バンビーノの特徴とは
バンビーノの名前の由来ですが、他の猫種のように体が毛に覆われることなく、成猫になっても赤ちゃんのような性格と外見から、イタリア語で「赤ちゃん」と付けられました。
足の短さが愛らしいマンチカンと、毛のないスフィンクスを人の手によって交配させたことで、バンビーノが誕生しました。
バンビーノの身体的特徴
バンビーノの最大の特徴は、他の猫種のような被毛が見られないことです、しかし、実際は産毛が生えていて、触感は「果物の桃の表面のよう」という人もいます。また、皮膚の色は3種類あるといわれています。
- 黒
- ピンク
- 白
それ以外の部位も、他の猫種とは違う外見的特徴があります。
- フラットな額
- 四角い鼻
- 頭は小さいが、耳がとても大きい
- 大きい目はだ円形で目尻目頭が突起状になっている
- 頬骨が目立つ
バンビーノは筋肉が付いた細身ですが、尾は長くてお尻に近くなる程に太くなっていき、お腹周辺はややふっくらとしています。
また体重に関しても、猫の多くが小さくて3.5kg程、大きくても4.5kg程といわれていますが、バンビーノは2.5kg弱から大きくても4kg前後ですので、小柄な体形といえます。
バンビーノの寿命
バンビーノは誕生して日が浅いため、平均的な寿命や先天性疾患に関してもまだ詳しい情報がありません。猫の多くは15年前後といわれていますが、交配種のスフィンクスが大体12歳から14歳程、マンチカンはおおよそ12年前後ですので、参考にすると良いでしょう。
バンビーノの性格とは
バンビーノはスフィンクス・マンチカンの血統を受け継いでいるため、性格はフレンドリーな上に陽気で、他の動物や子供とも仲良くできる事から、飼いやすい猫種だといわれています。
また、家族や飼い主に対して思いやりがあり、足は短いものの元気いっぱいに動くことが好きですから、飼い主が一緒に遊べば喜ぶでしょう。
バンビーノのしつけ
バンビーノは友好的で人が好きですから、交配種に当たるスフィンクス・マンチカンと同じようなしつけで良いといわれています。しつけで気を付ける点は、バンビーノが動き回りやすい環境でしつけをしてあげると、ストレスを減らす事ができるでしょう。
バンビーノの飼い方
バンビーノはアクティブな性格ですので、室内にはキャットタワーやおもちゃを置いておき、バンビーノの気が向いた時にいつでも遊べるような工夫をしてあげます。
ただし、注意点としてバンビーノは被毛で覆われていないために、他の猫種よりもケガをしやすいです。したがって設置する遊具も、角が目立つようなものはケガをしないように何かで覆ったりして気を付けます。床もじゅうたんやカーペットなどを敷いておくと安心です。
バンビーノの気を付ける病気
バンビーノを飼う上で気を付けることは「病気」ですが、他の猫種よりも注意するべき事は「皮膚の疾患」です。ケガや日差しから守ってくれる被毛がありませんので、普段から注意して様子を見ておいた方が良いでしょう。
また、バンビーノは日光を直接浴びることで、皮膚病を招く要因になります。バンビーノが普段よく過ごす部屋の窓には、
- レースカーテンを閉めておく
- UVを阻害できるようなシールを窓に貼る
- 窓そのものをUVカットガラスにする
等の対策が必要です。もし、日光を浴びる機会がある時は、あらかじめ日焼け防止のクリームを塗っておきましょう。さらにノミやダニ、そして蚊などにも普段から注意が必要です。
また、マンチカンやバンビーノでよく見られる「足の短い」猫は、年齢を重ねるたびにヘルニアを発症するリスクが高まるといわれていますので、万が一様子が変だと感じた時は獣医に相談した方が賢明です。
それ以外にも他の猫種でも起こりがちな、ストレスが要因の病気や、泌尿器系の病気にも注意しましょう。
バンビーノを飼う上での注意点
