飼い主が新型コロナに感染したら、愛猫はホテルに預けられる?

飼い主が新型コロナに感染したら、愛猫はホテルに預けられる?

万が一、飼い主さんが新型コロナに感染したら…愛猫の生活を守るためにペットホテルを利用しても良い?送迎はどうすればいいの?その不安について一緒に考えてみましょう!

366view

SupervisorImage

記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

アンケートに寄せられた質問

ねこちゃんホンポで実施している新型コロナに関するアンケートに、以下の質問が寄せられました。

アンケート回答者
大阪/ミックス、12歳
一人暮らしなので、自分が感染した時のことが不安。ペットホテルに連れて行くのも、シッターさんに来てもらうこともできないでしょうし。玄関先まで引き取りに来てくれるようなペットホテルがあれば良いのですが。

飼い主がコロナに感染したら、愛猫は預けてもいいの?

女の子と猫

2020年4月現在、新型コロナウイルス感染拡大により、世界中に不安と混乱が広がっています。万が一、自分が新型コロナに感染したら…入院となった場合は愛猫の生活はどうなってしまうの…?と多くの飼い主さんが不安を抱えています。

本記事では、飼い主さんが新型コロナに感染したら、愛猫をペットホテルや動物病院に預けていいのか?また、預かり施設までの送迎はどうすればいいのか?といった万が一の対応について解説します。

飼い主が感染した場合のペットホテル利用について

結論からいうと、飼い主さんが新型コロナに感染した場合でも十分なリスク対策を行ったうえでならば『ペットホテルへ預けることが可能』です。

というのも、世界的にみると『ヒトから猫』への感染は報告されているものの、猫や犬などの『ペットからヒト』への感染は認められていないからです。現時点では、世界中の多くの専門家が『ペットがヒトに新型コロナウイルスを移す可能性は限りなく低いであろう』と考えているのです。

ペットシッターの利用について

『猫からヒト』へ感染する可能性は限りなく低いとされているため、出来る限りのリスク対策を講じればペットホテルや動物病院などの預かりシステムを利用することは可能です。

しかし、ペットシッターさんに自宅に来てもらうのは絶対に避けましょう。新型コロナの感染者が生活していた環境、つまりお家の中には大量のウイルスが存在していると考えられます。そのため、そこへ他人が入室することは非常に危険な行為となります。

ただし、なかにはペットシッターさんのお家で預かってくれる場合もあるため、普段からお世話になっているペットシッターさんがいる場合は預かりが可能かどうかを相談してみましょう。

愛猫をペットホテルへ預ける際の注意点

シャンプー中の猫

飼い主さんが新型コロナに感染、入院などの事情で愛猫をペットホテルに預ける際にはいくつかの注意点があります。

東京都獣医師会が発表している『新型コロナウイルスに感染した人が飼っているペットを預かるために知っておきたいこと』から、その方法や注意点を確認してみましょう!

愛猫を『洗う、または消毒してから』預けて!

界面活性剤でウイルスは死滅するため、東京都獣医師は新型コロナ感染者のペットを預ける際にはなるべく『シャンプー』をすることを呼びかけています。

シャンプーが難しい場合は、クロルヘキシジン水0.05%(ヒビテン液、ヘキザック液など)、次亜塩素酸水(0.02%)などで体を拭いても効果的とも。その際にはエリザベスカラーを装着して猫が舐めないように注意してください。

ペットホテルなどに預ける前にシャンプー、滅菌を行う場合はマスクや手袋などを着用し、シャンプー後は殺菌済みのクレートへ入れなるべく室外に移動させてください。

また、前述した次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム液は全くの別物です。次亜塩素酸ナトリウム液は、強いアルカリのため体に使ってはいけません。間違えないよう注意しましょう!

送迎は感染者、その濃厚接触者は避ける

ペットホテルへの送迎に関しては、感染者、及び濃厚接触者は避けましょう。送迎サービスを行っているペットホテルもありますし、事前に事情を説明すれば対応してもらえる場合もあります。どうしてもペットホテルによる送迎が難しい場合は、送迎のみペットシッターにお願いするのも一つの手です。

受け渡しについては時間指定により、ヒト同士の接触を避けることが基本です。家の前にクレートを置いて引き取ってもらえるように打ち合わせしておくのが良いでしょう。

事前にしっかり事情を説明して!

飼い主さんが新型コロナに感染してしまった場合、まずはペットホテルやペットシッターなどに協力を仰ぎましょう。その際はしっかりと自身の感染、リスク回避のために講じる対策について説明し、打ち合わせすることが大切です。

ただ、ペットホテルの規模や受け入れ体制が整っていないなどの事情で受け入れが難しい場合も考えられます。しかし、飼い主とペットを救済するためのプロジェクトが発足されるなど、『コロナ感染者とそのペットを助けたい』と考えている人々は多く存在することを忘れないでください。

飼い主が新型コロナに感染した場合にペットを救済するためのプロジェクトについては、『飼い主が新型コロナに感染したら愛猫はどうする?』記事をご確認ください。

まとめ

マスクをした女性と猫

現時点では、日本国内でのペットの感染は報告されていません。そのため、情報が少なく余計に不安は大きくなるばかりですよね。しかし、飼い主やペットを救済するために日々活動されている方々は多く存在します。今は冷静に情報を待ちましょう。

また、万が一新型コロナに感染してしまった場合も冷静に対処すること、またひとりで抱え込まず助けを求めることを忘れないでください。コロナ感染者は加害者ではありません。落ち着いて愛猫を守るためにできることをやっていきましょう!


文:ayano

スポンサーリンク