野良猫の親子を保護するまでの光景が、8万再生を超える反響を見せています。車が行き交う道に面した空き家に住み着いてしまった猫親子。真夏の過酷な暑さの中、懸命に猫たちを保護しようと活動する投稿者さんの姿に、「助けて下さって心より感謝致します」「お身体に気をつけてくださいね」と、たくさんの感謝と労いの声が寄せられています。
子猫のためにスマホを放り出す投稿者さん
YouTubeチャンネル『鼓猫庵ファミリーの日常』に、猫の親子を保護するまでの3日間の様子が投稿されました。きっかけとなったのは、過酷な暑さが続く7月のある日のこと。投稿者さんが道を歩いていると、1匹の猫ちゃんが投稿者さんの方へと近づいてきたそう。

声をあげながら投稿者さんの方へと歩いてくる猫ちゃん
何かを訴えるように鳴きながら歩いてくる猫ちゃんを見て、いったいどうしたのかと投稿者さんが見守っていると…なんと、すぐ近くにあった民家から、2匹の子猫が飛び出してきたのでした!しかも、子猫たちが飛び出してきた時、そばの道路には車が通りかかっていたのだそう。その光景を見た投稿者さんは、車を止めるため、猫ちゃんを撮影していたスマホをとっさに放り出し、車に向かって大きく手を振ったのでした。

子猫を守るため、スマホを放り出す投稿者さん
捕獲器を警戒する子猫たち
投稿者さんのとっさの判断によって車を止めてもらい、大事に至らなかった子猫たち。そんな出来事があり、投稿者さんはこの猫の親子を保護することにしたのだそう。しかし、猫の親子は空き家の庭を寝床にしていたため、投稿者さんは敷地に入ることができず、すぐには保護することができなかったそう。

子猫たちは空き家に住み着いているようです
そこで、投稿者さんは長期戦も視野に入れて捕獲作戦に取り組むことに。まずは、猫たちが寝床にしている敷地の外に捕獲器を設置。子猫は全員で3匹と判明したものの、警戒心が強いのか捕獲器になかなか入ってくれなかったといいます。捕獲器のそばには寄ってくるものの、すぐに離れてしまうという状況の繰り返しに、やきもきとしてしまいます。

警戒させないよう、酷暑のなか車のエンジンを切って様子を見守る投稿者さん

やっと子猫が姿を現してくれました

周囲を警戒するお母さん猫
3日にわたる捕獲作戦の結果…
そうして、真夏の暑さと戦いながら猫の親子たちの様子を見守っていると…なんと、お母さん猫が捕獲器の中へ入ってくれたそう!この時、すでに子猫を1匹保護していたため、残りの子は2匹に。

お母さん猫が捕獲器に入ってくれました!
しかし、子猫たちは捕獲器の近くに寄ってくるものの、空き家の庭へと戻ってしまったのだそう。そのため、投稿者さんは翌朝も空き家の前へ向かうことに。そこには昨日と変わらず元気な姿で寄り添い合う子猫たちの姿が。子猫たちの無事を確認した投稿者さんは、昨日と同じように捕獲器を設置します。
しかし、この日捕獲できたのは1匹のみで、最後の1匹を保護するため、投稿者さんは3日目も朝早くから空き家の前へと向かうことに。すると、この日は子猫の方から投稿者さんたちの方へと近づいてきてくれたとのこと。

ひとりで空き家に佇む子猫
お母さん猫や兄弟と離れたため、心細くなっていたのかもしれません。その結果…3日目にして、最後の1匹の保護にも成功!こうして、投稿者さんは猫の親子を全員無事に保護することができたのでした。

無事に全員保護できました!
その後、猫風邪をひいていた子猫を治療したり、猫の親子にたくさんごはんを食べさせてあげたり。幸せな生活をするための準備が着々と始まっていったのでした。

これからは温かいおうちで元気に暮らしてね
この光景には、「過酷な3日間でしたね、本当にご苦労様でした」「見ているこちらも力が入りました」「猫ちゃんたちの幸せと幸運を心から願っています」と、労りと祝福の声が寄せられることに。
YouTubeチャンネル『鼓猫庵ファミリーの日常』では、そんなさまざまな保護猫たちの様子が投稿されています。
猫ちゃん、投稿者さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「鼓猫庵ファミリーの日常」さま
執筆:伊藤悠
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。