見知らぬ人が体を洗っても怒ることなくお利口で、体も野良猫にしてはキレイな1匹の三毛猫。果たして猫さんのこれからはどうなるのでしょうか。
Instagramに飼い主さん探しを呼びかける動画が投稿されると、52万回以上再生され、1.6万件を超えるいいね!が応援の声として寄せられています!
飼い主さんはいるのかな?
工業団地内の食品工場の中で保護された淡いパステルカラーの三毛猫が、投稿主さんのお家にやって来ました。さっそく粗相をしてしまったので、ノミ・ダニへの対処も兼ねて、猫さんの体を洗うことに。
ところが、この三毛猫は野良猫だったにしては人馴れしているようです。また、心配していたノミやダニに寄生されていることもなく、体はとてもキレイ。
投稿主さんは、もしかしたら野良猫ではなく「迷子猫」なのかもしれないと思い、飼い主さん探しをすることにしたのでした。
工業団地は中・長距離トラックも多く出入りする場所です。「荷物に紛れて遠くから来たのでないといいけど…」と思いながら、投稿主さんがわしゃわしゃと体を洗ってみても、怒る様子もないお利口な猫さん。
青い瞳が印象的な可愛い顔を見て、「もし飼い主さんがいるのなら、どうか現れてくれますように」と願っていました。
波乱もあった新生活
しかし、情報を拡散し続けても、飼い主さんが現れることはありませんでした。やがて、投稿主さんのお家で保護されていた三毛猫の女の子は、「SOY(そい)」ちゃんと名付けられ、家族として迎え入れられます。
SOYちゃんは、家族の中でもお姉ちゃんが大好き!お姉ちゃんがパンを食べていると、その匂いに誘われたSOYちゃんがちょこんと隣に座り、手を伸ばして「何食べてるの?」と甘えた仕草を見せてみるなど、少しずつ新生活に慣れていってくれました。
しかし、一緒に暮らす中で、SOYちゃんにはいくつかの気になる点も。膀胱炎による粗相が酷かっただけでなく、胸にいくつものしこりが見つかったのです。
膀胱炎は無事に治療でき、胸のしこりも手術で取った結果、幸い乳がんではありませんでした。けれども、こういった気になる点があったことを思えば、迷子猫ではなく捨て猫だった可能性も否定はできず…。
年齢も定かではなかったものの、胸のしこりや手術時の検査結果などから、SOYちゃんは「8歳の女の子」として再スタートを切ることになりました。
先輩猫には尊重姿勢…猫社会で奮闘中!
胸のしこりの手術から体も回復したことで、SOYちゃんは投稿主さん宅の先住猫さんたちに揉まれながらも、落ち着いた日々を取り戻すことができました。
相変わらずなついているのはお姉ちゃんだけですが、寒がりなSOYちゃんは投稿主さんの膝の上が暖かいのを知っているため、冬の寒い時はここぞとばかりにやって来ます。しかし、そこにはすでに先客として、投稿主さんのことが大好きな先住猫さんが…。
一応遠慮がちに「わたしも膝の上に乗りたい…」とそわそわアピールしてみるものの、「うちの子」になる手続きが終わってまだ1年ちょっとの新参の立場では、そう簡単には勝てないようです。
家族としての関係も、きっとまだまだこれから!すっかり投稿主さんのお家に馴染んでくれたSOYちゃんに、たくさんの幸せがやって来るようにと願ってやみません。
この投稿には、『可愛すぎる迷子さん』『助けてもらってよかった』『お目目の色がとてもキレイで幸せを運んできてくれそう』など、SOYちゃんに向けた温かいコメントがたくさん寄せられました。
「うちの子」になったSOYちゃんと家族の日々の様子は、Instagramの他の投稿からもチェックすることができますよ!
SOYちゃん、飼い主さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
写真・動画提供:Instagramアカウント「三毛猫きな子★mayumirika」さま
執筆:orion
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。