子猫の頃に母猫に捨てられ、里親さんともうまく家族になれなかった1匹の黒猫。けれども、そんな黒猫には最高のお家と家族の存在がすぐそこにあったようです!
Instagramに動画が投稿されると、69万回以上も再生され、1万9000件を超えるいいね!が寄せられています。
僕の家族はいったいどこに?
「ぼくは二度捨てられた」。そんな言葉とともに始まったInstagramの投稿動画に登場する黒い毛の子猫は、8月の炎天下の中、独りぼっちで鳴いていたところを保護されました。
もしかしたら母猫に何かあったのかもしれませんが、この子猫のそばにはきょうだい猫もおらず、生まれつき足に障がいを抱えていてうまく歩けなかったところを見ると、母猫に置いていかれてしまったのかもしれません。
子猫は「ジジ」くんと名付けられ、投稿主さんの元で育てられていましたが、保護猫活動をしている投稿主さんの元には、他にもお世話が必要な子たちがたくさん。そのため、ジジくんの障がいを伝えた上で、里親さん探しをすることになったのですが…。
残念ながらジジくんは里親さんとはうまくいかず、わずか1週間で投稿主さんの元へ戻ってきてしまいました。これもまた、里親探し中の「トライアル(お試し)」期間ならでは。
けれども、ジジくんの中には戸惑う気持ちもあったはず。そこで投稿主さんは、ジジくんの「かっこいい足」を理解した上で、彼のママになることに決めたのです。
子猫の頑張りに喜ぶ日々
ママさんから見れば、ジジくんはとっても頑張り屋さん!自分なりにいろいろと工夫して、うまく動かない足でも日常生活を上手に送っています。
最初はケガをすると危ないから…とママさんが抱っこして降りていた階段も、ひとりで降りられるようになりました。よろめきながらも、落ちないように自分の体をコントロールしつつ、着実に1段ずつ足を進めます。
そして、階段の1番下で見守るママさんの元にたどり着いたその姿からは、「ぼくひとりでできたでしょ!」と言っているかのような、誇らしげな雰囲気も感じます。ジジくんにとっては、頑張ることでママが喜んでくれるのが1番のご褒美なのかもしれません。
大好きなママに甘えん坊!
頑張り屋なジジくんと言えど、まだまだ子猫の甘えたい盛り。ママさんの姿が見えなくなると、「どこに行ったのー?」と得意のおしゃべりで探し始めます。
やがて階段の上にママさんを見つけると、降りる時と同じように、よいしょ、よいしょと足の動かし方を工夫しながら1段1段のぼってきてくれました。
月日を重ねるごとにできることが増えていくジジくん。本当の母猫と里親さん候補とは家族でい続けることはできませんでしたが、安心できるお家と愛情をたっぷりくれるママをようやく見つけ、今日も幸せな日々を過ごしています!
この投稿には、『ジジくんはきっとこの家にいる運命的だったんだよ』『ジジくんは自分でママの所に戻って来たのかも?!』『きっとママさんから離れたくなかったんだど思います』など、本当のご縁がママさんの元にあったことを祝福する声があふれました。
保護されたジジくんの成長物語は、Instagramの他の投稿からもたくさん見ることができます!
ジジくん、飼い主さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
写真・動画提供:Instagramアカウント「Maison de Grege」さま
執筆:orion
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。