1.高所からの転落

野生下では、高いところから獲物を狙ったり、外敵から身を守ってきた猫。
その名残から、高い場所を好む傾向があります。
平衡感覚と運動能力に優れているため、6~7メートル程度の高さであれば、空中で体勢を立て直して着地できるといわれています。
しかし、高すぎる場所から転落したり、パニックを起こして着地に失敗したりすると、骨折や内臓損傷といった命に関わる重大事故につながる恐れがあります。
予防策
- 窓やベランダには脱走防止柵やネットを設置する
- 高い家具の上には滑りにくいマットを敷く
- 猫用のステップやキャットウォークを活用する
転落してしまった際には、あまり動かさずすぐに動物病院へ連れて行きましょう。
一見、けがをしていないように見えても内臓が損傷している可能性もあります。
2.キッチン周りでのやけど・食中毒

好奇心や食欲が旺盛な猫であれば、調理中にコンロに飛び乗る、鍋の蒸気を顔に近づける、テーブルに放置した食材を舐めるといった行動にも注意が必要です。
火や油、蒸気でやけどをしてしまう、猫にとって有害な成分が含まれている食品(玉ねぎ、チョコレート、ぶどうなど)を食べてしまう、といったリスクがあります。
重いやけどの場合、皮膚移植などが必要な場合も。
また、食べてはいけないものを口にすると、腎不全や溶血性貧血など重篤な症状を引き起こすことがあります。
予防策
- キッチンはドアや柵で猫が入れないようにする
- 食材や調味料は猫の手が届かない場所に置く(引き出しなどもストッパーなど工夫をしても取りづらいようにする)
- 猫専用の安全なおやつやフードで好奇心や食欲を満たす
飼い主が気づかないうちに、事故が起きているケースもあります。
やけどであれば、皮膚が赤くなる、水ぶくれができている、誤食であれば、ぐったりしている、嘔吐やけいれんをしているといった症状が見られたら必ず動物病院を受診しましょう。
3.ひもやゴムなどの誤飲・誤食

遊びの一環や好奇心から、ゴムやおもちゃなどを噛んだり引っ張ったりするだけでなく、誤って口に入れてしまい、思わぬトラブルに発展してしまうことがあります。
飲み込んだ場合、小さなものであれば便と一緒に排出されることがあります。
しかし1週間程度経っても出ないときには、ひもやおもちゃが消化管内で詰まったり、絡まったりして腸閉塞(イレウス)になっていることがあります。
予防策
- ひも状のおもちゃは使用後に片付ける
- 小さなもの(ヘアゴム、アクセサリーなど)は猫の手の届かない場所へ
- 留守番時は危険なものがない場所で過ごさせる
子猫の時期は特に好奇心が強く、誤食のリスクも高くなります。
誤飲をしてしまった、ぐったりしている、嘔吐しているなどの異変が見られたら獣医師に相談を。
まとめ

「うちの子は大丈夫」と思っていても、猫は想像以上に大胆で好奇心旺盛。
思いがけない行動が、けがや事故を招いてしまうこともあります。
しかし、高い場所やキッチン、おもちゃなど、小さな気配りと対策をしてあげることで防げる危険はたくさんあります。
大切な家族として、安心して自由に暮らしてもらうために、できることを今日から始めてみてはいかがでしょうか。