バンビーノは皮膚を守ってくれる被毛がほぼありませんので、皮脂腺が他の猫よりも成長して活発なため、皮脂の分泌が多く皮膚病を招きやすいといわれています。
また、バンビーノの特徴でもあるシワの部分に皮脂・汚れが付着しやすいので、週に何度か蒸しタオルでケアしたり、毎月1度はシャワーでキレイにしてあげると良いでしょう。
そのまま放ってしまうと、肌トラブルを引き起こす恐れがあります。そして、バンビーノは被毛がないために寒さが大敵です。バンビーノを飼う場合は室内飼いであることが重要となります。
バンビーノが寒がるようでしたら、体温維持のために洋服を着せてあげる、ヒーターなどの暖房器具を使って温度管理をする等の工夫が必要になってきます。
この場合、あくまでも人間にとって心地よい温度ではなく、バンビーノにとって適温であることが大切です。
バンビーノを入手する方法
バンビーノを入手する場合、まずペットショップやブリーダーで販売されているかチェックしてみましょう。
スフィンクス・マンチカンならペットショップで25万円前後、ブリーダーなら35万円前後が相場ですが、バンビーノはいまだ希少価値が高く、日本ではなかなか手に入らない猫種といわれています。
どうしてもバンビーノを欲しいという方は、海外のブリーダーに相談する方法がありますが、費用は相当掛かる可能性があります。
まとめ
バンビーノは見た目には被毛がなくインパクトのある猫種ですが、赤ちゃんのような外見と陽気さがあり、子供とも仲良くしてくれるフレンドリーな猫種です。
しかしバンビーノは一方で、皮膚疾患などに気を配る必要がありますが、しつけやすい上に思いやりのある猫ですので、飼いやすくて魅力ある猫といえるでしょう。
バンビーノに興味のある人は、まずはペットショップやブリーダーからチェックしてみると良いでしょう。日本で手に入れることが難しい場合は、海外のバンビーノのブリーダーをチェックしてみましょう。
女性 百日紅
毛が無く皮膚が見えているとケガが怖いですよね。家の中の環境は人間の赤ちゃんがいるような対策が良いかもしれませんね。人間の赤ちゃんと違って高い場所へも行ってしまうので、ケガにつながりそうな物は出しておかない方が安心です。また、皮膚のケアが健康管理のポイントになりそうですね。特にシャンプーが必要なので、子猫のうちから慣らしておくとやりやすくなりますね。
女性 ゆきこ
私は、どちらかといえば被毛があるタイプの猫種の方が好きですが、珍しい猫種を飼ってみたい人にはこういった猫も人気があるかもしれませんよね。とにかく、性格が人懐っこいということなので、一緒にいれば次第に情が移るのでしょう。
どんな猫であっても、一緒に住んでいれば家族です。飼い主にとっては、愛猫は本当に宝物です。本当に可愛いし、幸せに暮らしてもらいたいと思います。バンビーノも、見た目は変わっているけれど、飼い主にとってはすぐに宝物となることでしょう。
20代 女性 まかろん
皮膚の色や身体の特徴など色々ありバンビーノでもその子その子で雰囲気が全然違いますね。見た目もベビーな感じですし、身体も小柄なのでイタリア語で『赤ちゃん』と名付けられるのも頷けます。
小柄ですし性格も飼いやすそうですが、希少種との事ですので入手は難しそうですね・・まだまだ誕生してから短くもありますので未知な部分も多そうです。
毛がないので怪我防止や日差しや温度には敏感ですし、注意が必要ですね!
定期的なシャンプーもするならば仔猫の時からシャンプーに慣れさせると良いと思います。たまにお湯につかる猫ちゃんの動画などありますが、基本的には猫ちゃんはお水が苦手な子が多いですもんね。
皮膚疾患やヘルニアなど比較的気をつける事で防ぎやすいので、なりやすい病気はそんなに多くはなくその面でも飼いやすいんじゃないでしょうか。
耳が特徴的で少しフェネックにも似ている感じがします!