1.フレーメン反応

猫がニオイを嗅いだ時に変顔をするのは、一般的に「フレーメン反応」といわれている仕草です。猫の口の中にはヤコブソン器官という器官があり、フェロモンを感じ取ることができるのです。
ですからニオイを嗅いだ後に変顔をするのは、嗅いだニオイをそのヤコブソン器官に送り込んでいるから。その様子がさも「クサッ!!」と言っているように見えると巷では噂されています。
2.好みのニオイじゃなかった

猫は柑橘系や刺激がキツいニオイはあまり好きではありません。そんなニオイを嗅いだ時は目がしょぼしょぼになり、変顔になってしまいます。
アロマやタバコのニオイは猫の体には害となってしまいますので、極力嗅がせないように気をつけてあげましょう。たかがニオイと軽く見ていると、後で病気になるなどして大変なことになってしまうかもしれません。辛い思いをするのは猫なので、健康でいられるように飼い主さんが管理してあげましょう。
3.何のニオイか分からなかった

猫にとっては人が使っているものは理解の範疇を超えているものが多いでしょう。例えば何かの薬品のニオイだったり、おかしのニオイだったり…。
猫が想像もしていないようなニオイを嗅いだが為に変顔になる可能性があります。「何にゃん?このニオイ」と困惑しているが故に顔が歪んでしまったのでしょう。
4.クサ過ぎた

猫の嗅覚は人の数10万倍といわれています。といっても強くニオイを感じるわけではありません。人が感じ取れないようなちょっとしたニオイも嗅ぎとれるということです。
ですから周囲にたくさんのニオイが充満していて、ちょっと「クサ過ぎるっ!」と思った可能性があります。猫は大抵の場合、人が良いと感じるニオイが好きではありません。逆に人が臭いと思う方を好む傾向にあります。
ここから考えると、香水や柔軟剤、ヘアフレグランスなどの様々な香りが部屋中に充満していたのかもしれません。飼い主さんが使った何かのニオイに反応して、思わず変顔になってしまった可能性も。
まとめ

今日のねこちゃんより:ポンちゃん♀ / 4歳 / サビ猫 / 3.8kg
無表情だと思われがちな猫ですが、実は結構表情豊かだったりします。そんな表情を読み取るのも、楽しみの一つになります。もちろん不快に思っているようでしたら、それなりの対応をしてあげてください。猫の表情は今どんな気持ちでいるのかの参考になります。しっかりと見てあげましょう!