チャウシーの特徴や性格、その飼い方について

チャウシーの特徴や性格、その飼い方について

チャウシーという種類の猫をご存知でしょうか?日本ではなかなか聞かない種類の猫ではないでしょうか。珍しい種類であるチャウシーの特徴や性格、飼い方や手に入れる方法についてご紹介します。

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チャウシーの特徴

黒い背景のチャウシー

チャウシーの歴史

チャウシー(Chausie)という猫は、ジャングルキャットとイエネコの交雑種です。ジャングルキャットとは、アジア産の小型ヤマネコです。交配させたイエネコは主にアビシニアンです。名前はジャングルキャットの学名の、Felischaus(フェリスシャウ)からきています。

1960年代から70年代にかけて、野生の種をペットにしたいという目的のもと、現在のチャウシーの原型が作られました。

1990年代に入ると、チャウシーの人気が高まり、繁殖が本格化して来ました。野生のヤマネコならではの特徴を備えた美しさに惹かれる猫好きが増えたこと、珍しい猫に注目が集まるペットブームがあったことがその背景にあります。

1995年に、世界最大の猫の血統登録機関TICA(The International Cat Association)に新しい種として登録されました。

チャウシーは作られた猫種ですが、遠い昔の紀元前から、同じ地域に生息していたジャングルキャットとイエネコは、自然に交わっていたと考えられます。

エジプト時代の猫のミイラから、ジャングルキャットの祖先と考えられるものや、イエネコ、その交雑種が見つかっているからです。

ジャングルキャットや、それから派生した種類の猫は、東南アジア、インド、中東からアフリカ西部まで、広い地域で生息していたと考えられます。

ジャングルキャットとイエネコを交配させて産まれた第1世代のものをF1と言います。
ジャングルキャットを基礎とした交配で、チャウシーとして登録が認められるのは第4世代 (F4) 以上と決められています。

猫の第1世代(F1)から第3世代(F3)までは、ヤマネコであるジャングルキャットの気質を強く引き継いでいるということがその理由です。

国や地域によっては、F1からF3まではヤマネコとして扱われるために届け出が必要な場合があり、輸入や飼育が禁止されていることもあります。

現在、チャウシーは、主にアメリカとヨーロッパで繁殖されているとのことです。また、チャウシーの交配は、アビシニアンのほか、ドメスティックショートヘアー(短毛の猫種の総称)だけが認められています。

チャウシーの体の特徴

チャウシーの特徴として、まず長い手足があげられます。胴体も長く、体長も高く、大柄な猫といった印象です。体型は、ロング&サブスタンシャルタイプになります。

耳は大きく、高い位置についています。耳の先にリンクスティップ(房毛)がついているものもいます。目の色は金色または黄色が、チャウシーとして望ましいとされます。マズルは長めでしっかりしています。

被毛はダブルコートの短毛です。基本は黒い被毛で、そこに光沢のあるシルバーが混じるという、チャウシー独特の色になります。

ソリッドブラック、ブラックグルズルドタビー、ブラックティックドタビーの3色が、チャウシーとして認められています。

体重は、メスで3kgから4.5kg、オスで4kgから7kgほどになります。オスとメスとでは、ひとまわりほど大きさが違うということですね。

チャウシーの性格や飼い方

ジャングルキャット

チャウシーの性格

チャウシーは賢く、人懐こい性格をしています。好奇心が旺盛で、運動神経も良く、成猫になっても遊ぶことが好きな傾向があります。1匹でいるよりも、飼い主といるほうを好みます。

アビシニアンやオリエンタルショートヘアーという種類がチャウシーの原型の猫として用いられたため、これらの猫の特質を受け継いでいると言われます。

チャウシーの飼い方

  • 運動できる場所をつくる
  • 留守番はあまりさせない
  • 一緒によく遊んであげる
  • フードは肉類中心
  • お手入れは比較的簡単

運動できる場所をつくる

飼いやすく改良されているとはいえ、野生の性格や特徴がしっかりとある猫です。運動能力が高いので、十分に動けるスペースを作ってあげることが必要です。

キャットタワーやキャットウォークは、猫に必要な高低差のある運動をさせるために必要です。ただし、大きい体を支えられて、体重と運動量に耐えられるような頑丈なものを用意した方が良いでしょう。

留守番はあまりさせない

飼い主といることを好む傾向があるので、あまり一人ぼっちにしないよう気をつけてあげてください。留守番が多くなる一人暮らしの人は、チャウシーと暮らすには向いていないかも知れませんね。

飼い主によく懐き、家族でも特に特定の人によく懐くという性格があるようです。寂しがらせないように、家族みんなで面倒をみてあげるようにすると良いでしょう。子供や他のペットがいても飼いやすいと言われます。

一緒によく遊んであげる

賢く洞察力があり、犬のように、おもちゃで一緒に遊ぶことが出来ます。理解力も高く、飼い主とのコミュニケーションを好むので、しつけがしやすく、投げたものを持って来させたりすることも出来るようになるそうです。

フードは肉類中心

筋肉質で大柄な猫ですから、フードはタンパク質多めのものを選ぶと良いでしょう。穀物や野菜が多いものを与えすぎると消化不良を起こすことがあるので、肉類を中心にしたフードが適しています。

お手入れは比較的簡単

チャウシーはダブルコートの短毛なので、ブラッシングは1日1回から週に数回程度で良いでしょう。

チャウシーの寿命と気をつける病気

寿命は10年から13年とされています。他の種類の猫に比べると、短めと言えますね。もちろん個体差がありますので、良い環境を作って長生きさせてあげたいものです。

運動が思い切り出来るような場所を作り、適切な量のフードを与えて肥満を防ぐことが、チャウシーに健康で長生きしてもらうことにつながります。

運動が出来ることもストレス対策には大切ですが、寂しがらせないことも大切です。時間を見つけて一緒によく遊んであげると良いでしょう。

チャウシーは、消化器系の疾患、食物アレルギーの傾向があります。フードの種類と量に気をつけて、食べ過ぎにも注意してください。

チャウシーを手に入れる方法や値段

上を向くチャウシー

チャウシーはとても珍しい猫種になりますので、日本のペットショップではなかなか販売されていないと考えられます。

ペットショップにいない場合、ブリーダーから譲り受けるという方法があります。ただブリーダーさんも少なく、子猫も繁殖時期でなければ、見つけることも難しいでしょう。

このようなことから、チャウシーの値段は高いものとなり、子猫で数十万ほど、だいたい40万から50万円と考えられます。

個人で飼っている人から子猫を譲り受けるか、どうしても欲しい場合、海外から輸入するという手段もあります。

その場合は40万よりも安い値段で購入出来るかも知れませんが、手数料などを入れると同じような値段か、または高くなってしまう可能性もあるでしょう。

チャウシーは珍しい猫で、日本で販売されている個体を見つけるのが難しいほどですから、必然的にお値段も高くなってしまいますね。

チャウシーのまとめ

伏せているチャウシー

日本ではなかなか見られない珍しい種類のチャウシーは、野生のヤマネコの魅力あふれる猫です。

珍しいだけでなく、見ることも難しい猫ですから、手に入れることも大変だと言えるでしょう。

見た目だけではなく、性格にも野生の気質が残る猫ということで、ペットとして飼うにはそれなりに心構えと覚悟がいるかも知れません。

チャウシーを手に入れるには、ブリーダーさんと繋がることが必須と考えられます。本当にチャウシーが欲しい人は、よくブリーダーさんから話を聞いて色々と教わり、実際に飼って暮らしていけるかどうかを判断することがとても大切だと言えるでしょう。

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