バーミーズの性格や特徴、価格までご紹介

バーミーズの性格や特徴、価格までご紹介

バーミーズと聞いてパッと思い浮かぶ方は猫通です。バーミーズとは、一体どんな猫なのでしょうか。シルクが集ったよう、と賞される程、美しい被毛を持ったバーミーズですが、性格や飼い方など、知りたいことも沢山ありますよね?それでは、バーミーズについてググッと迫ってしまいましょう!

バーミーズの性格

バーミーズの気になる性格を、チェックしていきましょう!

黒いバーミーズ
  • おしゃべり(鳴くこと)が好き
  • 社交的
  • 知能が高い
  • 人懐っこく一緒にいたがる
  • メスは女王気質、オスはおっとり

エネルギッシュな社交家

バーミーズはさすがシャム猫を祖先に持つだけあって、おしゃべり好きで社交的な猫種です。ですが、鳴き声は柔らかくて甘い声をしているので、騒々しいという事はないでしょう。

社交的な性格なので逆に、長時間バーミーズだけで留守番をするのは向いていません。もし仕事などで家を空ける事が多い場合は、他のペットも迎えてあげると良いでしょう。猫でも犬でも、うまくやっていける傾向にありますが、やはりバーミーズにはバーミーズが、ベストな相棒となります。

ちょっとした芸を覚えるほど知能が高い

バーミーズはおもちゃを取ってくる、リードを付けて散歩をする、飼い主の側に座る、転がるなど、犬がやりそうなちょっとした芸を覚えられる、高い知能があります。

バーミーズは成猫になっても遊び好きな性格を残していますから、遊びながら芸を覚えさせてみると良いでしょう。猫のトレーニングでお勧めなのが、「クリッカー」というカチっという音の鳴る道具を使った、クリッカートレーニングです。

また、車に乗ったり病院に行ったりなど、猫が苦手とする事は、なるべく早いうちから覚えさせるとスムーズです。

人懐っこく一緒にいたがる

バーミーズはドッグキャットと呼ばれるほど猫にしては人懐こく、飼いやすい性格をしています。バーミーズは何でも、飼い主を巻き込みたがる性格をしています。

飼い主が本を読む、調理をする、テレビを観る時も一緒にいたがります。もちろん、寝る時も座っている時も、常に近くにいる事でしょう。ですから、愛猫と蜜に過ごしたい方にはバーミーズはうってつけの猫種だと言えます。

メスは女王、オスはおっとり

バーミーズのメスは女王気質で、自分に注意を向けられるのを好みます。それに対してオスはおっとりしており、飼い主の膝の上で満足しているでしょう。

オスとメスのどちらを選ぶかは、あなたが猫とどのような関係を築きたいのかによります。猫にひれ伏す家来になりたいのか、それとも穏やかな関係でいたいのか、あなたはどちらですか?

バーミーズの種類

見上げるバーミーズ

バーミーズはヨーロピアンバーミーズとアメリカンバーミーズの2種類存在していて、ヨーロピアンの方が割とスッとした顔や体型をしています。

バーミーズは日本ではあまり聞かない猫種ですが、実はオーストラリアでとても人気があります。理由は「可愛いから」「犬のような性格で飼いやすい」「ブリーダーが多く、手に入れやすい」などがあるようです。

ヨーロピアンバーミーズ

ヨーロピアンバーミーズ

ヨーロピアンバーミーズは、アメリカでバーミーズの繁殖が開始され、その茶色で美しい猫の姿に感化されたイギリスのブリーダーが再び交配に取り組んだことで始まります。

アメリカから輸入されたアメリカンバーミーズを元に、ブラウンの毛色にこだわるアメリカとの違いをつけるため、より多くの毛色のバリエーションを認めながら育種が行われました。

その結果、ブラウンの被毛カラーしか生まれなかったバーミーズですがブルーの毛色を持った美しいバーミーズが誕生しました。これにより、アメリカ原産のアメリカンバーミーズとは異なる猫種と認められるようになり、ヨーロピアンバーミーズが誕生したのです。

