雨の中でぐったりしていたひとりぼっちの子猫。思わず抱きかかえたその日から、目まぐるしい日々がはじまりました。
保護猫『ニコ』ちゃんのハーフバースデーを記念した動画は公開後4週間で1.6万再生を達成するとともに、「すくすく成長する事を祈っています」「たくさんの幸がありますように」との声が寄せられています。
雨の中うずくまっていた1匹の子猫
人気YouTubeチャンネル『保護ねこニコちゃん』に投稿されたのは、保護猫の女の子・ニコちゃんのハーフバースデー記念動画です。はじまりは2025年6月。雨のある日、仕事帰りの飼い主さんは、車の前でうずくまるニコちゃんと出会ったといいます。
ぐったりと衰弱したニコちゃんを放っておけなかった飼い主さんは、彼女を保護したその足で動物病院へ。しかし、予後は厳しいと判断したからか、獣医師が診察を行うことはなかったそう。保護当時のニコちゃんは、それほどまでに弱っていて……。

保護直後のニコちゃん
小さな体に抱えたさまざまな問題とは
当時は生き物と暮らした経験がなく、猫ちゃんの知識にも乏しかったという飼い主さん。お仕事で多忙な飼い主さんに代わり、ニコちゃんのお世話に来てくれたのは彼女さんで、保護二日目、ニコちゃんとの対面後すぐに異変を察知し、再度受診を提案してくれたそう。
保護初日とは別の動物病院に足を運んだところ、ニコちゃんが抱えるさまざまな問題が明らかに。生後2ヵ月と推定された一方、体重はわずか340g、体温は34度しかなく、衰弱した体は寄生虫や猫風邪に冒され、脳の異常が疑われる行動も。のちのウイルス検査では、猫エイズの陽性反応が出たといいます。

小さな体には、さまざまな問題が
保護後2日間で立ち上がることもできないほど体調が悪化したというニコちゃんでしたが、奇跡的な回復を見せ、数日後には走り回れるまでに。体重が1キロを超えるころには、おてんばな一面を見せてくれるようになったそう。そんなある日、全身のリンパが腫れるという新たな不調に見舞われたそう。

生後約3ヵ月を迎えたニコちゃんは、“キュートな子猫”から“気品あふれる美少女猫”に!

カエルさんのぬいぐるみはニコちゃんの大親友!
ニコちゃんの異変に際し、獣医師はリンパ腫の可能性に言及を。「小柄なニコちゃんにとって精密検査や抗がん剤は負担が大きく、現段階では対症療法しか治療の手立てがない」との見解に、飼い主さんは絶望の淵に立たされたといいますが……。
ニコちゃんはここでもまた奇跡を。一週間ほどでリンパの腫れが引き、無事に窮地を脱したといいます。リンパの腫れが引くまでの期間は生きた心地がしなかった──。当時の心境を、飼い主さんはそう振り返りました。

飼い主さんもすっかり“猫吸い”の虜

体調不良に見舞われながらも、おてんばさんに成長中!
これからもずっと一緒に

大好きな飼い主さんの腕の中で、大好きな彼女さんに撫でてもらうという至福のひとときも

飼い主さんにプレゼントしてもらったキャットタワーはお気に入りの場所のひとつ

掃除機はちょっぴり苦手?
はじまりは2025年6月。車の前にうずくまる小さな命を抱き上げた瞬間からはじまった物語は、ハーフバースデーという嬉しい節目を迎えました。ニコちゃんと飼い主さんカップルは、今後も奇跡を紡ぎながら、幸せな日々を重ねていくことでしょう。

ハーフバースデー、おめでとう!
ニコちゃんとの出会いから4ヵ月、共に駆け抜けた日々を記録したハーフバースデー記念動画には、ニコちゃん、ハーフバースデーおめでとう。優しいパパさんとママさんのお家に迎えられてよかったね。今では体が大きくなり元気いっぱいだしね」「ニコちゃんハーフバースデーおめでとう。今度はお誕生日だね。この先、毎年、お祝いしてもらおうね。元気に幸せに過ごそうね」「ニコちゃん生誕6ヶ月おめでとう!これまで色々あったけどパパさん彼女さんと元気に楽しく過ごしてね!」等、祝福の声が寄せられています。
人気YouTubeチャンネル『保護ねこニコちゃん』では、小さな子猫から美猫さんへと成長していくニコちゃんの様子をご覧いただけます。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「保護ねこニコちゃん」さま
執筆:2525
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。