貰ったご飯を残して裏の猫ちゃんを呼びに行く優しい子だった
推定9歳のミケちゃんはもともとお外で頑張っていた猫さん。今は心優しい飼い主さんの治療院で幸せに暮らしています。
健気で思いやりに溢れるミケちゃんは、治療院に来る猫好きな患者さんの時は姿を現し奥様を亡くされたばかりの方に寄り添ったり、そうでない方の時はそっと気配を消したり...そのお利口な立ち振る舞いからは自分の境遇、相手の気持ち、治療院がどういうところかすべて理解しているように見受けられます。
毎朝、飼い主さんがミケちゃんの言葉として投稿するツイッターには大勢の方が癒されたり励まされています。
お外でごはんをあげていた時、必ず残して裏の猫ちゃんを呼びに行っていたミケちゃん。ミケちゃんの優しさの原点…。
— ミケちゃん (@ojm52811) December 16, 2020
健気で思いやりにあふれる性格は昔のままです。 pic.twitter.com/98XUqidkgy
この日は、お外でご飯をあげていた当時必ずご飯を残して裏の猫ちゃんを呼びに行っていたミケちゃんのエピソードを投稿すると多くの方の胸を熱くしました。
飼い主さん提供
運命の出会いと迎えるまでの葛藤の日々
飼い主さんの治療院を窓越しにちらちらと覗いている猫さんがいる...。
それがミケちゃんとの出会いでした。
後ろ脚が1本ないミケちゃん、お外での生活はさぞかし過酷だろうと雨の日や予約がない日に中に入れてあげるようになると、ミケちゃんも心を開き始めますが甘えるミケちゃんを見るにつれ飼い主さんは苦悩します。
自宅で飼えない事情があるし治療院に夜間閉じ込めておくわけにもいかない...里親探しも視野に入れて避妊手術を受けさせましたが、妊娠していて子宮が腫れて水が溜まっている状態でもう少しで母体が危なかったことを知り、リリースする時に心が痛んでなりませんでした。
ある嵐の夜、自転車置き場のダンボールの上にうずくまるミケちゃんの姿が!!それを見た飼い主さんは泣きながら抱き抱え治療院に連れて行き朝まで一緒に過ごしました。
その後試しに一人で治療院に泊まらせてみると問題なくお泊り成功!そしてミケちゃんを治療院に正式に迎え暮らすことにしました。
早朝出勤はミケちゃんとの大切な時間
治療院で夜間だけは一匹で過ごすミケちゃんの為になんと4時起きで早朝出勤しているという飼い主さん!なかなかできることではありません。たくさんスキンシップをとってゆっくりと一緒に過ごせる幸せな時間を大切にしているのだとか。
ミケちゃん「おはよ〜。今年もあと一ヶ月ちょっとだけどやすらぎさん4時起き皆勤ね〜(•‿•) 何があっても私とのこの時間を大切にしてくれるわ( ◜‿◝ )♡」 pic.twitter.com/Q9dqCHxXPG
— ミケちゃん (@ojm52811) November 24, 2020
笑顔で飛んできてくれるミケちゃんからも、いまかいまかと待っていた気持ちが伝わってきます。飼い主さんの愛を一身に浴びて、ミケちゃんがいつも満たされたお顔なのにも頷けますね。
ミケちゃん「今朝も愛情ナデナデスタートね〜。 ん?もう終わりなの? 」 「よかった。まだ続きがあったわ(◍•ᴗ•◍)」 pic.twitter.com/VhwXhe7UHg
— ミケちゃん (@ojm52811) December 9, 2020
「お手当て」という言葉がありますが、人の手の温もりから伝わる愛やパワーによって、動物も人間も元気や幸せを貰います。
ミケちゃん「やすらぎさんのナデナデで目が輝いてきたわ? ひとの手の力ってすごいな〜。◕‿◕。」 pic.twitter.com/Ul4qBjK3N2
— ミケちゃん (@ojm52811) December 12, 2020
人間の優しさを飼い主さんから教えて貰ったミケちゃんもまた、飼い主さんや患者さん達に愛や優しさを示してくれるのでした。
▶▶▶ 明日更新の後編に続きます!
※この記事内の投稿や画像は、投稿者の許諾を得て掲載しています。
ミケちゃんさん、ミケちゃん、このたびはご協力頂き誠に有難うございました!