愛猫、愛犬との暮らしや保護活動の様子を投稿されているYouTubeチャンネル『ポンタポンタ』さん。とある事情で保護することとなった小さな子猫と、永遠の家族との出会いを待ちながら共に暮らしていた茶トラ猫さんの間に生まれた深い絆を捉えた動画が話題に。
子猫のSOSに母性本能を爆発させる保護猫さんの姿に感動せずにはいられない。美しい光景には多くの声が寄せられることとなりました。
保護子猫のSOSに応えようとする保護猫さんの姿に感動
整備中の車の中から発見され、保護されたというキジトラの小さな男の子。ディーラーで働く猫好きの友人から連絡を受け、事態を知った投稿主さんが保護することになったのだそう。
もしも、その存在に気付いてもらえず車が駆動していたら…と考えると、発見者の方には感謝してもしきれません。
後に「サムソン」と名付けられる子猫は、小さな体を懸命に使い大きな声で鳴き続けます。命の危機からは脱したものの、家族と離れひとりぼっちで知らない場所へとやってきたことへの不安や恐怖は計り知れないもの。
車の中から発見された子猫
「サムソン」くんと名付けられることに
空気穴の空いた段ボールの中に入り、お家へとやってきたサムソンくん。そこには、保護預かり中の茶トラ「チャット」ちゃんの姿が。すでにその存在に気付いている様子のチャットちゃんは、サムソンくんの声に反応するかのようにすぐさま段ボールへ駆け寄ります。
鳴きながら箱をカリカリする姿は、まるでそこから救い出そうとしているかのよう。
保護猫の「チャット」ちゃん
SOSに応えるかのような行動に感動
大急ぎで簡易ケージを設置し、いよいよご対面!やはり鳴き続けるサムソンくんを目の前に、チャットちゃんは心配そうに寄り添います。
実はチャットちゃんは、お腹に命を宿した状態で保護されました。投稿主さんの元で無事出産、子育てを終えて新しい猫生へと歩むための準備をしていたところだったのです。
いよいケージ越しのご対面
声が枯れるまで鳴き続けるサムソンくん
不安で鳴き続けたことから、声が枯れてしまうサムソンくん。病院で必要なケアを受け、たっぷりご飯を食べられたころで少し落ち着きを取り戻すものの、その不安や寂しさをすべて打ち消すことはできないようでした。
動物病院を受診、ご飯もしっかり食べることができ一安心
それを支えたのが、チャットちゃんの存在。すでにわんぱく盛りで自由に冒険をしようとするサムソンくんを抱きしめ、まるで赤ちゃんをあやすかのようにお世話をするチャットちゃん。
その姿は完全に親子そのもの。チャットちゃんの深く寛大な愛情により、サムソンくんも自信を取り戻し表情もずいぶん明るくなったように見えます。
チャットちゃんはサムソンくんを捕まえ…
赤ちゃんをあやすように毛づくろい
この後、投稿主さんはサムソンくんとチャットちゃんはそれぞれの永遠の家族と出会い、巣立っていったことを報告されています。
別々の猫生を歩むことにはなりましたが、サムソンくんにとってきっとチャットちゃんは第2の母であり、チャットちゃんにとってもサムソンくんは我が子同様、共に過ごした時間や思い出は生涯消えることはないでしょう。
まるで本当の親子のような光景に感動
この投稿には「自分が不安だった時のこと、覚えているのかな」「自分の子だとか、そうじゃないとか…関係なく無償の愛を注げる動物たちは本当に尊い」「人間にはなかなか真似できないこと」「本当に素晴らしい、愛ってこういうことをいうんだね」など1300件を超える多くのコメントが寄せられています。
その後のサムソンくん、チャットちゃんの様子や他の保護猫たちが歩む軌跡はYouTubeの他の投稿からもチェックすることができます!
ポンタポンタさん、この度はご協力誠にありがとうございました!