スナドリネコとは?
スナドリネコは英語にすると”Fishing Cat”で、「漁をする猫」という意味だと言われています。
スナドリネコの体格
体の大きさはスナドリネコによって様々で、体長57~86cmほど、体重は大きいスナドリネコだと5.5~14.0kgくらいにまで成長すると言われています。
スナドリネコの生息地
インドから東南アジア付近の沼の多い場所や川辺の森林あたりに生息していることが多く、体の色は灰褐色で、黒の斑点模様が見られます。基本的にはカエル、ザリガニ、カニ、エビ、魚、貝などを捕って食べる生き物で、陸上ではネズミや鳥などを捕って食べています。
スナドリネコの寿命
詳しい寿命などはわかっていませんが、飼育されていたスナドリネコは10年以上生きたという記録が残っているそうなので、寿命に関してはイエネコと大きな違いは無さそうです。
スナドリネコを見ることができる場所
実際にスナドリネコを見てみたい!という方必見!実は日本でもスナドリネコに会うことが出来る場所があります。
1.三重県 鳥羽水族館
三重県の鳥羽水族館では、スナドリネコが「奇跡の森」という両生・爬虫類をはじめとした、水辺に暮らす生きものたちのゾーンで飼育展示されています。
鳥羽水族館の詳細
- 三重県鳥羽市鳥羽3丁目3−6
- 営業時間:9時00~17時00(7月20日~8月31日は8時30~17時30)
2.神戸どうぶつ王国
神戸どうぶつ王国さんの投稿 2014年7月5日土曜日
兵庫県神戸市にある神戸どうぶつ王国では、「熱帯の湿地」というゾーンでスナドリネコの展示がされています。ほかにも、ビルマニシキヘビ、ピラニア、グリーンイグアナ、ワニガメなどの水中展示など、水場に集まる動物たちを見ることが出来ます。
神戸どうぶつ王国の詳細
- 兵庫県 神戸市中央区港島南町7丁目1−9
- 営業時間:10時00~17時00(土日祝は17:30まで)
3.愛知県 名古屋市東山動植物園
おはようございます。
— 名古屋市東山動植物園 (@higashiyamapark) February 10, 2021
スナドリネコ、ひなたぼっこ中。#東山動植物園 #スナドリネコ #動物園 #名古屋 pic.twitter.com/7gwDTf74e8
愛知県名古屋市にある名古屋市東山動植物園では、スナドリネコをはじめ、サーバルキャットやツシマヤマネコ、マヌルネコ、ベンガルヤマネコ、カラカル、ライオン、ユキヒョウ、ペルシャヒョウ、スマトラトラ、ジャガーなど、数多くのネコ科動物たちを見ることが出来ます。
名古屋市東山動植物園の詳細
- 愛知県 名古屋市千種区東山元町3−70
- 営業時間:9時00~16時50(毎週月曜休園日)
スナドリネコの特徴
スナドリネコはネコ科の動物にしては珍しい、”水が好きな猫”として知られています。スナドリネコの大きな特徴は、
- 泳ぐことが得意
- 指にわずかながらの水掻きがある
- 爪をしまえない
スナドリネコが泳ぎが得意な理由
この3つだと言われています。スナドリネコは泳ぐことが得意で、水の中を動き回る魚を捕えることも難しくありません。ネコ科の動物=水が苦手というイメージですが、そんな常識を覆すのがこのスナドリネコです。指にはわずかながら発展した水掻きもあります。
スナドリネコと普通の猫の違い
猫との違いといえば、”爪をしまえない”という所。本来ならば猫は爪をしまい、必要な時にだけ出すという器用な技を使えますが、スナドリネコは爪がしまえないので普段から爪が出ています。理由は、爪を収める鞘(さや)の部分が小さく、爪が収まらないからだと言われています。
まとめ
今回はスナドリネコについてまとめました。スナドリネコはネコ科の動物にしては珍しいことに、水に入ることを得意としています。
猫=泳げないと考えている人が多いなか、水が好きで泳ぐことが出来るネコ科の動物は非常に珍しく感じますよね。
野性のスナドリネコは日本で見かけることはありませんが、日本国内にある水族館や動物園ではスナドリネコの展示がされている場所もありますので、1度見に行ってみてはいかがでしょうか?