【感動】大好きな「あの人」を想い続けるシニア保護猫が掴んだ幸せ

【感動】大好きな「あの人」を想い続けるシニア保護猫が掴んだ幸せ

飼い主を亡くした保護猫が幸せになるまでのお話「おれは待っている」のご紹介です。「おれ」がずっと待っていた人とは?…元飼い主さんへの思いの深さと葛藤しながら新しい一歩を踏み出す「おれ」に号泣です。

後輩猫を見送る日々

「おれ」は13歳。動物保護団体Reef Knot様で保護されました。気難しくて人にも猫にも心を開かない彼にはずっと待っている人がいました。

後からやってきた若い白猫や綺麗な三毛猫は、待っていた人に出会えて幸せそうにこの部屋を出ていきました。

「そろそろ俺が待っている人も現れるかもしれない」そんな淡い期待を抱く「おれ」。

大好きなあの人に会いたい…

「おれ」の大好きなあの人…かつてはその人と暮らしていました。

しかしこの施設にきて1年以上待っても会いたい人には出会えません。

お世話係さんがいてくれても、それは違うのだと子猫に語ります。

まっすぐに来てくれた人

後輩猫達が待っていた人と出会い、嬉しそうに先にこの部屋を出ていく光景を何度も見て落ち込む「おれ」。大好きなあの人にもう一度会いたい…ついにそんな「おれ」に会いたいという人が現れます。

でもどうせまた選ばれないんじゃないか?と卑屈になり幸せだった日々を思い出します。しかしその人は脇目もふらず「おれ」の元へ。

ずっと誰にも心を開けなかったのになぜか怒らずその人を受け入れる「おれ」。

自分だけを見てくれてたくさん愛情をくれるこの人こそ「おれ」がずっと待っていた人だと気が付きます。

この人のところで幸せになってもいい?

心にずっといる大好きなあの人に「もういい?この人のところで幸せになってもいい?」と静かに問いかけます…。

そしてついに「おれ」はずっと待っていた人の腕に抱かれ夢にまで見た幸せを掴みました。今「かずま君」は新しい里親様の元で穏やかな毎日を送っています。

まとめ

「おれは待っている」のお話いかがでしたでしょうか。実話を元に作られたこちらのお話は動物の置かれている現状を多くの方に知っていただきたいという動物保護団体Reef Knot様の願いが詰まっています。

何らの事情や飼い主の他界でやむなく飼い主さんとお別れした動物の心には深い傷が残り、大好きだった飼い主さんへの強い思いが心の片隅にあるのではないでしょうか。保護施設で次々と幸せになっていく後輩猫を「おれ」がどんな気持ちで見ていたかと思うと胸が締め付けられます。

待ちに待った新しい出会いを前に、元飼い主さんへの思いを自問自答しながらも、新しい里親さんの真っすぐで深い愛に応え新しい一歩を踏み出すシーンはぐっときました。

1匹でも多くの動物が幸せな猫生を送れますように。

年齢やハンディに関係なく、すべての子に幸せのチャンスが訪れますように。心から祈っております。

※この記事内の投稿や画像は、投稿者の許諾を得て掲載しています。


Reef Knotさん、このたびはご協力頂き誠に有難うございました!

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