離島の猫の保護活動の様子をお伝えするYouTubeチャンネル「にゃんだふるらいふ喜界島」に投稿されたのは、投稿主さんの家の床下に住みつき始めた、三毛猫ちゃんをエサで釣って捕獲する様子。
執筆時点で13万回以上も再生されているこちらの投稿には、「良い方の床に住んで本当に良かった」「保護していただきありがとうございます」「愛情と優しさのある里親さんが見つかりますよう願っています」と、投稿主さんの尊い行いに感動する視聴者からのコメントが70件以上も寄せられています。
鹿児島県は奄美群島内に位置する「猫まみれの島」喜界島(きかいじま)
喜界島は、鹿児島県と沖縄県の間に位置する、人口約6500人の小さな島です。この島は近年、「猫まみれの島」としてテレビで紹介されるほど猫の多い島として有名となっており、その理由は、人口の減少に伴う飼い猫の遺棄の増加と、去勢・避妊手術のできる動物病院がないことであるそうです。
投稿主さん一家は、この喜界島で、猫の保護活動とTNR活動を行っています。
※TNR=捕獲(Trap)・不妊去勢手術(Neuter)・元の場所へ戻す(Return)
猫の発情期が近づいてきたある日、近頃家の下を寝床にしている三毛猫さんを保護するべく、捕獲器を設置することにした投稿主さん。
慎重な三毛猫さん、捕獲器の入り口には近づかず、外からなんとか捕獲器の中にあるエサを取ろうとします。なかなかアグレッシブ!
無事に三毛猫さんを捕獲!
最初はかなり慎重だった三毛猫さんですが、ついに捕獲器の中に自ら入り、一心不乱にエサを貪っています。ガシャン!と捕獲器の中で大きな音が立ってもまったく動じず、エサを食べ続けています。よっぽどおなかが空いていたのでしょう。
捕獲器のドアを閉め、無事に三毛猫さんを捕獲することに成功しました。近くで顔を見てみると、とてもきれいな顔をした美人さんです。
やや怖がっているようですが、まだおなかが空いているようで、「ミャア~ン」とごはんをおねだり。
捕獲器から家の中のケージへ移動。本当に野良猫ですか?の人懐っこさ
三毛猫さんをネットに入れて家の中のケージに移動。もう緊張した面持ちではないようです。切り替え早いですね・・・。
オヤツを差し出してみると、「あ、これ好きなのよ」とでも言うかのように食いつく三毛猫さん。
三毛猫さんを撫でようとする投稿主さんの手に対し「シャー!」をするも、まだまだちゅ~るが足りないようで、引き続きかわいい声でおねだり。
触れられることにはまだ少し抵抗があるようですが、これまで外にいたとは思えないほど毛並みもきれいで、人慣れしている様子の三毛猫さん。ケージの中に設置した猫トイレもすでにきちんと使ってくれ、かなりの優等生です。これは、スムーズにTNR活動ができそうですね。
動画には、「可愛い顔」「美人さん」と三毛猫さんの可愛さを絶賛するコメントや、「野良ではなく飼い猫だったのではないかと。どうか、里親を探してあげてください」「TNRせず里親様を見つけてほしい」と、三毛猫ちゃんをリリースせずに里親さんが見つかることを願うコメントも多く寄せられています。
1万人以上の登録者を誇るYouTubeチャンネル「にゃんだふるらいふ喜界島」では、喜界島の野良猫事情の改善を喚起するための活動を行う投稿主さん一家の様子をご覧いただけます。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「にゃんだふるらいふ喜界島」さま
執筆:クレア
編集:ねこちゃんホンポ編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。