猫にポップコーンを食させべても大丈夫?注意する事

猫にポップコーンを食させべても大丈夫?注意する事

この記事では「猫にポップコーンを与えても良いのか」「猫にポップコーンを与えた時の危険性」「ポップコーンを食べてしまった際の対処法」などについて紹介します。

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監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

猫はポップコーンを食べてもよい?

ポップコーンの箱を抱えているグレーの猫

猫にポップコーンは与えない方が良い

香ばしいにおいとしょっぱい味が美味しいポップコーンですが、その香りにつられて飼い猫が寄ってきたという経験はあるでしょうか。可愛い愛猫からおねだりされると、つい与えたくなってしまう衝動にかられやすいですが、基本的にポップコーンを猫に食べさせることはおすすめできません。

猫にポップコーンを与えない方が良い理由

ポップコーンには多くの塩が使われていたり、チョコやキャラメルなどの味をつけるための砂糖や甘味料が使用されていたりします。これらの味付けは全て人間向けのものであって、猫が口にしてしまうと塩分や糖分の摂りすぎになってしまう傾向にあります。

また、ポップコーンの欠片が猫の喉に引っかかってしまい、窒息する可能性もゼロではありません。食事の際にきちんと嚙み砕いて食べる猫はそのような事故は起きにくいですが、子猫や老猫の場合だと、噛む力が弱っていたり、喉が細くなっていたりすることもあるのです。

そのため、うっかりしている隙にポップコーンを猫に盗み食いされないようにしましょう。ポップコーンだけでなく、猫に食べさせたくない物は全て、猫の手が届かない場所に保管しておくことを強くおすすめします。

猫がポップコーンを食べた際に起こりやすい病気や症状

診察を受ける白猫

少量のポップコーンを食べただけですぐに猫が体調を崩すことは少ないです。しかし、日常的にポップコーンなどのお菓子を猫に与えていたり、盗み食いされることが多かったりすると以下のような症状や病気になってしまう可能性があります。

塩分の摂りすぎによって起こる病気

ポップコーンについている塩分を日常的に摂取しており、過剰摂取となってしまった場合、腎臓病や心臓病にかかるリスクが上がります。特に、猫はもともと腎疾患を起こしやすい動物です。

塩分摂取量が多くなると、血圧が上がり心臓や腎臓に負担がかかりますので、ナトリウムの過剰摂取には要注意です。

糖分の摂りすぎによって起こる症状

糖分の摂りすぎによって起こりやすいのは、肥満や糖尿病です。猫も人間と同じで、甘い物を食べることによって太りやすくなりますし、生活習慣病になるリスクも上がります。

しかも、猫の舌は甘い味覚を感じにくいといった特徴を持っています。そのため、甘い味つけをしても猫にとってはあまり意味がないのです。

猫がポップコーンを食べた時の対処法

具合の悪そうな猫

ポップコーンで猫が窒息したら病院へ

猫がポップコーンを誤って食べてしまい、ぐったりとしていたり、咳をしていたりするようであれば、ポップコーンのかけらが詰まっている可能性もあるため、すみやかに動物病院でみてもらいましょう。

水を飲ませる

ポップコーンで猫が窒息を起こしていなかったとしても、塩分や糖分はすでに摂取してしまっているため、その後の体調管理が必要です。塩気の多いポップコーンを食べてしまった時は水をたくさん飲ませることをおすすめします。

体内の塩分濃度を水で薄めることによって塩分排出がしやすくなります。また、糖分の多いポップコーンを食べてしまった場合は、肥満に繋がってしまうことがないよう、運動をさせたり、食べたその日だけ少しキャットフードを減らすのもよいでしょう。

ポップコーンにチョコレートがついている場合

もし、チョコレートなどがたっぷりついているポップコーンを食べてしまった場合は、中毒を起こさないか様子をみて、少しでも異変があったらすぐに動物病院に連れて行きましょう。

嘔吐や下痢、からだの痙攣などの症状が出ている場合は中毒症状を起こしている可能性が高いため、急いで適切な治療を受けさせる必要があります。

まとめ

子猫とポップコーン

猫にとってポップコーンは不必要な食べ物です。ポップコーンを猫が食べたことによって得られるメリットは特にないため、猫にねだられたとしてもポップコーンを与えるのはやめましょう。

どうしても猫がしつこくポップコーンをねだる場合は、代わりに猫用おやつを少量与えて対処するなどの工夫を取り入れるとよいでしょう。

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