猫を一人遊びさせる時の注意点

一人遊び用おもちゃは飼い主が見ている時に使う
基本的には、猫の一人遊び用おもちゃは飼い主さんがいるときに使用します。その理由として、何か事故があったときにすぐに対処できるようにするためです。
おもちゃの注意事項にも、飼い主さんの見ているところで猫を遊ばせるように、という注意書きがあるものも多いですね。特に次の猫の一人遊び用おもちゃは、飼い主さんが確認しに来られるような環境で使うことをおすすめします。
- 電動で動くもの
- 紐がついた猫じゃらし
- 小さいおもちゃ
電動で動くものは、万が一猫が壊して電池を出してしまい、噛んだり飲み込んだりすると大変危険なため、飼い主さんが確認できるところで遊ばせる方が良いでしょう。
また、猫じゃらしで紐がついたおもちゃは、一人遊びすると猫が絡まってしまうことがあります。自分でほどけない状態になることもありますし、窒息してしまう可能性があるほか、絡まった状態から抜け出そうとして怪我をしてしまうこともあります。
そして、ネズミやボールなどでもサイズが特に小さいおもちゃは、猫が一人遊びしているうちに飲み込んでしまう可能性があるために危険です。
まずおもちゃをよく見て、一緒に遊んでみて、猫がどのような遊び方をするのか、壊す可能性がないかを見ておくと良いでしょう。
危険のない一人遊び用おもちゃを選ぶ
猫に一人遊びさせている時には、飼い主さんは手がはなせなかったり、休んでいたりなど、ずっと見ていられないことがほとんどですね。ずっと一緒にいて見ていられないからこそ、危険なおもちゃは使用しないようにしましょう。
次のようなおもちゃは、特に一人遊びでは使わない方が良いでしょう。
- 尖っているもの
- 小さすぎるもの
- 壊れやすいもの
猫が一人遊びして怪我をしたり、飲み込んだりしてしまうようなものは使わないようにしましょう。尖っているものは、猫の顔や手足、体などに怪我をしてしまう可能性がありますね。
小さすぎるネズミやボールなどのおもちゃは、猫が遊んでいるうちに夢中になって飲み込んでしまうこともあります。
壊れやすい素材や剥がれやすい素材で作られているおもちゃも、猫がかみついたり引っ掻いたりしているうちにはがれたり取れたりして、飲み込む危険がありますので、猫の一人遊びには向いていません。
羽根飾りやネズミ型おもちゃの耳や目、蝶々型おもちゃの羽などは、素材によっては猫がかじることで取れてしまうため、飲み込んでしまいやすくなります。
おもちゃを買う時に、猫が一人遊びしても大丈夫なおもちゃか、よく確認するようにしてくださいね。
部屋の危険なものを片付ける
猫を一人遊びさせるということは、猫がじゃれたり、ジャンプしたり、走り回ったりするということです。おもちゃだけでなく、部屋にある危険なものは片付けておくようにしましょう。倒れたら困る花瓶やオブジェ、立てかけてあるものなどです。
猫は、普段の生活では倒したり壊したりしていなくても、一人遊びしているうちに興奮してしまうことがあります。
特に留守番で飼い主さんがおらず、猫だけになる時には、物が倒れると危険なため、猫に過ごさせる空間は確認して片付けておきましょう。
留守番の時にはより安全なものを選ぶ

猫に留守番させる時、退屈させるから一人遊び用のおもちゃを置いておきたい、という時には、特に安全なものを選ぶ必要があります。
それは、誤飲や怪我などがあった時に、飼い主さんがいないのですぐに対処できないというのが最大の理由です。
まず、噛み付いたり飛びついたりして遊べるものでは、大きめのぬいぐるみで、外れそうな紐や部品がついていないものがおすすめです。
さらにキャットタワーは普段から体を動かして一人遊びができる良い場所です。猫じゃらしや爪研ぎがついていて、猫が遊べるようになっているものもたくさんあります。
キャットトンネルも、猫が中に入って走ったり隠れたりなど、体を動かして遊ぶことができます。大きな爪研ぎや、ボールなどが入っているおもちゃ型の箱なども、怪我や誤飲の心配が少ない猫におすすめの一人遊び用おもちゃです。
猫の一人遊びにオススメのおもちゃ

キャティーマン (CattyMan) じゃれ猫 チューダース
ウサギの毛とカラフルな羽つきのネズミのおもちゃ、12個セットです。振るとカシャカシャ音が鳴る羽ネズミで猫が夢中になります。
外側はウサギ毛で覆われ、シッポは羽根という天然素材のため、猫の興味を引きます。頭から羽根先までの長さ12cm、幅2,5cmで小さすぎないところもオススメです。
ミュー (mju:) ニャンコロビー サークル ナチュラル
猫専用の爪とぎ付きおもちゃで、猫が自分で動かして遊べるので一人遊びにおすすめです。外側を回るボールが取れそうで取れず、猫が夢中になります。
中央には爪とぎがついているのでガリガリしながら休憩もできます。ボールは鈴入りで音がなるもの2つと、キャットニップ入りで猫が気にいるもの1つが入っています。
猫壱 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン2 猫用電動おもちゃ
円形のシートの周りを、羽根のおもちゃが電動で動く猫用おもちゃです。シートはシャカシャカと音がする素材で、床をすべるように動くので、猫が夢中になります。おもちゃが動く速さが3段階あり、猫に合わせて遊ばせられます。
キャットトンネルスパイラル
猫が大好きなカサカサと音のするポリエステル素材のトンネルです。中を通って走ったり、隠れたり、猫の一人遊びに最適です。246gと超軽量で、コンパクトに折りたためるので場所をとりません。汚れても水洗いできるので衛生的です。
ペティオ けりぐるみ
猫が抱きついてキックしやすい細長い形状のぬいぐるみです。猫の一人遊びの代表、猫キックに最適です。
コットン生地で爪を立てたり噛んだりしても安全、中にはまたたびが入っていて、猫の興味を引きます。ペンギン型、エビ型、うさぎ型、お魚型など色々な種類があります。
SONGMICS キャットタワー 麻紐 遊べるポンポン
ハンモック、猫じゃらしのポンポン、麻紐がついた、遊べるキャットタワーです。猫の安全に配慮された、しっかりした作りのキャットタワーです。転倒防止の帯がついていて、壁にネジ止めすることができます。
まとめ

猫を一人遊びさせる時のおもちゃは、何よりも安全なことが大切です。さらに、飼い主さんがずっと見てあげられない時には特に、猫が誤飲や怪我をしないようなものを選ぶ必要があります。
猫の一人遊びのおもちゃを手作りすることもできますが、その際にも、危険がないもので作り、飲み込みそうな部品は使わないようにしましょう。
例えば毛糸やアルミホイルを丸めたものでも、猫の一人遊び用おもちゃになります。おもちゃなど小さいものだけでなく、キャットタワーやトンネルといった体を動かせる大きなものでも、猫はうまく一人遊びをしてくれるでしょう。
手作りでは段ボール箱に何箇所か小さな穴を開けたりして、猫の一人遊びができるおもちゃになります。飼い主さんが相手できない時でも、猫にストレスが堪らないように、うまく一人遊びできるようになると良いですね。