人気YouTubeチャンネル「にこねこ【猫の保育園】」に投稿されたのは、縄張りを追われた野良猫の男の子「いくらちゃん」が幸せを掴むまでの経緯を捉えた動画です。動画は本記事執筆時点で77万再生を記録しており、「感動で泣けてきた」「何度見ても涙が出て心が温かくなります」といった声が殺到しています。
やせ細り衰弱した一匹の野良猫。弱々しくおぼつかない足取りで助けを求めたのは
チャンネルオーナー「にこママ・パパ」さんは愛猫家ご夫妻。7匹の猫ちゃんたちと暮らす傍ら、ボランティア団体さん連携のもと、個人での保護活動に尽力されています。そんなご夫妻を野良猫の男の子が訪ねたのは、2023年12月末のことだといいます。
やせ細った体から彼が危機に瀕していることを知ったにこママさんは保護を決行後、動物病院へ。体重はわずか2.9キロ、栄養失調、貧血、脱水、猫風邪に口内炎、FIPの疑いと、各種検査の結果には、彼がいかに過酷な環境を生き抜いてきたかが明示されていたそう。
保護主・にこママさんの思い 「本当によく生きていてくれました」
動物病院での処置後はご夫妻宅での療養生活へ。「いくらちゃん」という素敵なお名前を贈られた彼は、体調に合わせた美味しいご飯ですこしずつ体重を増やすとともに、健康的な体型を取り戻していったそう。
動画内にはにこママさんのお膝に乗って甘えるいくらちゃんの姿も。優しくあたたかな腕に身を委ねるいくらちゃんと、彼が持つつらく苦しい過去ごと抱きとめるにこママさんが印象的なシーンが収められています。
屋外生活からの救済と約束された幸せ
手厚い医療ケアときめ細かなお世話に応えるかのようにして、みるみる元気になってくれたといういくらちゃん。無事体調が回復したころには先住猫さんたちが過ごすお部屋に移動し、ケージ越しの顔合わせを行ったようです。
いくらちゃんがお部屋探索の機会を得たのは、FIP検査が陰性となったあとのこと。室内が安全な場所であること、先住猫さんたちが優しい存在であることを理解しているのか、彼は物怖じすることなくお部屋を探索したそう。
縄張りを追われてひとりぼっちでさまようなか、やせ細った体に病を抱えたいくらちゃん。恐怖と孤独、命の危機から救い出された彼は、人も猫ちゃんも大好きな甘えん坊となり、先住猫さんたちとも良好な関係を築いているとのことです。
野良猫の男の子・いくらちゃんが幸せを掴むまでの軌跡を記録した動画に寄せられたコメントは本記事執筆時点で277件。コメント欄には「どんなに孤独で寂しい猫生を生きてきたのか…。救って下さりありがとうございます。いくらちゃんのこれからの猫生が、温かい安心安全で幸せいっぱいでありますように」「感謝の気持ちをどんな風にお伝えして良いのか言葉が見つかりません。いくらちゃんを保護して下さりありがとうございます」等、いくらちゃんの幸せを願う声や、ご夫妻への感謝の言葉であふれています。
YouTubeチャンネル「にこねこ【猫の保育園】」では、いくらちゃん同様、にこママ・パパさんとの出会いに命を繋いだ猫ちゃんたちの動画が公開されています。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「にこねこ【猫の保育園】」さま
執筆:2525
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
にこねこ【保護猫の保育園】
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