人気YouTubeチャンネル「くろついch」に投稿されたのは、人馴れしていない子猫との触れ合いを捉えた動画です。威嚇を繰り返していた子猫が飼い主さんの手を受け入れる瞬間を記録した動画は本記事執筆時点で70万再生を突破しており、コメント欄には「自然と涙が……」「何回観ても泣ける」といった反響が寄せられています。
散歩コースに現れた小さな子猫 三日間を費やした保護
出会いは2021年のこと。7月のある日、飼い主さんは、お散歩コース上で一匹のやせ細った子猫を見つけたといいます。猛暑日が続くことを危惧された飼い主さんは保護に踏み切りますが、子猫はとても警戒心が強く、なかなかうまくいかなかったそう。
飼い主さんの努力が実を結んだのは三日目のこと。保護成功後は子猫をご自宅内へ連れ帰ったのち、ケージを使用してのお世話をはじめたそうですが、子猫は人馴れしておらず、新たな環境への戸惑いもあってか、すぐには心を開いてくれなかったとのことです。
飼い主さんの思い 「この子を撫でてあげたい」
「この子を撫でてあげたい」。子猫との触れ合いを求める思いが膨らんだのは保護三日目の夜だといいますが、当時子猫は緊張状態にあり、ぺたりと伏せられたお耳はもちろん、真ん丸に開いた瞳孔からも警戒心が伝わる状況だったそう。
子猫の恐怖を理解しながらも、ケージ内の子猫へ向け、手袋を三枚重ねにした右手をそっと差し伸ばしたという飼い主さん。子猫は驚いて後退するとともに、威嚇をはじめたようで……。
受け入れられた手。通い合う心った感動の声
「大丈夫。何も怖くないよ」。唸り声を轟かせる子猫へ向けて穏やかにそう繰り返し、左半身を優しく撫で続けたという飼い主さん。飼い主さんの思いが伝わったのか、子猫の表情は徐々に和らぎ、威嚇行動もすこしずつ収まったようです。
動画終盤には自らお顔を上げ、顎の下を撫でてもらう子猫の姿が。子猫に触れる飼い主さんの右手からは手袋が取り外されており、互いへの信頼が感じられるシーンとなっています。飼い主さんの愛情が伝わる様子を捉えた当動画は視聴者の涙を誘うとともに、多くの支持を集めています。
難航を極めた保護。過酷な屋外生活から救い出せた安堵感。心が通い合ったことへの喜びと、さまざまな思いがあふれたのか、子猫へ語りかける声に涙が滲んだ飼い主さん。動画のコメント欄には、「もらい泣きしてしまった」「感動で涙が…」といった声のほか、「思いが通じて良かった」「この子は幸せになれると確信できました」等の感想が殺到しています。
野良猫さんの保護活動に取り組まれているという飼い主さんご夫妻。人気YouTubeチャンネル「くろついch」では、「春馬」くんという素敵なお名前を贈られ、元気に成長した子猫の近況はもちろん、飼い主さんご夫妻との出会いをきっかけとし、ずっとのお家へ巣立っていった猫ちゃんたちの動画が公開されています。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「くろついch」さま
執筆:2525
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。