現在ではアメリカンバーミーズもブラウン以外の毛色を認めていますが、ヨーロピアンバーミーズは毛色のバリエーションを多く受け入れており、ヨーロピアンバーミーズの中には3色の色を有するトーティカラーのバーミーズも存在しています。

また、ヨーロピアンバーミーズとアメリカンバーミーズの違いはあまりありませんが、ヨーロピアンバーミーズのほうが筋肉質で重量感のある体つきをしています。また、ヨーロピアンバーミーズのほうが少々シャープな印象を受けやすいようです。

アメリカンバーミーズ

アメリカンバーミーズ

バーミーズには2種類あり、アメリカで育種をされた猫がアメリカンバーミーズという猫種になっています。

アメリカではシャム猫とペルシャ猫と同じくらい人気の猫種で、個性的な茶色の被毛と筋肉質でバランスの取れた四肢、若干丸顔なのが特徴です。

アメリカンバーミーズは、かつてイギリスでシャムとバーマンを掛け合わせて作られた茶色の猫が元となっていて、イギリス国内ですたれたあとに、アメリカで育種をし現在のアメリカンバーミーズが生まれました。

なお、のちにご紹介するヨーロピアンバーミーズとは異なる国で育種をされたため別の猫種として認定されていますが、特徴はとても酷似しています。

そのためアメリカンバーミーズもヨーロピアンバーミーズも含めて「バーミーズ」と呼ぶ場合もあります。なおバーミーズの毛色はブラウンの他に、ブルー、シャンパン、プラチナがあります。

バーミーズの価格

日本ではバーミーズは比較的珍しい猫種なので、ペットショップよりもブリーダーを探した方が良さそうです。バーミーズの価格は30万円程です。

ブリーダーから購入する際は必ず、事前に予約をとって猫舎を見学に行ってください。そこで、信頼出来るブリーダーなのかそうではないかを確認しましょう。

バーミーズがかかりやすい病気

手をあげるバーミーズ

バーミーズは糖尿病と低カリウム血症にかかりやすいです。糖尿病はオス猫の方が発症しやすいので、高齢になった時にはより注意しましょう。肥満にもご注意です!

低カリウム血症は、糖尿病や慢性腎不全、食欲不振が原因で起こる病気です。筋肉が減少したり呼吸が早くなったりしますので、何かおかしいな、と感じた時は、早めに受診しましょう。

バーミーズの歴史

バーミーズの顔

バーミーズは、シャム猫とミャンマーにいたカッパーキャットという猫を祖先に持つ猫種です。それらの猫は寺院や王宮で飼われており、その種は神父によって維持されていた、と言われています。今のバーミーズの原型は、「ウォンマウ」という小さなこげ茶色のメス猫だと考えられています。

イギリスでも茶色の被毛で黒のポインテッドを持ったシャム猫はいたようですが、当時は通常のシャム猫のようにコントラストの強い被毛が好まれましたので、そのうち茶色のシャム猫は、イギリスから姿を消してしまいます。

ですが、タイやミャンマーには残っていて、ポインテッドのシャム猫と、単色のバーミーズが自然交配していたようです。ウォンマウもそのうちの1匹です。

ウォンマウの飼い主だったトンプソン医師は、タイマウというシールポイントのシャム猫とウォンマウを交配させ、今のバーミーズとトンキニーズを作り出していったそうです。

CFA(猫血統登録団体)は、1936年にバーミーズを猫種として認めましたが、1947年に一旦、登録を停止しています。というのも、繁殖させるのにまだ、シャム猫を使っていたブリーダーがいたからです。そんな過去もあったのですね。1953年になり、バーミーズは無事に再登録され、今では愛猫家の間では人気猫種となっています。

まとめ

バーミーズ

これからもっと人気の出そうな、犬のような猫、バーミーズ。バーミーズの血が入った猫種も、沢山あるのですよ!例えば、ラグドールやバーミラ、バーマンなどがそうです。

猫種の歴史上では、バーミーズは中々重要な役割を果たしているのかもしれませんね。ツンとした猫より、親しみやすい猫がいい!という方は、一緒に暮らしてみるのも良いですね。その魅力に、ハマってしまうかも、しれませんよ☆

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