絶対に言わない!
一番大切な要素でしょう。猫の名前を枕詞に付けて「◯◯ちゃん、ダメでしょ!」と叱れば、自分の名前を呼ばれる度に怒られていると勘違いします。飼い主に呼びかけられる事を怖がってしまい、コミュニケーションに支障をきたします。名前は絶対に呼ばないで、叱る言葉だけを声にしてくださいね。
怒鳴らず低めの声で叱る!
大きな声は猫を怖がらせ、「おやつ」「ご飯」「◯◯ちゃん」と呼びかける高いトーンの声は遊んでくれると勘違いさせます。「冷静な低めのトーン」で叱りましょう。
物に頼っても?!
猫がイタズラをしている時に「大きな音をたてる」「水をかける」など、物に頼って猫の嫌がる事をしてイタズラへの印象を悪くする方法があります。しかし必ず飼い主がしているのが見えないようにしてください。飼い主への信頼が薄れてしまいますから気を付けてください。
まとめ
猫を叱るのに正しいタイミングとは?間違えると逆効果に!についてお伝えいたしました。猫は人間の生活へ土足では踏み込んでこない動物です。
人間の操作している環境を猫は嫌がらずに暮らしています。私達人間も出来る限り動物達に寄り添って、生きていきたいですね。