気付いてあげて!猫が『ストレス』を感じるシチュエーション10選

気付いてあげて!猫が『ストレス』を感じるシチュエーション10選

のほほんとしているように見える猫ですが、意外と繊細な生き物です。それ故、飼い主さんが思っている以上に、ストレスを感じているケースもあるのです。猫はどんな時、ストレスを感じやすいのでしょうか?そのシチュエーションを、ご紹介します。

こんなシチュエーションには要注意!

要注意

猫は、こんなシチュエーションにストレスを感じます。

1.他の猫の存在

他の猫

基本猫は、単独行動の動物です。しかも縄張りを持つので、その縄張りに他の猫が入り込んでくることは、多大なストレスに感じるのです。

室内飼いの猫の場合、家の中が縄張りです。そのテリトリー内に新しい猫が来た場合、ストレスを感じない猫はほとんどいないでしょう。初めは警戒し、馴れるまでは威嚇することもあるでしょう。

馴れてくれば受け入れてくれることも多いのですが、やはり猫も、ソリが合う猫と合わない猫がいます。どうしてもソリが合わない猫とは仲良くできず、それがストレスとなって猫に降りかかります。

猫同士それが良く分かっていて、大抵はお互いに顔を合わせないように暮らしていくようですが、どうしても激しい喧嘩になってしまう、という場合は一時隔離し、ゆっくりと時間をかけて馴らしていくようにしましょう。

2.騒音

騒音

大きな音は、猫が苦手とします。突然響き渡る大きな音を聞くと、大抵の猫は何事かと身を低くし、警戒します。びっくりして目がまん丸になる場合も。

たまにお皿やお鍋などを飼い主さんが落としてしまい、猫を驚かせてしまうのは仕方ないと思いますが、騒音レベルの大きな音がしょっちゅう鳴り響く環境は、猫が住むにふさわしいとは言えません。なるべく静かな環境で過ごせるよう、気をつけてあげましょう。

3.大幅な環境の変化

環境

猫は周囲の環境が変わるのに、ストレスを感じる動物です。大幅な模様替えや引越しなどは、猫がストレスを感じてしまうでしょう。

模様替えをする場合は猫を戸惑わせないように少しずつ変えて行くようにし、引越し先も猫が早く慣れられるように、まずは1部屋から始めて徐々に行動範囲を増やしていけるようにしてあげましょう。引越し先の新居に、フェリウェイというホルモン製品をスプレーしておくのも、オススメです。

飼い主さんの都合で、どうしても猫がいる環境を変えなければいけない場合は、なるべくストレスを軽減させてあげるような工夫が必要です。

4.来客

来客

来客に、ストレスを感じる猫も多いです。基本的に人見知りな猫が多い為、知らない人がテリトリーである家に入ってくると、それはそれは驚きます。侵入者が猫ならば威嚇して撃退することもできるでしょうが、体の大きな人間、しかも飼い主さんが呼んだ人となればそうも行きません。

隠れる猫、逃げ惑う猫、平然と迎える猫、その反応は様々です。中には人見知りをしない猫もいますので、そういう場合は問題ありませんが、猫を来客に見せたいが為に必死で隠れているところを無理に引っ張り出さないようにしてあげてください。

余計ストレスを感じて、体調を崩してしまうかもしれません。来客はなるべく呼ばないのが猫にとっては1番ですが、そうすると今度は飼い主さんの方にストレスが溜まってしまうかもしれませんので、来客時は猫のペースで動けるよう、放っておくのが1番でしょう。

5.トイレが不潔

トイレ

猫はトイレが汚いのを嫌います。特に、固形物があるのを嫌いますので、猫が用を足した後は、なるべく早めに掃除してあげましょう。

留守が多くてマメに掃除できない、という場合は、トイレを多めに用意しておく、自動式トイレを導入するなどの方法があります。

トイレが汚いおかげで我慢して病気になったり、粗相して家を汚してしまったりすることがありますので、トイレ問題は無視できません。

6.長期間の留守番

留守番

旅行や出張など、数日間飼い主さんが家を開けることがあるでしょう。数日程度なら、誰かお世話をしてくれる人をお願いしておけば、猫は上手にお留守番ができます。

ですがこれが数週間~数ヶ月となってくると、話は別です。いつもいる飼い主さんがいない=環境が変わる、という猫が苦手な状況になる為、ストレスを感じやすいです。

出かける前に猫にきちんと、「どこどこへどのくらい行ってくる。」と説明しておくと良い、という話がありますが、本当に有効かどうかは分かりません。帰宅すると猫にそっけなくされるかもしれませんが、それを覚悟で出かけましょう。

ペット用のカメラを設置して、猫の様子をチェックしたり、飼い主さんが呼びかけたりすると、また猫の様子も変わってくるかもしれませんね。

7.構われすぎ

構う

猫は決して、飼い主さんとのコミュニケーションを嫌う動物ではないのですが、そのタイミングや量は、猫次第です。猫が気乗りしなければ、いくら飼い主さんがコミュニケーションを取りたくても、冷たくされるだけでしょう。

逆に猫が「構って~!」と近寄ってきた時は、チャンスです。思いっきりナデナデして、構ってあげてください。ただし、猫が満足すれば今度は「止めて!」と怒られることも。それでも止めないと猫のストレスになるばかりか、手痛い猫パンチが飛んでくるかもしれません。十分お気をつけください。

8.十分な運動ができない

運動

活発な猫や体力の有り余る若い猫にとって、運動ができないのはストレスになります。家の中だけの生活はどうしても刺激が不足しがちで、運動ができる範囲も限られています。

ご飯も飼い主さんから満足できる量をもらえるので、狩りをする必要もありません。すると運動したくてもできない状態となるので、ストレスになってしまうのです。

猫が好む上下運動ができるよう、ジャンプが必要な高さのキャットタワーを用意するのはもちろん、飼い主さんが毎日、数分でも良いので遊んであげると良いでしょう。

猫と遊ぶのは飼い主さんも楽しいですし、猫の驚異的な身体能力を目の当たりにすることができ、ビックリさせられることもあるでしょう。

遊び好きな猫は遊びをせがんでくることもあるでしょうから、なるべく応じてあげると、猫のストレス解消に繋がるでしょう。

9.移動

移動

車や電車、飛行機での移動は、猫にとってストレスです。ずっとにゃ~にゃ~鳴く場合もあるでしょう。病院の受診や引越しなど、どうしても仕方ない場合もありますので、なるべく猫のストレスを軽減できるよう、考えてあげてください。

10.病院

病院

病院に行くのが大っ嫌いな猫も多いです。病院に連れて行かれると察すると、隠れる猫も。だからと言って心配な症状があるのに、放っておく訳にも行きません。

前述したフェリウェイを使うのも良いですし、受診後におやつを与えるなどして、猫の恐怖心を緩和してあげましょう。

まとめ

まとめ

猫は人以上に繊細で、強いストレスを感じると、それがすぐ体に出てきます。ストレスで体調を崩すことは、珍しくありません。そう思って、猫にあまりストレスを感じさせないよう、注意してくださいね!

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