猫が捻挫しているときのサイン3つ

1.足をかばうように歩く、動かない
最も分かりやすいのが「片足を浮かせる」「足をつく時間が短い」といった歩き方の変化です。
猫の捻挫は、高いところからの飛び降りに失敗したり、滑りやすい床で転んだりしてよく起こります。関節に強い負担がかかって、靭帯が伸びたり損傷したりすると、痛みや炎症が起こり、自然と患部をかばう動きになるのです。
違和感を感じた歩き方を受診時に愛猫が再現できるとは限りません。歩き方を動画で撮影して、受診時に獣医師と共有できると診察もスムーズである可能性が高いです。
普段は活発な猫が急に動かなくなる場合も注意が必要です。「高い場所に登らなくなった」「階段を嫌がるようになった」といった小さな変化が、痛みのサインになっているケースもあります。
2.患部をしきりになめる
捻挫によって炎症が起こると、患部に痛みや熱感、不快感が生じます。そうした症状を和らげようとして、足先や関節周辺などの患部をしつこく何度もなめ続けることがあります。
同じ場所ばかり毛が濡れていたり、毛が薄くなっていたりする場合は、痛みや不快感を取り除こうとしているかもしれません。
ただし、皮膚病やストレスなど別の原因によっても起こるため、毛づくろいをする部位や頻度などをしっかりと観察しましょう。
3.触られるのを嫌がる
痛みを感じると、本能が働いて防御的になることがあります。
普段は甘えん坊なのに抱っこを嫌がる、触ると怒る、隠れて出てこなくなる。こうした変化の陰には、捻挫による痛みや不快感があるかもしれません。
特に関節周辺を触った際に、「シャー」と威嚇したり、急に噛もうとしたりと攻撃的になるケースでは、強い痛みを抱えている可能性があります。
異変を見分けるポイント

捻挫は骨折と症状が似ているため、家庭で完全に見分けるのは簡単ではありません。ただし、以下のような場合は、重いケガを負っている可能性が高くなります。
- 足が不自然な方向に曲がっている
- 強い腫れや内出血がある
- まったく歩けない
- 呼吸が荒い、震えている
- 触るだけで激しく嫌がる
一方、猫は痛みや不調を隠しやすい動物です。見た目だけで判断して「軽い捻挫だろう」「大したことはない」と決めつけるのは危険です。少しでも異変を感じたら、動物病院を受診することをおすすめします。
取るべき対処法

まずは猫を安静にさせましょう。痛みがある状態で無理に動くと、炎症が悪化したり、靱帯へのダメージが広がったりする可能性があります。高い場所への移動を防ぎ、ケージや静かな部屋で落ち着いて過ごせる環境を整えましょう。
患部を無理に触ったり、人間用の湿布や痛み止めを使ったりするのは避けてください。症状がひどくなる恐れがあるうえ、人間用の医薬品を使うことで中毒を起こす恐れがあります。
動物病院へ連れて行くときは、患部を無理に動かしたり、強く引っ張ったりしないよう注意してケージなどに入れましょう。
受診時は、いつから症状があるか、どんな動きをした後に異変が出たか、食欲や排泄に変化はあるかなどをまとめておくと診断や治療がよりスムーズになります。動画の共有も有意義です。
まとめ

猫は身体能力が高いといわれていますが、遊びの最中など、日常のちょっとした場面でも捻挫をしてしまうことがあります。
足をかばって歩く、特定の部位をしつこくなめる、触られるのを嫌がるといった変化は、猫からの“痛いよ”というサインかもしれません。
猫は言葉で不調を伝えられないからこそ、飼い主がいち早く気づいてあげたいですね。