FDAが発行『新型コロナウイルス』のペット向けガイドライン

FDAが発行『新型コロナウイルス』のペット向けガイドライン

今回はSLASH GEARより2020年5月1日に発表された、食品医薬品局(FDA)が発行するコロナウイルスにおけるペットガイドライン:犬と猫の飼い主は何をすべきかについて発表します。

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FDAが新型コロナウイルスのペットガイドラインを発行

毛布をかぶる犬と猫

"米国の再開"を巡る議論が激しさを増している中で、新型コロナウイルスがペットや他の動物に及ぼす潜在的な影響は、感染の可能性を懸念する人々に対するFDAからの新しいガイダンス発行へと繋がりました。

新型コロナウイルスに感染している世界中の動物の症例数は未だに低いです。実際に米国での感染が100万人にも及び、6万人以上が亡くなっているという新型コロナウイルスのヒトでの症例よりも、指数関数的に少ないです。しかし、犬や猫がリスクの原因になるという懸念は回避されていません。

米国で初のコロナウイルス動物感染

動物園のトラ

米国で初めて動物へのコロナウイルスが感染確認されたのは4月始め、ニューヨーク動物園にいる虎でした。その月の後半にライオンが診断され、その後にニューヨーク州の別の地域にいる猫2匹への感染が確認されました。

両者とも完治する見込みで、USDA動植物健康検査サービスはSARS-CoV-2の感染確認がされた動物の症例のログを保持しています。

マスクや何か顔を隠す物を着用せずに食料品店やその他のエリアに行く時に直面するリスクと比較すると、ペットは明らかにわずかなリスクです。それでもFDAは責任あるペットの飼い主として何をすべきか、いくつかの新しいガイダンスを発行しました。

新しいガイドライン

ステイホームのカードを掲げる3匹の犬

FDAより発行されたガイドラインには、主に4つあります。

1.犬と猫のようなペットに対し、人間と同じように社会的隔離の約束を遵守しましょう。

2.室外でペットを他の人や動物に接触させないようにしましょう。猫は嫌がるかもしれませんが、可能な限り室内飼いをおすすめします。それは新型コロナウイルスに感染した可能性のある他の人や動物との接触を防ぐのにも役立ちます。

3.犬を散歩に連れて行くのであれば、リーシュが必須です。他の人や動物から少なくとも約2メートルの距離を保つ事をおすすめします。

4.犬を散歩に連れて行く際は、沢山の人がいる可能性のある公園や公共施設を避けましょう。

新型コロナウイルスとペットについて知っている事

女性のヒザでリラックスする猫

コロナウイルスの正確な性質と、動物に対しての影響は現状況では不明であり、研究は未だに進行中です。現在、米国疫病対策センター(CDC)からの一般的なアドバイスとして、「もしコロナウイルスで病気になったり、そうなる可能性があるのであれば、動物との接触に制限をかけることをおすすめします。」との事でした。

FDAは、「ここで言う動物との接触とは、撫でる、寄り添う、キスをする、舐められる、食べ物のシェア、一緒に寝るを含む、ペットとの接触を避けるべきという意味であります。可能であれば、病気になったときは他の家族の一員にペットを世話してもらいましょう。自分が世話をしなければならない場合、ペットと接触する前後に手洗いをし、顔を覆う布を着用しましょう」とアドバイスしました。

ペットが感染を拡大する危険性は低くても当局は懸念しており、動物の定期的な検査は現在推奨されていません。犬や猫などの皮膚、毛がコロナウイルスを運ぶという証拠は出ていません。

感染を受けやすい種については、研究により猫、フェレット、ゴールデンシリアンハムスターということがわかっており、「これらの種は実験的にウイルスに感染し、同じ種の動物の間で感染を拡大する可能性があります。」とFDAは発言しました。

また、「犬は猫やフェレットのように感染する可能性は低いです。豚、鶏、アヒルはウイルスに感染したり、ウイルスを広めた事はありませんでした。鶏の調理方法や、それがあなたを病気にさせるかどうかを心配した方がいいでしょう。一番重要なことは、これがペットを放棄する理由、または避難所から良い家を必要としている動物を養子にしない理由にならない事です。新型コロナウイルスを引き起こすウイルスを拡散するのに、避難所のペットを含むあらゆる動物が関係しているという理由はありません。」と結論付けています。

《元記事》
SLASH GEAR 2020年5月1日『FDA issues coronavirus pet guidelines: What dog and cat owners should do』


文:Erika Anne Nagaoke

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