福岡市で「国内初」のヒアリ被害!?その危険性とは
環境省が6月18日、強い毒を持つ外来種のヒアリが国内で初めて発見されたことを発表し、ヒアリについて、とても話題になっていました。
ヒアリが厄介なのは1度だけでなく、何度も刺してくるというしつこさ。毒性が強いのも問題になっています。
そして27日、福岡市で中国から輸入されたコンテナから約30匹のヒアリが見つかり、作業員1名が刺されてしまったことが発表されました。国内でヒアリに刺される被害が確認されたのは今回が初めてです。
アリの駆除後に死骸を調べたところ、ヒアリだということがわかったそうですが、今のところ女王アリは確認されていないんだとか。
刺された作業員に関しては命に別状なく、現れたのは発疹だけで健康状態に異常はないとのことでしたが、 ヒアリのお尻には毒針があり、刺されると激しい痛みとともに腫れ上がると言われています。
又、まれにアナフィラキシーショックという、急性アレルギー反応が起きて死亡する例もあります。
ヒアリは現在恐れられている存在の一つで、アメリカでは死亡者のうち、ヒアリがどれくらいの割合を占めるのかは不明ですが、アナフィラキシーショックにより、毎年少なくとも90〜100人が死亡しているとのこと。
環境省ではヒアリによる様々な情報を提供しておりましたので、一度ご確認ください!
▼環境省 ヒアリに関する諸情報について
http://www.env.go.jp/press/104305.html
猫もヒアリに刺される危険性がある
人がヒアリに刺された場合、
- 熱さや激しい痛みを感じる
- かゆみが出てくる
- 患部が腫れあがりじんましんが出る場合も
- 患部から膿が出る
等、人によりますが様々な症状が見られます。そして重症の場合、
- 息苦しさや呼吸困難
- 動悸
- めまい
- 血圧低下
- 意識障害
等が見られることもあり、これらの症状が急性アレルギー反応による、アナフィラキシーショックになります。
ヒアリを見つけたら
ヒアリの巣は、直径25センチから60センチで高さ15から50センチのドーム状になっているのが特徴です。緑地帯の土、そして芝生の土等に巣を持つことが多いため、そのような場所には決して近づかないようにしましょう!
刺激してしまうことで攻撃を受けやすくなりますので、ヒアリと見られるものを発見しても、決して触ったり巣を踏みつぶしたりしないようにしてください。
ヒアリに刺されたら
30分ほど安静にし、体に何か変化が起きたらすぐに医療機関を受診しましょう!その際、ヒアリに刺された可能性があることを忘れずに伝えましょう。環境省への連絡も忘れずに!
では、猫の場合どのような症状が出るのかというと、
- 地面を転がりまわる
- 刺された部分を舐める
- 震える
等が見られます。
猫がヒアリに噛まれた時の対処法
猫にヒアリが噛みついている所を発見しても、決して驚かせてはいけません!ヒアリがパニックになり、より強い攻撃を受ける可能性があります!
まず猫の体にヒアリを発見したら、すぐにその場から離れましょう!仲間からの攻撃を避ける為です。離れた場所へ移動した後で、手袋等を使用してヒアリを取り除きましょう。
軽度の場合、重曹と水を練ったものを患部につけて、包帯を巻くことで患部を噛むことを防ぐと共に、かゆみを抑えることが出来るようです!
- ふらつき
- 震え
- 腫れ
等が見られた場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう!そして猫が刺された場合も、環境省への連絡は忘れずに行ってください。
猫をヒアリから守る為には
猫を外飼いしている人や、自由に外にお散歩に行ける環境を整えている人は十分に気を付けてください!
ヒアリに刺された場合、早急に対処することで、すぐに死亡に至るほどの危険はありません。刺されてしまった場合は、安静にし医療機関へかかることで対処できますので、落ち着いて対応することが大切です。