YouTubeチャンネル「ねこまるけ / Full of cats」に投稿されたのは、野良猫駆除業者にペンキを塗られた元野良猫が家でボス猫の座につくまでの過程を綴った動画です。
動画は、16万回以上再生され「リーダーとしては最高」「涙が溢れてしまいました」「ペンキで印付ける業者許せない!」といった声が寄せられています。
シェルター出身の「ゆきお」君
ご夫婦は、11匹の保護猫達と暮らしているそうで、その1匹が白猫の「ゆきお君」だといいます。ゆきお君は、元野良猫のシェルター出身で、人間にはビビりなんだそうです。そんなゆきお君は、とうとうこの家のボス猫に昇格したといいます。前ボス猫は、グレーの毛色が特徴の「ぐれお」君・9才。ぐれお君は、ボスの座をゆきお君に奪われてから、性格が丸くなったのだとか。
ゆきお君は、家の猫の中でも体が大きく、力も一番強いそうです。人間に対しては超ビビリであまり人懐っこくないそうですが、猫に対しては優しくて弱い子を虐めたりしないといいます。ぐれお君には悪いですが、ゆきお君の方がボスとしての素質があるみたいですね!そんなゆきお君は、カメラで撮影されている時に「くまごろう」君に妨害されても、文句を言わずに受け入れていたようです。
ペンキでしるしを付けられ…
ゆきお君が平和な暮らしができるようになるまでに、険しい経験があったそうです。5年前、ゆきお君は保護シェルターに入所したばかりで、体が一部黄色く汚れていたといいます。その黄色い汚れは「野良猫駆除業者」が捕獲の目印に付けていったペンキなのだとか。駆除業者に捕まる前にシェルターの方がゆきお君を含めた地域の猫達を保護してくれたといいます。ゆきお君は、間一髪のところで保護してもらえたそうで本当に良かったです。
「しまこ」ちゃんとの出会い
先住猫の「しまこ」ちゃんは、皆のお母さん的な存在でゆきお君を暖かく包み込んでくれていたといいます。しまこちゃんは、ゆきお君の顔や体を丁寧に舐めてあげていたようです。ゆきお君は安心しきった表情をしていて、とても微笑ましい光景です。ゆきお君は、しまこちゃんのことが大好きだったようです。
そんなある日、しまこちゃんが癌で亡くなってしまったといいます。ゆきお君は、今でもしまこちゃんと一緒に過ごしたベランダに出て、外を眺めていることが多いそうですが、表情が少し寂しそうに感じます。しまこちゃんがいなくなって悲しいと感じているのかもしれません。
そんなゆきお君は、しまこちゃんのように強い者には向かっていき、弱い子には優しいため、みんなに信頼され、今や11匹のボスとなったようです。しっかりと「しまこ」ちゃんの意志を受け継ぐ「ゆきお」君。波乱万丈なゆきお君の猫生を見て、途中涙が溢れそうになりました。
投稿には「涙が止まりません」「ゆきお〜最高な子だぁ〜」「これからも仲間に優しいボスでいてね」といったコメントが寄せられています。
YouTubeチャンネル「ねこまるけ / Full of cats」には、保護猫11匹の笑いあり、涙ありの可愛い日常動画がたくさん投稿されています。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「ねこまるけ / Full of cats」さま
執筆:Asumei
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。