どう見ても2匹の猫がすれ違うには狭すぎる通り道。けれどもお互いに譲る気などまったくない猫たちは、あの手この手でそれぞれが行きたい方向へと足を進み始めました。
「こんなにも狭いのになぜ…?」と思わずツッコミを入れたくなってしまう光景がInstagramに投稿されると、再生回数は記事執筆時点で1.3万回を超えました。
狭い通り道で絡み合う猫たち
茶トラ猫の「あめ」くんと「うに」くんが、引き戸の上にあるわずかなスペースに乗り、お互いに向かい合っています。しかし、2匹のポジションには何やら違和感が…。
どうやらその時のあめくんとうにくんは、その狭い場所で無理やりすれ違おうとしていたようです。そのため、あめくんがうにくんに乗っかるような形で体が絡み合い、不思議な光景に。
普段からそこは猫たちがちょこんと座って高い位置からの眺めを楽しんだり、通り道にしている場所ではあるのですが、すれ違うにはどうにも狭すぎるスペースです。
このままでは無理そうだと見るや、あめくんとうにくんは仕方なしに絡み合った体をほどき、お互いに向き合う姿勢へと戻っていきました。
お互いに譲らず試行錯誤
本来ならば、片方が通り過ぎてからもう一方が通るなど、譲り合いの気持ちがあれば何とかなりそうなもの。しかし、この時の2匹は何が何でも「今」自分が行きたい方向へ行くという気持ちが満々のようでした。
そのため、どちらも後退する気配などまるでなく、むしろあめくんはグンと姿勢を低くして、うにくんを追いやるように歩を進めようとします。ところが、うにくんだってそれ以上は譲りたくありません。
すると、あめくんはうにくんの体に乗っかるような姿勢に変えて、上からのアプローチを再び開始。
人間からすれば、「そこまでして通りたいの…?」と尋ねたくなりますが、こればかりは2匹の意地なのかもしれません。
危機一髪を乗り越えてすれ違い成功
体をぎゅむぎゅむとくっつけ合いながら、何とか行きかおうとする2匹。しかし、狭いスペースは足場にも限りがあるため、無理やり歩き始めるあめくんの足がズルッと落ちそうになる瞬間も。
けれども、そこはさすがの猫のバランス感覚。あめくんは、足のポジションと体の位置を上手に調整し、危機一髪な瞬間を乗り越えます。
さらには、あめくんのその動きにより、お互いの体の間に絶妙な隙間が生まれたことに気づいたうにくんが、あめくんの体の下からスルリと抜け出ることに成功しました。
ここまでくれば後は簡単!あめくんとうにくんは、それぞれお互いに行きたい方向へとスタスタと歩き始め、ギリギリのすれ違いは見事成し遂げられたのでした。
この投稿には、『一方通行標識いるですね(笑)かわいい♡』『なんだかコント見てるみたい(笑)』『どうしても譲れない2匹(笑)上手くすれ違えて良かった』など、2匹の思わぬやり取りを絶賛するコメントが寄せられています。
投稿主さん宅で暮らす12匹の猫さんたちのにぎやかな日常風景は、Instagramの他の投稿からもたくさんチェックできますよ♪
あめくん、うにくん、飼い主さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
写真・動画提供:Instagramアカウント「ねこんち」さま
執筆:orion
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。