保健所から救われた尊い命、終わりかけた猫生が愛の力で輝き始める

保健所から救われた尊い命、終わりかけた猫生が愛の力で輝き始める

保健所で短い猫生が終わりかけていた弱った子猫は保護団体に救われます。保護団体様のご尽力や仲間の猫さんとの触れ合いで元気になり猫や人が好きになり、そして譲渡会デビューし新しい家族ができるまでのお話です。

救われた命が再び輝き始める

先日盲目のキング君をご紹介させて頂きました、保護活動をされているNPO法人くすのき様の保護猫さんの中から、今回は柊(ひいらぎ)君のお話をご紹介させて頂きます。

柊君は保健所から引き取られた子猫ちゃん。あのまま引き取られなかったら、ノミダニを体中にたくさんつけて汚れたまま、幸せもおいしいご飯も知らぬまま、人や仲間の猫の温かさに触れることもないままに、短く悲しい生涯を終えるところでした。

保健所から引き取られて猫生に一筋の光が差しました。とても怖く不安な思いをしたのでしょう。弱っている姿がとても心配な柊君です。

ノミダニが酷く軽くシャンプーして貰ったら、桶のお湯が赤茶色になるほどのノミダニと汚れだったそうです。こんな酷い状態で本当にかわいそうでした。

あら。シャンプー後、お鼻に肉球柄を発見…♡

保護直後から不安で泣きっぱなしだったという柊君。いっぱい泣いちゃったけど「あれ?ここは大丈夫かもニャ」と少し落ち着いてきたようです。

元気いっぱいな姿を見せてくれるようになった柊君

怯えていた柊君も、ここは安心できる場所、優しい人たち、とわかったのでしょうか。

ご飯をいっぱい食べて順調に体重も増えて、子猫らしく元気に走り回る姿が見られるようになりました。

ご寄付頂いた新しいハウスを用意して頂き記念撮影の柊君。

買ってあげたけど愛猫には不評だった暖かな猫ハウスやもう使わなくなったキャットタワーも、こういうところで必要としている事があるということも知りました。

筆者も少しでもお役に立ちそうなものがないかどうか、自宅をチェックしてみようと思った一人です。

こちらは、仲良しになった目が見えないキング君と楽しそうに遊ぶ柊君。

こうして他の猫さんとじゃれて遊んだりしながら、猫の社会性を学んでいるのですね。

やんちゃな柊君を寛大に受け止めてくれる優しいキング君。お世話してくださる人や他の猫さんの愛や温かさを感じながら、傷ついた柊君の心も徐々に癒えていったのでしょう。

こんなに可愛らしくなりました!新しいおうちで幸せに

こちらの柊君は保護された時と比べるとまるで別人(猫)。保護された時は怯えた表情でノミダニをたくさんつけていた柊君は、保護団体様のおかげで順調に体重が増え体力も十分回復。人懐こくとっても元気な猫さんになりました。人間や仲間の猫の愛を全身で感じていたせいでしょうか。ご覧ください、この表情!

とても可愛らしくなりましたね!

そして譲渡会デビューを果たし、新しいおうちができ、9月29日にお引っ越しも完了したそうです。

おめでとうございます!!柊君!よかったね。優しい里親様の元で幸せになれますように。

余談ですが、ちょうど一年前。譲渡会を通じてご縁が繋がり愛猫が我が家にやってきた日も9月29日でした。

9月29日は「来い福」で招き猫の日だそうです。柊君と里親様に末広がりの幸せがたくさんありますように。

譲渡会デビューの日の姿は、保護主様の並々ならぬ努力の賜物

譲渡会に参加している猫さん達は、当日は可愛らしいリボンをつけたり、ザビエル首輪でおめかししたり、元気そうな愛くるしい姿で新しいご縁を探しています。

実は我が家の愛猫も遺棄された猫でした。元飼い主の車が止まり猫を置き去りにし走り去って行ったそうです。一瞬野良猫になったものの素早く保護して頂き、譲渡会デビューさせて頂いたこと、我が家に迎える日まで可愛がって頂いたこと、私も愛猫の保護主様にはとても感謝しております。

保護猫さん達が可愛らしい姿で譲渡会デビューできたのも、健康面が安定するようにサポートしてくださったり、おうち猫になれるように人慣れの修行の手助けをして頂いたりと、保護活動をしてくださっている方々のご尽力があってのことだと改めて感じました。

もう一つの朗報

柊君のおうちが決まりとてもおめでたいけれど、仲良しだった盲目のキング君はちょっぴり寂しいと感じているのではないかしらと思っておりましたが、なんとキング君にも、すべてを受け入れてくださる飼い主様ができたそうです!

キング君の行く末を心配していたフォロワーさん達からも喜びの声が続々。
トライアルがうまくいきますように、目の手術が無事終了しますように。みんなお祈りしています!

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まとめ

保健所から引き取られたノミダニだらけだった弱った柊君が、順調に体重を増やし元気に走り回ったり、他の猫さんとじゃれたり人が大好きになり、見違えるほどの可愛らしい姿で譲渡会の日を迎えるまでの様子をご紹介させて頂きました。保護された猫さん達が新しい家族を見つけるまでの道のりはとても長く、保護活動をされている方々の並々ならぬ努力の賜物であると改めて感じました。

ご縁が繋がり幸せを掴もうとしている柊君。救ってもらった尊い命、里親様のもとで益々輝かせて欲しいですね。幸せになれますように。

また、保護活動をされていらっしゃる団体様で、グッズやフードなどが入用になっていることもわかりました。一匹でも多くの保護猫さんが救われることを祈っている愛猫家の一人として、微力ながらできることがあると感じました。

※この記事に使用している写真や投稿は、作成者の許諾を得て掲載しております。


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