クリリアンボブテイルの性格
- 社会性がある
- 穏やか
- 活発
- 人懐っこい
- 賢い
クリリアンボブテイルは社会性のある、穏やかで活発な性格です。飼い主にもすぐなじみ、玄関に迎えに来てくれたり膝の上に乗ったり、犬のようにボールを取ってくれたりと、とても人懐っこく、賢く、遊び好きで順応性もあります。愛情深いので、他の猫や犬など他の動物、そして人間の子供達とも上手に暮らす事ができます。
クリリアンボブテイルの特徴
- クリリアンボブテイルは短くてウサギのようなしっぽが特徴
- クリリアンボブテイルの後ろ足は前足より少し長め
- クリリアンボブテイルの体重は3〜4.5キロ位
- クリリアンボブテイルは泳ぎと狩りが得意
クリリアンボブテイルの一番の特徴は、毛糸で作ったポンポンのようなしっぽです。1.5〜8センチくらいの長さでねじれもあります。後ろ姿はウサギのようにも見えます。
柔らかい手触りの被毛は、短毛から中毛まであり様々な色が認められています。後ろ足は前足より少し長めです。
頑丈で筋肉質の身体は引き締まっており、体重は3〜4.5キロ位で猫種としては中型から大型といえます。野生的で精悍な顔立ちに違わず、泳ぎと狩りが得意です。
クリリアンボブテイルの歴史
クリリアンボブテイルの原産地は千島列島
クリリアンボブテイルは「クリルアイランドボブテイル」とも言います。クリルアイランズ(Kuril Islands)は日本の北海道北東部の根室海峡から、ロシアのカムチャッカ半島の南端千島海峡までに連なる「千島列島」を現しています。
原産国は北方領土問題により日本ともロシアとも言い難く、千島列島原産と表記されている事も多いです。
クリリアンボブテイルがいつから生存していたかは定かではありませんが、雨や霧の多い短い夏、一面に雪が覆い被さる気温の非常に低い長々とした冬を特徴とする千島列島の過酷な環境で自然発生しました。
1900年代の半ばに千島列島に居住していた軍人や学者たちがクリリアンボブテイルの存在を示し、人とは関わらない場所で暮らしていたボブテイルはすんなりと飼い猫(イエネコ)になりました。クリリアンボブテイルの素晴らしい順応性のなせるわざでしょうか。
クリリアンボブテイルと「ボブテイル属」との関わりは?
原産地が日本とロシアの間であることから、ジャパニーズボブテイルと遺伝的に関わりがあるのではと物議を醸していますが科学的には証明されていません。
しかし祖先で繋がりがあるとは言われています。そのためヨーロッパではクリリアンボブテイルとジャパニーズボブテイルの判別は難しいようです。
別の話となりますが、同じロシアにはサンクトペテルブルク出身の「カレリアンボブテイル」という種も存在していますが、全くクリリアンボブテイルと関連がありません。同じくアメリカにもアメリカンボブテイルという種類がありますが、やはり関係性はありません。
クリリアンボブテイルの値段
- クリリアンボブテイルの値段:約30万円以上
- クリリアンボブテイルの輸送費:約20万円前後
- 仲介業者への手数料など合計すると合計70万円前後
クリリアンボブテイルのキャッテリー
ドイツのWCFによりますと、ロシア内の人気猫種でクリリアンボブテイルは第四位に入っており今後も伸びていく事は間違いがないようです。クリリアンボブテイルをブリードしているキャッテリーは、ロシア内に40〜70カ所はあるようです。
クリリアンボブテイルの仲介業者への委託
チャーミングでもあり雄々しくもあり、賢さも備えているクリリアンボブテイルと家族になりたいと思われますよね。しかし日本国内での販売は残念ながらまだ難しいです。
そのため海外ブリーダーと直接取引のある仲介業者へ委託する事が、購入し家族に迎える一番の方法のようです。
値段はクリリアンボブテイルの個体が約30万円以上、輸送費が約20万円前後、仲介業者への手数料などを含めると合計70万円前後のご用意が必要となるでしょう。
クリリアンボブテイルの飼い方
クリリアンボブテイルは基本的にとても丈夫ですが、食事に関して筋肉を保てる栄養のあるフードを与えること、そして肥満に気をつけることは大切です。
クリリアンボブテイルは夏の暑さには注意が必要
寒い地域の出身ですから夏場の温度管理は大切で、冷房を28度前後に保つようにしましょう。被毛にアンダーコートはありますが、ブラッシングは長毛種より少ない回数で大丈夫でしょう。
クリリアンボブテイルが活発に動き回れる環境を用意
運動量は多いですから、上下運動のできるキャットタワーや段差のある家具の配置など活発に行動出来るテリトリーの確保をしてあげましょう。
クリリアンボブテイルの賢さにも要注意
水に入り魚を捕って来た歴史があり水回りを怖がらないがために、台所やトイレそしてお風呂場などには注意が必要です。熱帯魚などを飼っていれば、水槽と動く魚はクリリアンボブテイルの格好のおもちゃになってしまうようです。
まとめ
クリリアンボブテイルについてお話をさせていただきました。
非常に魅力的な猫種とお感じいただけたのではないでしょうか。
猫に詳しい方達の間では、ノルウェージャンフォレストキャットやサイベリアンと遺伝的に似ているのではと言われているようです。
寒い地域出身の猫たちは特に厳しい自然の中で生き抜かなければならないために、自然には逆らわず自分たちが工夫をして順応し、たくましくなったのだと思います。
人間は少し勝手な考えで人間の生活に合う猫種を作ろうとしてしまいます。
ですが人間の手が加えられていないクリリアンボブテイルは人に寄り添う事を嫌がりません。
様々に問題のある千島列島の自然発生種のクリリアンボブテイルを見習って、人間同士も争いを少なくしていきたいですね。
40代 女性 しほ
クリリアンホブテイルは、知りませんでしたが、とっても可愛らしくて虜になりました。
丸々していて、とっても愛らしいですね。聞いてみると寝るのが好きな反面、活発で遊ぶのも大好きみたいです。可愛いから遊んであげたいです。マタタビを少し与えると躍りに近いような動きになるのだとか。活発で、ひょうきんな猫ちゃんなのでしょうね。ますます、興味が湧きました。ぜひ、いつか飼ってみたいです。
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