お腹が空いたときのサイン
猫は言葉を話すことができませんが、
- 仕草
- 行動
- 態度
などで、飼い主に気持ちを理解してもらおうと「意思表示」をすることがあります。
猫はお腹が空いていると、たくさんのサインを飼い主に向けてします。ここでは、猫がお腹が空いたときのサインについてご紹介させていただきます。
1.鳴く
猫はお腹が空いていると、「鳴く」という行為をします。ただ飼い主に向かって「ニャーン」と鳴く場合もあれば、飼い主がいないキッチンでずっとニャーンと鳴き続ける場合もあります。
犬であれば、お腹が空いたらお皿をくわえて持ってくるなどの意思表示ができますが、猫はそのようなことをすることができませんので、餌のあるキッチンや飼い主に向かって「欲求鳴き」をしてくるでしょう。
また餌が空っぽで夜中にお腹が空いてしまったときにも、飼い主が寝ていても「夜鳴き」をすることもあります。
2.飼い主の周りをウロウロする
猫はお腹が空いていると、「飼い主の周りをウロウロする」という行為をします。
猫は飼い主がバタバタとしていても、その後ろをずっとウロウロとついてまわることがありますよね。これは飼い主に、「気づいてよ〜」と何か伝えたいときにする行動です。
餌が空っぽで、このようにウロウロとついてまわってくるときには、お腹が空いているサインだと見逃さないであげてくださいね。
3.餌のお皿の前で座り込む
猫はお腹が空いていると、「餌のお皿の前で座り込む」という行為をします。空っぽのお皿を見つめ「いつになったらくれるのかな〜」と言わんばかりの様子で、飼い主が餌を入れてくれるのを待っているときにする行動です。
お腹が空いているのに、餌がないときには何度も餌のお皿を確認し、待ち続けるような行動をしますので、飼い主は気がついたら餌を入れてあげるようにしてくださいね。
4.吐く
猫はお腹が空いていると、「吐く」ことがあります。猫はお腹が空いている状態になると、胃液が逆流しやすくなってしまうので、「泡のある無色の胃液」を吐いてしまうことがあります。
5.イタズラをする
猫はお腹が空いていると、「イタズラをする」ようになります。
これは餌を入れてくれない飼い主に、ストレスを感じていると気がついてほしくて、
- 暴れる
- 走り回る
- 家具を傷つける
- 部屋を散らかす
などといったイタズラをしてしまうことがあります。また、お腹が空いているあまりに冷蔵庫の周辺にあるものをあさってしまうこともあります。
6.噛む
猫はお腹が空いていると、「噛む」という行為をします。
一緒にいるときに飼い主の指を噛んだり、舐めたりすることがありますよね。甘えているの?遊んでる?と飼い主は分からなくなってしまうものですが、これは「お腹空いている」ときにも見られる行動です。
猫が飼い主の指を噛むようなことをする場合には、お皿に餌が入っているか確認しに行くようにしてあげてくださいね。
7.不機嫌になる
猫はお腹が空いていると、「不機嫌になる」ということがあります。
自分の欲求に答えてくれない、気づいてくれないとストレスを感じてしまい、飼い主の呼びかけに無視したり、ムスッとしたりする、イライラと尻尾を左右に振るなどという行動が目立つようになります。
猫がイライラとしているときには、「何が不満なのか」ということを飼い主さんが探して気がついてあげることが大切でしょう。
まとめ
猫はお腹が空いていると、態度や行動によって意思表示をします。お皿の前でひたすら座っていたり、飼い主さんの周りをウロウロしたり、欲求鳴きをするなどの行動で飼い主に気がついてもらえるようにしています。
猫は空腹が長時間つづいてしまったりすると、嘔吐をしてしまうこともあるので、今回のような行動が見られたときには、早めに餌のお皿のチェックをしてあげてくださいね。