猫にとっては迷惑な『8つの飼い方』

猫にとっては迷惑な『8つの飼い方』

猫が可愛いからと言ってやってしまいがちな事がいくつかあるのですが、それが猫の迷惑となる場合があります。飼い主さん側の視点だけで見るのではなく、少し立ち止まって、猫の視点から見て考えてみましょう。どんな事が、猫に迷惑となるのでしょう?

こんな飼い方は迷惑だにゃ!

迷惑

猫の迷惑になりがちな行為、こんなのがあります。

1.来客に無理やり見せる

来客

可愛い猫を来客に見せたいのは分かりますが、人懐こい猫ならまだしも、人見知りで一生懸命隠れている猫を無理やり引っ張り出し、見せようとするのは猫にとっては迷惑となります。下手をすると恐怖を感じてストレスになってしまうことも。

来客時には猫をそっとしておき、猫のペースで近づいてくるのを待ちましょう。猫によっては来客が帰るまで出てこない場合もありますが、それはそれで仕方ありません。どうしても見せたい場合は日頃から猫の写真や動画をたくさん撮っておき、それを見せるようにすれば猫にストレスがかからずに済みます。猫に負担をかけないように、気をつけてあげましょう。

2.洋服を着せる

洋服

猫用の様々な洋服や被り物がありますが、必要もないのに着せたり被せたりするのは、迷惑となってしまうでしょう。もちろん、術後や病気などのため、必要な場合は着せた方が良いですが、そうでなければ極力、猫の体に何かを着けるのは避けた方が良さそうです。

可愛い写真を撮りたい場合は極力短時間にして、猫がストレスを感じないように気をつけてあげてください。猫が嫌がる時は、無理に着せないようにしましょう。また、猫が嫌がっていなくても、長時間着せる事は良くありませんので、なるべくすぐに脱がせるようにしてあげてください。

3.全く構わない

構わない

猫は比較的自立している生き物ですが、だからと言って全く構ってあげないのも問題です。寂しさを感じてストレスになってしまう場合もあります。最近の研究で、適度な飼い主さんとのコミュニケーションは猫にも必要なことが分かっています。特に猫が構って欲しいと近寄ってきた時は、たくさん可愛がってあげてください。

また、留守番が得意な猫もいますが、そうでない猫もいます。猫の性格を良く見極めて、留守番があまり得意ではない猫を長時間留守番させる場合は、帰宅した時にたっぷりと、可愛がってあげましょう。

4.構いすぎ

構う

全く構わないのも問題ですが、構いすぎも、猫の迷惑となります。猫はある程度構って貰って満足すると、1人の世界に入りたがります。猫のペースを乱さないように、構いすぎに注意しましょう。

猫が嫌な時は、耳を伏せたりしっぽをバタバタ振ったりします。そのようなサインが見られたら猫を解放して、自由にさせてあげてください。1人の時間を十分満喫したらまた、「構って〜!」と寄ってくることでしょう。その時にまた、たくさん構ってあげれば良いのです。

5.外に出す

外

完全室内飼いの猫が増えていますが、全く外に出さないのも可哀想と思い、外に出すのは迷惑となります。外は猫にとって、大変危険な世界です。いつ他の猫と喧嘩になるか分かりませんし、車に轢かれたり、カラスなどに襲われたりする可能性もあります。

外で大変な思いをしてきた猫は、外に出たがらないようになる場合もあります。それだけ、外の世界は猫にとっては危険なのです。ですから、飼い主さんの勝手な判断で外に出すのは、やめましょう。

どうしても外の空気を吸わせたければ、絶対に逃げないよう注意しながら、ベランダなどに出してあげましょう。もちろん、飼い主さんの監視付きで。その際、ハトのフンがあるとクリプトコッカスに感染する可能性がありますので、キレイに掃除してから、猫を出すようにしてください。

6.食べさせすぎ

食べさせる

可愛くおねだりされてついつい、ご飯やおやつを与えてしまう…その結果、猫が肥満に…こうなると、猫が病気にかかりやすくなるので、とても迷惑をかけてしまいます。可愛いが故に食べ物のあげすぎには、注意しなければいけないのです。

1日に与える量を決めて、時間も決めて与えるのが理想です。ただ、猫によってちょこちょこと食べるのを好む場合もありますので、猫の好みに合わせてあげてください。おやつを与えたら、その分のカロリーは食事から差し引くようにしましょう。適度な運動をさせて、肥満を防ぐことも大切です。

7.過保護

過保護

猫は基本的に、自分でできる事はする動物です。老猫になって体が動きづらくなっても、です。老猫だからと言って必要以上に手をかけてしまうと、逆に猫の体の機能を衰えさせてしまうことにもなりかねません。

トイレや水場は猫が寝ている場所の近くに移動するようにして、猫が自分で動けるうちは飼い主さんが連れていく必要はありません。過保護にならないよう、気をつけてあげましょう。

8.小さな犬扱いする

小さな犬

猫は小さな犬ではありません。犬のように扱おうとするのは、無理です。猫にとって飼い主さんはご主人ではなく、対等な立場の相手なのです。ですから、猫を従わせようとするのは、とても無理があるのです。そのような扱いを受けた猫は、ストレスを溜めてしまうでしょう。

まとめ

まとめ

猫には猫の、快適な暮らしというものがあります。それを邪魔する権利は、たとえ飼い主さんと言えども、ないのではないでしょうか?猫を尊重しながら一緒に暮らしていくのは、大切な事です。人の都合を押し付けないよう、注意していきたいですね。

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