猫がフードを数粒残すのはどうして?6つの理由

猫がフードを数粒残すのはどうして?6つの理由

猫はガツガツ食欲もあってキャットフードを食べるのになぜか突然止めて「数粒だけ残す」ということがありますよね。「どうして?」と飼い主さんも疑問に思ってしまいそうですが、この数粒だけ残すことにはいくつかの理由が考えられるようです。その理由についてご紹介させていただきます。

猫がキャットフードを数粒だけ残す理由は?

オレンジの器でご飯を食べている猫

猫って食欲がないわけではないのに、なぜか1粒2粒だけキャットフードを残すことがありますよね。たった数粒だけ残すので「食べるのが下手なのかな?」「見えていないのかな?」などと疑問に思ってしまいがちですが、実は意外な理由があるようです。その理由についてご紹介させていただきます。

1. 野生の本能が関係しているから

缶詰のキャットフードを噛んでいる猫

なぜか美味しそうにキャットフードを勢い良く食べていたのに、突然食べるのを止めてしまって「数粒だけ残す」ということがありますよね。これは驚くべきことに「野生本能」が関係していることがあります。

猫は大昔、自分でネズミや鳥などの小動物の獲物を見つけ、それを狩猟して捕食しなくては生き抜くことはできませんでした。うまく獲物を捕獲できることもあれば、ありつけないこともあったのです。その名残から「一度に全てを食べてしまわずに、ちょっとだけ置いておこう」と数回に分けて少量ずつ食べます。

これは現在でもつづいており、猫は1日3食と決まらずに少量ずつ食べるのです。あとで食べよう!と大切に置いているということだったのですね。

2. もうお腹が満腹になって食べられないから

口の周りをなめて上を見る猫

人間でも美味しい食べ物をたくさん食べていると、途中でお腹がふくれて「ごちそうさま」と残してしまうこともありますよね。猫もこれと同様で、体が小さいだけに胃袋も小さいので、年齢の適正量よりも少し多く入れてしまったりすると「もう食べられない」と残してしまうことがあります。

数粒だけ残す猫は成猫に多く、子猫の場合は自分の限度をまだ知らないことから食べすぎて、そのまま餌をすぐに吐いてしまうこともあるようです。

3. いつもと餌が違って困惑しているから

ご飯が入った器の横で伏せている猫

猫は神経質な生き物です。「たまには違う味も入れてあげよう」といつもと違う餌をお皿に入れると「今日は何だか味がちがうな...?」と困惑をしながら食べます。そして、美味しい場合には完食をしてくれることもありますが、「ん〜何だかな...」とまだ警戒心があると途中で止めて、数粒残してしまうこともあるようです。

しかし、ここまでキャットフードを食べるということは、嫌いではないということなので、また次回も食べてくれるでしょう。

4. いつもとお皿が違って困惑しているから

子猫と餌いれ

猫によっては、いつも決まったお皿で食事で食べていることもありますよね。しかし、洗い物ができていなかったりすると、いつもと違うお皿にキャットフードを入れて与えてしまうこともあると思います。

しかし、お皿の形や色、匂い、素材が違ったりすると猫はそれに勘付いて「何でだろう」と警戒をしながら食べることがあります。このようなときには、数粒残してしまうこともあるようです。

5. 他のキャットフードが食べたいから

席に着く猫とテーブルの上のミルクと魚

猫は人間と同じように、「いつも一緒のキャットフード」ばかりだと飽きてしまい、数粒残すことがあります。また、飼い主さんがキャットフードを残していることを心配して「数粒残す=違う餌を入れる」ということを繰り返していると、猫も餌を残せば違うキャットフードがもらえると学習をします。

これを繰り返してしまうと、違うキャットフードが食べたくなると、このような行動をとるようになってしまうことがあるようです。

6. キャットフードを入れ過ぎだから

器からこぼれるほど入れられたキャットフード

飼い主さんはきちんと猫の年齢に合った、適正量のキャットフードを入れていますか?あまり気にせずに「食欲旺盛だから」とたくさん入れてしまっていると、お腹がふくれた猫は数粒だけ残してしまうこともあります。

また、高齢の猫であると食が細くなってきますので、「年齢に合ったキャットフード」を選んで年齢にあった量を与えるようにしてあげましょう。

まとめ

フードが少し残った器に手を入れる猫

猫が数粒だけキャットフードを残すのは「あとで食べよう♪」と楽しみに置いていることもあります。また、その他にも「お腹がふくれたから」「キャットフードが違うから」「お皿が違うから」「他のキャットフードが食べたいから」「キャットフードを入れ過ぎだから」などという理由が考えられます。

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